2018/10/08

↓ちょっと違うけど没

・陽月さんがしるばーそうっ入りしてる
・家康同伴だけど周りから見えてない
・回り回って真選組にいる万事屋のご近所

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愉快だなぁ、と淡々と思いつつ彼らを見る。あの戦国も愉快だったけれど、この色々混ざった幕末も愉快である。殆どニアピンの名前、私の知る史実とは異なる容姿、そして周りを歩く宇宙人。後ろにいる家康も最初は驚いていたが、絆を結べば問題ないな!と言っていたのを見ると変わらないのだろう。始まりがあれば終わりがあるなどとは彼は充分に理解しているのだ。

「そもそも、なんで近藤さんは姉上なんですか。ナマエさんがいるじゃないですか。灯台元暗しってことですか?」
「お妙さんの方が美人だからじゃないか?」
「というより、ナマエさんは既婚者でございやすからね、そこがあるんでさぁ」
「え?既婚者?」
目を瞬いた万事屋に、沖田総司、ではなく沖田総悟くんはモグモグとお団子を食べる。真偽を疑うように新八くんは私を見た。
「既婚者です」
「え?本当ですか?旦那さん見たことないんですけど」
隣でそう告げた新八くんに、私のそばにいる家康が苦笑いした。見えてないのだから仕方ない。
「ちょっと離れたところにいてな、まぁ、私がピンチになったら現れるんじゃないか?」
苦笑いしながらそういえば、沖田くんが口を開いた。
「まぁ、ナマエさんは事務方で偶にパトロールに行くぐらいでそのピンチがないんでさぁ」
「まぁ、所謂パートだからなぁ」
そう言って私も団子を食べる。美味しい。今日も私の周りは平和である。

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アンタ既婚者なんだって?と言われる回数が増えた。元々、真選組の中でも近藤局長と土方さん、沖田くんに山崎さんくらいしか知らない話である。その会話にも一悶着あっての今なのだ。ちなみに私を事務方に推薦した松平さんは知っている。紹介された時に男所帯に女……と反対した土方さんにそう言ったのが彼だからである。
「しっかし、アンタが稼ぎに来て旦那は何処にいるんだい?」
お登勢さんの言葉に、そばにいますとは言えないなぁ、と思う。
「神職だから、あまり地元から離れることが出来なくて。何かあれば助けにきてくれるので」
苦笑いある。キャサリンが「浮気されてる」と騒ぎ、銀時さんと神楽ちゃんもそうは言ったが、違うのはわかっているので首を振った。
「それもない」
「偉く信じてるんだね、旦那を」
「えぇ、とても」
そう笑えば後ろにいるらしい家康が笑ったのが聞こえた。

ーー恐らくそんな会話があったからである。なにかとピンチを仕掛けようとしてくる周りーーこういう時だけ一致団結している真選組と万事屋ーーにひらひらとそねたピンチを交わす。最初はドジを装っていたが、面倒臭くなってやめた。ついには街が破壊されかけた、ので、全員にストップをかけ説教をしたのである。全くこの警察は市民を巻き込むのに躊躇がない。
「でも、ナマエの旦那は現れなかったアル。嘘つきはナマエの旦那ネ」
そう拗ねた神楽ちゃんに、苦笑いした。そういうわけではない。時々家康が私を倒すようにして(ご丁寧に私が交わしたと見せかけてまで)避けていたからだ。
「私が避けれる範囲だったから、これくらいのピンチには来れないんだよ。しかも完璧に仲間からってわかってるからね」
まぁ、それが大きいのだと思うのだ。

