7
〜おまけ〜
「ん?」
「イーピン?」
お仕事が終わって二人で帰っているとイーピンが恭弥に箱を差し出してきた。
そのことにイーピンの気持ちを思い出す。
少しだけ心が痛んだけれど、イーピンの気持ちがすごくわかるから、痛むと同時に温かくなった。
「僕に、かい?」
「是」
「僕は……」
「恭弥、もらってあげて?」
イーピンも女の子。
私と一緒の男の人が好きだってわかるから。
「イーピンは可愛いね」
「謝謝!」
美瑠がニコリと笑って女の子の頭をなでる。
女の子は嬉しそうに顔を赤くしながらお礼を言った。
僕はその子から箱を受け取ると女の子は走ってどっかへ行ってしまった。
「よかったね、恭弥」
「美瑠からのチョコが一番嬉しいけどね」
イーピンからもらったチョコを見て二人で微笑みあう。
来年も、あげるねって呟いて。
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