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任務を終えてシャワーを浴び、報告書を作ってボンゴレの屋敷の中を歩く。
終わったことを報告するのを忘れていたからきっと綱吉は怒っているだろう。

…それとも、心配…ないな、それは。

即座に否定して皺にならないように報告書を持ち直す。
早く報告書を出して早く寝たい、というのが本音だ。
フリーだったら別に報告書なんていらなかったのに……
昔は簡単な報告だけをパソコンに書き込んで、終わり、だった。
それが今はボンゴレ専属になったばっかりにこんな紙切れを出さないといけないなんて。

元々縛られることが嫌いな私にとってはただの苦痛ね…

はぁ、と一瞬だけ疲れから出た溜息をついた瞬間、




「……―――っ」




ぐいっと力強く腕を掴まれたかと思えば部屋に連れ込まれ、そのまま乱暴に口付けられる。
ダンッと勢いで思いっきり背中を壁に押し付けられ、打ち付けた背中がズキリ、と痛んだ。
でも目の前でキスをしてくる彼はそんなの関係ないとばかりに舌を絡ませてくる。

舐めて、吸って、なぞりあげて。

その巧みな舌使いに私は翻弄させられるばかり。
でもこんな乱暴、私が許すはず、ない。




「やめ…っんっ、リボーンッ…!」

「…何でだ?」




ちゅ、と甘いリップ音を立てて唇を離し、私を真っ直ぐ見つめる。

その目には怒りと嫉妬と、悲しみ、と。
熱を帯びた、目があった。

吸い込まれてしまいそうな目に、私の思考が停止する。

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