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「で、何の用?」

「ん。実は頼みがあってさ」

「頼み?…私にするのは筋違いでしょう。貴方達のボスに言って」

「違いますよーミー達は翠徠さんをヴァリアーに勧誘しにきたんですー」

「無理。嫌。帰れ」

「ししっ!すげー嫌われようだな、オレら」

「オレら、じゃなくてオレ、だけですよー」




なんだとバカガエル、と再び喧嘩というかじゃれ合いが始まる。
…本当、何のためにきたんだかわからない。
喧嘩するなら他のところでしてほしいんだけど、と思いつつ危険が及ばない程度の距離からそのじゃれあいを眺めた。
見ているだけなら面白いから、この子達。
でもこうやってぼんやり見ているのは時間の無駄かも。

溜息をついて仕事をするためにパソコンへ向かう。
普段なら家の人間以外がいるところで開かないけど…どうせベル達は見ないし。
それに見たら私やこの家の全員から殺されることくらいわかってるだろう。
パソコンを起動させようとするのと同時に再び内線が繋がる。

今度は何…?スクアーロでもきた?それともボス自らの勧誘?
……どちらにしろつまらないことなら無視だ。




「はい。どうしたの?」

『大変です、お嬢。実はボンゴレが…』

「今度はスク?XANXUS?」

『いえ、違います。嵐の守護者と雨の守護者が…』

「…!今すぐ行く。その場で待たせて。
後、みんなは手を出さないで。帰ってきたら説明するから」

『了解』




まさか、こんなに早いなんて……

ベル達がいるけど急いで黒スーツに着替えて髪を整える。
やっと私が急ぎ始めたことに気がついたのかベルとフランの視線が私に向いた。

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