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「おい家光、お前の相手はオレにチェンジだ。…同盟を破棄したからには加減しねーぞ」
「うむ。お前と戦うとなると全力を出さんと命を持ってかれるな」
ピリピリとした殺気が辺りを支配する。
…さすがリボーンと家光さん。私たちの何百倍もの修羅場をかいくぐってきた人たちだ。
肌を刺すような殺気に思わず息を飲んでいた。
ツナは大人のリボーンを新しい代理と勘違いしていたが、リボーンは否定することなく「目と耳をかっぽじっとけよ、ツナ」と、どこまでも先生の姿勢を崩さない。
「一度しかやらねーし、一度しか言わねーからな」
「(なんだこの人…?オレに何を…?でも何か…聞きなれた感じがするのはなぜだ…?)」
「お前に足りねーもんを2つ教えてやる」
レッスン1、とリボーンは地面に銃を撃つと、…ツナのところに移動した。
――まずは認めろ、家光を、と。
今まで家にいなかった家光さん。そのせいでツナは家光さんをお父さんだとは認めていなかった。
知らず知らずの内に自分の方ができるという驕りをもち、…ナメてかかっていた。
でも、家光さんはナメてかかってなんとかできる相手ではない。なぜなら、
「あの男はお前の100倍修羅場をかいくぐり、お前の100倍家族のために戦ってきた超のつく強者だ」
「(…、父さんが?)」
「オレには劣るがな」
赤ん坊の姿の時と同様にツナの顎を蹴り上げて、家光さんへと向かっていく。
痛い、と転げまわるツナに関係なくリボーンはレッスン2を伝える。
――死ぬ気、だと。
最近のツナは自分の能力に甘えて本当の死ぬ気を忘れている。
本当の死ぬ気というのは、体がぶっ壊れようと食らいつく覚悟だ、と。
言葉通り、家光さんに動きを封じられてもリボーンは肩の関節を外して家光さんに頭突きする。
そして、家光さんの頸動脈を狙って…最初に撃った弾が地中から出てきた。
銃弾を避けるため、家光さんの体制が崩れた瞬間を狙って、リボーンは家光さんを蹴り飛ばす。
…さすが、リボーン。
このままでは家光さんが負ける、とラルが立ち上がったが、コロネロがその体を止めた。
「いいな、ツナ。家光を認めろ、体が壊れようと食らいつけ」
リボーンは外した関節をもとに戻してそうツナに教えた。
ツナが「あの人、メチャクチャ強い…」と感嘆交じりに呟くと、リボーンは岩陰へと飛び移る。
……次はお前の番だぞ、と言い残して。
そしてすぐに同じ岩陰から姿を現したのは、赤ん坊の姿のリボーン。
これでもうバレただろう、と誰もが思ったのだが…さすがツナ。
「リボーン、お前…もしかして……――スーツの男の人見なかった!?」
「見てねぇ」
「あははっ!!さすがだね、ツナ!!」
「これでも気付かんのか!!」
「やつの目はどーなってる!」
ツナの鈍感さには笑うしかない。
家光さんは笑いながら立ち上がると「あの男の言ったことは理解できたのか?」とスーツについた泥を払いながら聞いた。
家光さんの質問に答えることなく、リボーンはツナに「行ってこい」と背中を押す。
頭で考えるな、体で覚えろ。それがリボーンの指導方針の一つだ。
えぇ!?と戸惑うツナを「グズグズすんな」と再び顎を蹴り上げて、ツナを家光さんのところへと行かせる。
ツナは……きっとリボーンの言葉をすべて受け入れただろう。
その証拠にツナが再び家光さんに向かっていったが、むやみには突っ込まず呼吸をずらそうとしていた。
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