2018/01/17
息抜きifif
・とーけん現パロ含む
・楽しい兼任司書一家は普通の家族
おとん/小豆長光。スイーツ作り大好きぱっぱ。子供を甘やかしてマッマに怒られる。
・おかん/知佳。いつもにこにこしているマッマ。天然入ってる。甘やかしは良くないと叱るがやはり甘やかす。
・あにじゃ/彼方と書いてカナタと読む。兼任司書とは四つ離れ、外見が啄木と似てるが部屋にこもりたい。昔女装させられたことがある。
・小豆ナマエ/兼任司書ifの姿。普通の学生だが周りに何故かイケメンが多いなとは思ってる。インク屋さんでバイトしており、現状司書ではない。
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「おかしい」
店主さんに言われてインクを調合していたが、その客の羅列の中に一人特徴的な名前の人物を見つけてしまった。その名は佐藤春夫。今現代文の自主課題でレポートを書いている人物である。
「何で文豪が来てるんだ?いや、でもこの人、死んでたような……何だ、じゃ、同姓同名かぁ」
「何がだ?」
「ひゃあ!?」
不意に隣から聞こえた声に耳を塞いで振り返る。そこにいたイケメンの男性をめをパチパチ瞬いて見つめた。してやったり、と言う風に笑った彼に眉間にシワを寄せる。
「でた、かぐやさん」
「かぐや?」
「無理難題ばっかいうからかぐやさん」
「あぁ、かぐや姫からとったのか。俺は無理難題言ってないだろ?」
「一番調合に時間かかる。特別料金欲しいくらい」
そうムッとしながら告げる。彼は笑って手元を見た。
「で、インクの調合の手を止めて何してたんだ?」
「あぁ、顧客の中に授業でやってる文豪と同じ名前があると思って」
「どれだ?」
そう再び覗き込んだ彼に佐藤春夫を指差してみる。あぁ、それな、と言葉を紡いだ彼は「俺の名前だよ」と告げた。
「ん……ん?」
「それは俺の名前。俺は佐藤春夫。言ってなかったか?」
「聞いてないです」
「そうか。なら、俺は佐藤春夫だ。帝国図書館に勤めてる。アンタは?」
「私ですか?しがない学生の小豆ナマエです」
「学生?ここの店員じゃなかったのか?」
「まだ女子高生です」
そう言えば彼は「勉強、頑張れよ」と頭の上に手を置く。イケメンだから許される仕草である。
「インクはまだかかりそうか?」
「もうできてますよ」
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「思わぬコネができてしまった気がする」
テレビを見ながらそう言えば、遊びに来ていた近所に住む加州さんと安定さんとむっちゃんがこちらを見た。その間に兄が甲羅を投げ順位がひっくり返ったけど気にしない。むっちゃんは昔からの癖で私をぬいぐるみ扱いしてるけど気にしない。昔からだ。彼女にひかれんぞ。
「コネ?なんの?」
「インク頼んで来る常連さんが帝国図書館で勤めてるらしいし、課題への近道が見えた」
「なにそれチートじゃん。自力でやりなよ、高校生」
「やだよー、最近政府がいくつか本回収してるから文献ないんだよ〜。今度邪魔にならない程度に尋ねよ」
「というか、ナマエちゃんまだあのバイト続けてたんだね」
「うん、楽しいから、この前歌仙さんと大般若さんに褒められたから自信あるよ。ちなみに堀川さんと蜂須賀さんもよくきてくれる。むっちゃんも。ねー?」
「なー?」
「その中で一番難題押し付けてくるのがその人なので、割増料金せびってやろうかと」
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ということで、課題を手に帝国図書館なう、である。広いエントランスの地図を見てどこのあたりに本があるか探す。ついでに職員がいそうな場所。二つの意味で佐藤さんを探せ。
「ん?どうした?坊主」
そう声をかけられて振り向く。酒瓶というか、酒を持った男性がいた。なんというか、緩い。
「あぁ、驚いた、嬢ちゃんだったか。悪いな、うしろ姿が坊主みたいだったから」
「慣れてます。職員さん、ですか?」
「まぁ、そんなとこだな」
「佐藤春夫さんいます?」
「なんだ?知り合いか?今の時間なら中庭か談話室にいると思うぞ」
「談話室?」
「二階の奥だ」
「普通の人入っちゃダメなのでは」
「知り合いなら別にいいだろ」
「先に本探そ……」
「お前、名前は?来てたって伝えておいてやろうか?」
「小豆ナマエが来たって言ってもらえますか?」
「変わった名前だな」
「大般若よりマシでは」
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探した本に手を伸ばす。あともう少し、というところで背中から伸びて来た手にその本をかすめ取られてしまう。誰だ、と思って振り返れば佐藤さんがいた。何時もの洋装ではなく、半分和装というか。長船みたいなことしないでほしい。
「佐藤さんだー」
「どうしたんだ?珍しい」
「割増料金貰いに」
「インクのか?」
「課題手伝ってくださーい」
そう言ってもたれかかってみる。佐藤さんは目を瞬いた。
==うかばぬ
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