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「…美瑠…もう一度、キスしていい?」
「え…?」
「さっきのキスはなかったことにならないけど…もう一度、ファーストキスをやり直したいんだ。
美瑠のこと、大切だから……あんなの美瑠のファーストキスにしたくない」
ダメ、かな…?
そう尋ねれば、美瑠は少しだけ目を丸くして。
…けど、次第に顔を赤くして僕に精一杯抱きついてきてくれた。
「ダメじゃ、ないよ…」
ほんの小さな声だったけど、確かにそう応えてくれて。
少し体を離してそっと美瑠の頬に手を添えて軽く目を合わせれば、どちらともなく目を瞑り。
ゆっくり、ゆっくり顔を近づけて…さっきのとは違う、触れるだけのキスをする。
美瑠の唇の柔らかさが伝わって、それだけでドキドキした。
余韻をひくように唇を離せば、美瑠の伏し目がちな黒目と視線がぶつかる。
恥ずかしそうにはにかむ美瑠に僕も小さく笑って、好きだよ、と囁く。
そして再び優しく、優しく二回目のキスを交わした。
私もだよ、という美瑠の甘い言葉と共に……
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