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シャワーを浴びてお風呂場を出るとリボーンが優雅に足を組んでソファーに座っていた。
こう見ると…悔しいけれどリボーンは絵になる。
パタン、とドアをわざと音を立てて出ればリボーンの視線が私に向いた。




「出たか」

「うん」




なんだか私は、リボーンにお世話になりっぱなしじゃない?

なんてそんな思いがふつふつと浮かぶ。
だからといってお礼なんて、もう言い尽くしてしまったし。

こそっとリボーンを見るとバチリ、と目が合ってしまう。
まるで……今までリボーンが私を見ていて、私があわせてしまったよう、な。
その考えにハッとしてとっさに目を逸らそうとしたけれどそれこそなんだか気まずくて。
そのまま見つめているとスッとリボーンは立ち上がって私の前に立つ。

その間も、一度も目を離さず。
真っ黒な目が私に瞬きさえ、許さない。




「好きな女に優しくするのは当然だ。
だから、気にするな。お前らしくねぇからやめとけ」

「…何、それ」

「お前らしくいろって言ってんだ」




優しく、そして強引に私の手首を掴んで、そのまま壁に縫いつけられる。
トンッと壁が私の背中にあたり、目の前にはまっすぐと見つめるリボーン。

ぎゅっと手首を掴む力が、強まる。




「リ、…んっ」




まるで発言は許さない、とばかりにリボーンは口付けてくる。
深く、深く、甘く、舌を絡めるリボーンに応えることは、できない。
ただ私はその口づけを受け入れるだけ。
でもいつも以上に激しいそれに息が続かず初めてもうやめて、とシャツを握った。
リボーンはわかってくれたのかすぐに唇を離してくれたけど力が入らなくてカクン、と崩れ落ちる。
その前にリボーンが受け止めてくれたけれど。

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