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何しにきたの、と不機嫌そうに睨めばリボーンはニッとニヒルに笑う。
その笑顔に何か嫌なものを感じてとっさに身を引こうとすれば腰に手を回されて、
「……っん、」
深いキス。
獄寺隼人を見ればこういうのに免疫がないのか顔を真っ赤にして固まっていた。
それとは真逆にリボーンは強く抱き締められながら片方の手で私の頭を固定するなんて器用な人……
そんなことを冷静な頭が分析している。
でも行為としては舌が口内を掻き回し、ちゅ、というリップ音が続いた。
長い、長いキスを終えて、ちゅうっと最後に艶めかしい音を立てて唇がゆっくり離れる。
黒い瞳がじっと私の目を見つめて再び軽いキスが落ちた。
そのキスを黙って受け入れて、リボーンと体を離す。
「…無茶するなよ」
「誰に、言ってるの?」
「そうだな」
髪の毛をかき上げてターゲットのいる場所に目を向けた。
男達は自分の自慢話を我が一番とばかりに語り合ってる。
……なんて愚かな人達。
すぐ、殺してあげるから。
そう呟いて私たちから目線を逸らし、二本目の煙草を吸おうとしている獄寺隼人に視線を戻した。
「獄寺隼人、行くわよ」
「…あぁ」
カチャリ、と銃の安全装置を外して一気に走り出す。
獄寺隼人もそれなりに着いてきて、音もなく屋敷内に侵入した。
ぎゃははは!という下品な笑い声。
…聞いているだけでも不快すぎる。さっさと終わらせよう。
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