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―――けど、言いようのない寒気が背中を襲う。
何っ…!?すごく…すごく嫌な予感がする…っ!!
“ミチル…”
「えっ…だ、れ…?」
“君も……ぼ…一緒に……ぶ、…そ…”
「え…?なに…?…っなんて…」
“一緒…に…そうすれば、君を……”
――違う…!!これは、聞こえてきているんじゃない…!これは……っ
「美瑠…っ美瑠!!」
「…ッ!!あ…リ、ボーン…」
「大丈夫か?顔色が真っ青だぞ。それに…無意識に、月の力が漏れてた」
「あ…うそ……」
リボーンに言われて初めて自分が力を使っていたのだと気付く。
…こんなこと…今までなかったのに……
怖くて、自分の腕をぎゅっと握りしめていると、…時計からチェッカーフェイスの声が聞こえてくる。
今日の戦績発表があり、ユニちゃんのチームと…まさかの風さんのチームが脱落している。
つまり、恭弥が負けたってこと…!?でも、さっき話をした時には声は元気そうで…っ
「ディーノからの連絡によるとヒバリは戦闘終了後にもっと戦いたくなって自分でボスウォッチを壊したらしいぞ」
「雲雀さんっぽいっちゃ雲雀さんっぽいけど!」
「あはは…恭弥らしいね…」
先ほどまで震えていた体が恭弥らしいエピソードを聞いて少しだけ収まる。
苦笑していると、何故か今まで話にあがらなかったはずのスカルチームの話になる。
しかも、スカルチームが全滅したと。…でも、数字上ではスカルチームは一人も負けていない。
それなのに全滅って…?と首を傾げていると映像に映し出されたのは――復讐者。
しかも、一緒に映っている復讐者の中に、透明なおしゃぶりの赤ん坊もいた。
彼の名前は、バミューダ・フォン・ヴェッケンシュタイン。
かつては最も優秀なアルコバレーノだった男だという。
でも、私たちはこの赤ん坊を見たことがある。…プリーモさまの記憶に出ていた、アルコバレーノ。
チェッカーフェイスはちょっとした手違いから今もアルコバレーノの呪いを受けているという。
どうやらバミューダはスカルチームを全滅させて…スカルの持っていた時計を奪ったらしい。
時計を壊さずに時計を奪ったということは…彼の目的はただ一つ。
「我々は第8のチームとして代理戦争に参加する」
「そんなことって…っ」
「――美瑠君」
「…っ、」
「君は…こちら側につかないかい?」
「え……私…?」
「あぁ。君も僕と…同じ痛みを共有しているはずだよ。――“ねぇ、ミチル…”」
「…っ!?」
重なった声に、私は思わず息を止めていた。
血の気が引いていくような感覚……目の前の彼が怖くなって、体が再び震え始めた。
誰……あなたは、誰なの…っ!!どうして…っどうして、私の…!
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