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前に小さなパーティーだったけど、ドレスを着らないといけないことがあって。
その時に髑髏が選んだドレスと言ったら…!

……思い出すだけでも、恐ろしい。…あんなドレス、絶対着たくない…!

髑髏は精一杯私に似合うものを選ぼうとするから、余計たちが悪い。
すごく私のために考えてくれるから無下に嫌、とは言えない。

…可愛い髑髏に「これ、着てくれる…?」なんて言われるだけでも、断れない。

全ては髑髏の健気さが私に否定の言葉をくれないのが悪い…!

慌てて首を振れば髑髏は伏し目がちに私の手をぎゅっと握った。




「私じゃ、駄目…?」




―――あぁ、神様。こんなに罪な子がいてもいいのでしょうか。

これじゃあ私に拒否権なんてミジンコほどもないじゃない……

くらり、と髑髏の可愛さに目眩をさせつつ、仕方ないな、と苦笑した。




「そんなことないわ。一緒に選んでくれる?」

「もちろん。それじゃ、行きましょ」

「え゛」




今から!?とびっくりする暇もなく、私は髑髏に手を引かれてカフェを後にする。

これは本格的に逃げられなくなってきた……こうなったら自分で制御していくしかない。
うん、と覚悟を決めて髑髏に連れられたブティックに入らされる。

店員さんが一斉にいらっしゃいませ、と頭を下げたところからこのお店が貸し切りだということを悟った。
きっと綱吉かリボーン、もしくは髑髏が貸し切ったんだろう。

そんなに気合い入れなくてもいいのになぁ、と思っているとこの前の数倍ものドレスを見せられた。

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