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真っ白で消毒の匂いが染みついた部屋。
そんなところにオレ…沢田綱吉はいて、こんなところで誕生日を迎えることになった。
こんなことになった原因はもちろんオレの最悪最強(恐)の家庭教師様のせいだ。
自分の誕生日会で何かしないと殺されるっていうときにネタ無しマジックを死ぬ気でさせられて、お陰で骨折だらけになったオレは即入院。
結局は病院という静かな場所で誕生日を過ごしていた。
誰もこないし……今年も母さんと二人かな。
―――コンコン。
そう考えている矢先、誰かがドアを叩いたのが聞こえて母さんかな?と首を傾げる。
多分着替えを持ってきてくれたんだと思うんだけど……
「どうぞ」
「失礼します。お誕生日おめでとう!ツナ」
「…!美瑠ちゃん!」
「オレらもいますよ、十代目!」
「お誕生日おめでとう、ツナ君!」
「獄寺君に山本…それに京子ちゃんにハルも!」
ドアの向こうには美瑠ちゃん、それに山本に獄寺君。
しかも京子ちゃんにハル、ランボにイーピンも…みんなが来ていた。
狭い一人部屋にみんなが入ってきて急ににぎやかになる。
どうしたの!?と尋ねれば美瑠ちゃんは可笑しそうに笑って、
「もちろん、みんなツナの誕生日をお祝いしにきたんだよ!」
昨日はリボーンだったからね、と。
そう言って少し大きめのホールケーキを机の上に置いてくれた。
真っ白な生クリームがたっぷり乗ったショートケーキ。
でもどこか手作り感があるのは、もしかして……
「これ……」
「美瑠ちゃんとハルちゃん、私の三人で作ったんだよ!」
ね、と京子ちゃん達が顔を見合わせて頷き合う。
じゃあ……このケーキはオレのため、に…?
そう思ったら涙がこみ上げてきそうになって、誤魔化すために一生懸命笑う。
哀しいから出るんじゃない。…すごく、すごく嬉しかったから。
こんなに幸せすぎる誕生日ってないんじゃないかな……
オレらも色々買ってきたんだぜ!とプレゼントを渡してくる山本。
美瑠ちゃんが切り分けてくれて、ケーキケーキ!と騒ぐランボ。
ハルと京子ちゃんがお皿を出してくれて、リボーンがエスプレッソをどこからか持ち出して。
にぎやかな中、オレって幸せだって心から思えた。
『お誕生日おめでとう!ツナ(君)!』
「…ありがとう!」
心からの祝福。
心からの感謝を、君に。
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