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だから、こういう時にやってくるんだと思う。首元には刀である。子供を逃したからこうなったそれではあるが。周りが手出しができない中、ご丁寧に姿を現してくれるのだ。吹っ飛んだ背後の攘夷志士に、周りは目を瞬く。素手で殴ったな、という音がしたので、恐らくは殴ったんだろう。
「妻から手を離してもらおうか」
聞こえて来た家康の声にそっと息を吐く。ご丁寧にそちらを向いてくれた攘夷志士に、ごくごくシンプルな服を着た家康が見える。そして周りも見えているんだろう。ああ、珍しく怒っているらしい。
「ワシはあまり暴力が好きではないんだ。だから、その刀をおろして妻を解放してくれないか。攘夷志士、攘夷浪士、どちらかはわからないが、自分の主義主張を押し通すために民を巻き込むことを良しとするならばそれはもう士道ではない」
教えをとくようにそう告げた家康に、攘夷志士が狼狽えた。
「お前達が怒るのも確かなんだろう。それほどまでにこの国の価値観はたったの数年で変わってしまったのだから。その意見は認めよう。だが、それを武力で変えようとするのは間違いだ。恐怖で縛り付けて民衆が動くなんて思うな。憎しみでは何も生まれない」
「ええい、うるさいぞ、何も知らない小童が!やれ!」
そう斬りかかった攘夷志士に、ため息をついた家康は、正当防衛だからな、と注釈を告げてーーそこにいた攘夷志士を圧倒したのだけど。とりあえず私を拘束していた男も私自身でのしておく。
「ナマエ、無事か?怪我は……ないな!間に合ってよかったよ!」
笑った家康に抱きつかれる。その際元信と呼んでくれと言われたのでそう呼ぶことにする。
「元信、汗臭い」
「おいおい、助けに来たのにそれはないだろう?」
「……ナマエの旦那アルか?」
ひょこりと寄って来た神楽ちゃんに、家康が目を瞬いてーー笑いながらくしゃりと彼女の頭を撫でた。
「あぁ、ワシは陽月元信という。ナマエの旦那だ。いつもナマエが世話になってる」
その言葉に、ほらな、約束は守る男なんだ、と笑っておいた。

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・なんやかんや家康は歌舞伎町屯所顔パス状態になりそうだし、天人とも仲良くなってそう

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婆娑羅者はこの世界では他の惑星出身らしい。それが戦国あたりに不時着してーー溶け込んで今に至るらしい。綺麗に組み込まれてるのは、家康が何かしたかと思ったが、家康が避難という形で他の場所に連れて行くときはだいたい綺麗に組み込まれていないので違うようだ。まぁ、何が言いたいかというと、陽月家はその血を色濃く残す一族であるが、婆娑羅を扱える人間はかなり少なく、どうやら今となっては私と家康だけという設定らしい。なので回り回って陽月家は光の婆娑羅である太陽と、闇の婆娑羅としての月を祀る一族になったのだとか。そして婆娑羅者は元の惑星でもいなくなりつつあるとか。何が言いたいかというと、高値で取引されるような人間らしいよ、婆娑羅者。
家康に知ってた?と思いながら見上げれば、眉尻を下げた子狸顔で見下ろされた。この顔は知ってたな。ご隠居に教えてもらったのかもしれない。
ちなみ陽月のご隠居とは私(達)を拾った人である。他の世界の陽月家だと見抜いた彼はとりあえず私に家を預け松平さんに会わし真選組に送り込んだ人である。家康見えてたし、あの人。
「なんでそんな家の人が真選組に……?あぁ、でも、元信さんがご当主なんですか?」
「いや、ワシも婆娑羅者ではあるが、当主はナマエだ」
「え?」
「ワシは入り婿なんだ。どうやら婆娑羅者の寿命は他よりもうんと長い。純血は人でないと思ってくれればいい。血が混ざった瞬間ーーいや、子を成した瞬間に通常の人間と同じ者になるようでな。ワシは長く日ノ本にいるよ」
いけいけしゃあしゃあと、と嘘をつくなと思っていれば、ご隠居に聞いた、と耳打ちされた。まぁ、辻褄は合うんだろうからいいけど。
「長くってどれくらい、デスカ」
そう恐る恐る手を挙げた新八くんに、家康がニカリと笑った。
「義輝公が応仁の乱を起こしたころにはもういたな!」
「えっ」
「元々は三河にいたんだが、天下が統一されて別の場所に移ったんだ。まぁ、なんにせよ不思議な力をもって、こう長く生きていると危険視もされれば神聖視もされる。ワシは神として祀りあげられてしまってな」
笑いながら告げた家康に周りは動かない。ギギギ、とこちらに顔をむけた周りに、首を傾げれば土方さんが口を開いた。
「ナマエ、お前、知ってたのか」
「あぁ、人じゃないとは途中で気づいた」
「途中で」
「小さい頃から外見がなんら変わらなかったし、神社に行かないと会えなかったし。今思うと外堀埋められたなとも思う」
「外堀」
「いや、あれは幼いナマエがワシに懐いただけだろう?」
「17あたりから埋めた」
「それは認めるが、ナマエも好いてくれていたじゃないか」
「……ってことはなんですかィ。元信の旦那はその婆娑羅者であるのと物凄いロリコンだったと」
「総悟、酷い言い様だなぁ」



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ぎんたま 

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