2018/11/19
アウハピ if 没
・しあわせなはなしがかきたい
・なぜか共闘してる
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ジャック!と叫んでマカロフをジャックに投げ渡す。私は音を立てて落ちた古い銃を掴むと装填する。そしてそのままスライディングのように地面を滑って敵に銃口を向けーー引き金を引いた。ジャックもそのまま私が投げた現代銃をキャッチすると別の敵に銃口を向けた。
「助かった、ナマエ」
「いや……」
そう服についた土を払う。汚れてしまったのは仕方がない。息を吐いて手を差し伸べる。彼はニコニコと笑いながらその手を握手のようにとったが、決してそういう意味ではない。
「ジャック」
「なんだ、ハグがいいのか?」
「惚けるな、マカロフを返せ」
ジトリとした目で彼を見る。彼は「ばれたか」と言いながら銃を返した。現代銃と古銃が一触即発の雰囲気であるが、ジャックはなんとも思っていないらしい。
「ナマエ達が応戦していたのを見ると、アレは世界帝じゃないのか」
「まぁな。君達もまた応戦したのを見ると……」
「今まで世界帝を名乗られたものでな」
「……それはこちらのセリフだ。レジスタンスを名乗られた」
葉巻に火をつけたジャックに私もタバコを取り出してその火をもらう。
「タバコは肺に毒だぞ。やめたんじゃなかったのか」
「やめたのをやめた。言っておくが葉巻も変わらないからな」
そう呟いて、誰もいないであろう言語を彼に投げかける。
『どう思う?』
『二つの同時壊滅を狙う組織だと考えるのが妥当か。君の管轄外の組織である可能性は?』
『貴族が裏で何かをしている可能性はある。というかそもそもお貴族様の私設軍隊も地方によってあるからな。君以外のレジスタンスという可能性は?』
『有りうるが、最近力をつけ始めた宗教団体がある。世界を一度真っさらにしようというそれがな』
『その噂なら一般兵からよく聞くな。死にたがりの集まりだと』
『死にたがり?』
『特攻を仕掛けてきて、現代銃にbang』
『あぁ、やっぱりそうか。通りで死にたがりが増えたんだと』
『更地にするならどうすると思う?』
『世界帝が取り漏れた核を使うかーーまたは何か兵器を開発しているかだな』
『それも動き出しているのを見るに完成は近い、か』
そうタバコをふかしていれば、ベルガ―が寄ってきた。ジャックの方もジャックの方で双子のような二人が寄ってきたのでそういうことだ。
「マスター、なーに訳ワカンネェ言葉でソイツと喋ってんだよ。古銃共々撃ち殺せば済む話だろ」
「ボス、危険だ。下がって。この女は魔女だよ」
魔女とは私の通り名だろうか。ガンをつけたベルガーをフード越しに頭を撫でておく。カツカツと歩いてきたのはアインスとファルだろう。それを見て向こうも警戒を強める。
「ボス!」
「大丈夫だ、ナマエが命令しない限りはな。そして今のナマエは命令するつもりはない」
「マスター、どうかしたのか」
「いや、レジスタンスに有力な情報を貰ってな。どうやら最近誰かさん達に悉く撃ち殺されている命を捨ててる奴は、レジスタンス側じゃないらしいぞ」
「はぁ?」
「最近俺たちもまた世界帝もここまで落ちたかと憤っていた相手は世界帝の管轄ではないらしい」
「おや、相打ち狙いの第三者ですか」
「相打ち狙いの第三者ですか」
ファルと古銃の誰かの言葉がかぶる。アインスが眉間にシワを寄せて「目障りなのはかわらねぇが」とぼやいた。
「ここでレジスタンスと戦っても無駄な戦力の消費だな。一旦引くぞ」
タバコを地面に落として踏む。しかしながら、ジャックがそれを引き止めた。抱き寄せるようにして。用意がいいことで、と思うのは手にSAAが握られていたからである。その瞬間、ベルガー達が殺気立つ。
「ジャック、君はいつか痛い目を見るぞ」
「ナマエが隙だらけなのが悪いと思うが」
そのまま喧嘩のように近接戦闘にもつれ込むふりをしてーー近くのビルから見下ろしていた人間を撃つ。それはジャックも同じで違う方向にいた人間に引き金を引いた。呻き声をあげた彼らにまたジャックに銃口をむける。彼もまた銃口をむけた。
「あれだけだと思うか?」
「まさか。アインス、ファル、狙撃ポイントを奪取し構えろ。場所についたら無線を飛ばせ。指示は出す」
「無線か、羨ましいな。アメリカ統一組は別の狙撃ポイントを奪取しろ」
「離れた位置、おそらく第一ポイントは貰うぞ」
「性能の差を考えると仕方ないな」
「ゴースト、89、西側から裏手に周れ。第三者を挟撃する。ホクサイとエフは他の狙撃ポイントを見つけて潰せ。ミカエルは兵士を集めろ、きゅるちゅ、ベルガー、ナインティ、兵士は他の行動が悟られないように当てない程度に暴れろ」
「えー、マスター!当てちゃダメなの?」
「第三者の狙いは恐らく双方の戦力の消費だ。あいつらの思い通りにするのは面白くないからな。だがジャック、最低限の自衛はしろよ」
そう言ってバックパックからスタングレネードを取り出す。世界帝軍はそれを見て何が起きるか理解したらしい。物陰に隠れた。
「なるほどーー全員耳と目を塞げ!!」
その声の前にピンを抜き投げる。ジャックに予備の無線を押し付け、そのまま近くにいたベルガーとミカエルごと建物の陰にはいった。
『作戦を開始する』
『了解』
「よっしゃあ暴れてやんよ!」
そう乱射し始めるベルガーときるちゅに息を吐いた。ジャックはジャックで物陰に隠れたんだろう。向こうも応戦し出すのが見えた。
ポイントに到達したらしい彼らに息を吐く。
『マスターの読み通り、こいつらはレジスタンスじゃねぇな。現代銃を持ってやがる』
『かといってお貴族様の私設軍って感じでもあらへんなこれ』
『動きが統一されてるぞ、こいつら』
『元はどこかの軍ですかねぇ』
『情報を聞き出す』
没!!!
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