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「…!リボーンッ!」
「!翠徠…っ、来るなッ!」
「え…」
パンパンパンと無数の銃弾がリボーンに向かって放たれる。
リボーンは壁に隠れながらそれをやり過ごし、反撃していた。
…計算外。敵がここまで来ているなんて…!
しかし、その言葉で相手が私に気づき…私に銃口を向けてくる。…まずい…!
とっさに隠れようとしたけどここの廊下は一本道。…隠れるところなんて、ない。
こうなったら…殺られる前に、殺るしかない…!
ぐっと足に力を入れてその敵に向かっていけば何発か撃たれたが翡翠で弾き飛ばす。
その隙に翡翠で一人、二人斬りつけ息の根を止めた。…けど、
「翠徠…っ!!」
「…そういうこと、か」
敵はもう一人、遠くにいて、二人を餌に使い誘き出したところを殺す作戦、か。
中々手が込んでる人たち。…なんて、ぼんやり思いながら遠くの一人が銃で撃ってくるのに目を瞑る。
あ…リボーンに、言えなかったな………
―――ぎゅっ……
「…!」
トンッと柔らかな、暖かい温もりに包まれて、ふわり、とエスプレッソと香水の香りが混じった…彼の香りが鼻腔を擽る。
え、とゆっくり目を開けば…広がる、黒。
そっと上を見上げれば、リボーンの整った顔がそこにあり、瞳がぶつかった。
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