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ふー、と息をついて改めてご飯を手に焼き鮭を食べ始める。
もぐもぐ、と静かに食べていればどこからか騒がしい声が。

あぁもう。もう少し待って。後少しで食べ終わるから。
食事くらいゆっくりさせてよ。

…なんて願いも虚しくバンッという音とともに私の部屋のドアが開かれる。




「もう少し静かに入ってきて」

「ししっ、オレ王子だから知らない」

「だからダメなんですよー堕王子」

「誰が堕王子だっ」




スパンッと投げられるナイフと同時に私も銃を抜いて軽く銃弾を当ててはじき飛ばす。

危ない危ない。
後少しで私の部屋にナイフが突き刺さるところだった。

かちゃり、と安全装置を外したままその場に置いて、ぽりぽり、とぬか漬けを口に入れる。
その様子にベルと…この前ヴァリアーに拉致されて無理矢理幹部にさせられたフランが
ありえねぇ、というように私を見つめていた。
何、そのひき方。失礼ね。こんなこと、別に驚くことでもないでしょうに。




「なんですかー今の」

「んーこの漬け物美味しい」

「や、そうじゃねぇだろ」

「あぁ、今のは私の部屋を守っただけ」

「…やっぱりただ者じゃないですねー」




ぱくり、と最後の一切れを食べ終わり、行儀良く手を合わせて「ご馳走様」と呟く。

はぁ…やっとお腹が落ち着いた。
後でシェフに美味しかったって伝えておかないとね。

ようやく彼らに向き直り、私お気に入りのソファーに身を沈める。

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