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「リボーン、…あの…」

「…悪りぃ、どうした?」

「……、…実は…、…っ待って、あの炎ッ…!」

「…!ツナたちだ!」



武の家の近くで感じる死ぬ気の炎の揺らめきに、慌てて二人で駆け出す。

道路に飛び出すとそこにはツナたちと…復讐者が戦っている姿があった。
お前たち!!とリボーンが声をかけたとたん、復讐者は「撤退する」と言って姿をくらませる。

ツナたちの話では突然襲ってきたという。…しかも、バトラーウォッチなしで。

場外乱闘じゃない、と眉を顰めていると「リボーン、美瑠」と後ろから声をかけられる。



「風さん…!」

「これは一体…何があったんですか?」

「復讐者だ。…風、オレは家光たちの様子も見てくる。あそこにはママンやビアンキたちもいるからな。風、頼めるか」

「いいでしょう。美瑠は?」

「私も行ってきます!」



フェニちゃんを呼び出して、飛んでツナの家まで急ぐ。
やっぱりツナたちと同じようにツナの家が傷ついていて、慌てて飛び降りると家光さんが庭で血だらけで倒れていた。



「家光さん…!」

「美瑠か…」

「動かないで…!私が止血します!奈々さんも怪我を…っ?」

「パパンの血を浴びてショックで気絶してしまったわ…何でママンがこんなつらい目に遭わなきゃならないの。
お願い!ママンが目を覚ましてもこの出来事は夢だったことにしてあげて!」

「ビアンキの言うとおりだな。ママンだけは何があっても絶対に戦いに巻き込んじゃならねぇ」

「リボーン…お前のチーム…ツナたちは?」



晴れの炎を灯して血が出ているところを止血しながら手に力をこめる。

家光さんも辛いはずなのに…息子であるツナを心配するところは、やはり父親だ。
大丈夫だ、と笑うリボーンに家光さんは安心したように息をついた。



「しっかし門外顧問のくせに情けねー姿だな。超カッコワリーぞ!」

「違うんです、リボーン殿!!復讐者が卑怯な手さえ使わなければ親方様は…」

「やめろ、バジル…ボスウォッチをやられたのは、すべて…俺の責任だ…」



どうやらコロネロは自分の呪いを解くためではなく、ラルの呪いを解くためにチェデフにお願いしたらしい。
…家光さんのボスウォッチが壊れたことで、アルコバレーノで残っているチームはリボーンとマーモンとヴェルデさんの3チーム。

リボーンが言うには、マーモンもヴェルデさんの代理もダメージが大きいらしい。

この状態でバミューダ率いる復讐者と戦うなんて……



「リボーン、俺のことはしばらくツナには黙っておいてくれないか?」

「…!」

「今、あいつの集中を妨げたくない」

「…わかった」



家光さんのお腹の傷が大体ふさがり、出血も止まる。

よかった、と息をつき、立ち上がろうとしたが…突然目の前が真っ暗になり、体から力が抜ける。
遠くで「美瑠!!」「美瑠殿!!」と慌てたように私の名前を呼ぶ声がしたけど、私の意識は奥へと沈んでいた。


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