2019/06/22
スランプ脱却のために書きなぐってるだけE
呼札を投げ入れたら現れた人に私が息を止めることになるし、向こうは向こうで私を見下ろして首を傾げることになる。しかしながら、その些細な仕草にあ、これはジョンではなくイシュメールだと理解した。彼も彼で私が私であると理解したのだろう。まぁ、私はサチ改めリツカのようにまるっきり変わった訳ではないから余計だろうが。ナマエ、と私を呼んで抱きついた様は異様だろう。近くにいた藤丸(リツカの従兄弟にあたり、苗字は同じだが名前がにすぎている為藤丸と呼ぶ)がファット叫んだ。ロビンがちょっとちょっと、と割り込んで彼を見る。
「新参がなに抱きついてんだ。てか、サポートのアンタはそんな風じゃなかっただろ!」
「あー、ロビン、彼は知り合いなんだ」
そう言えば周りは目をまん丸にする。イシュメールは腰に手を当てて口を開く。
「確かに俺はナマエの知り合いだ。サーヴァント・アヴェンジャー、ヴェノム・スネーク。だが、ナマエに名を隠しても仕方がないな。イシュメールだ。ナマエの年の離れた友人の一人だな」
そう一通り説明した彼に、私はとりあえずロビンと藤丸、藤丸の側にいる清姫に口を開く。
「私の友人の中で一番年上だな」
「あぁ、そうだな……もっと若い姿で呼んでくれればよかったものの……」
ボヤいたイシュメールにまぁ側から見れば親子ぐらいの年に見えるからなと思う。
「ジョンはいないんだな」
「今、私の友人はイシュメールだけだな」
その言葉にフッと息を吐いた彼はぐしゃぐしゃと頭を撫でた。
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「見事にアーチャーばかりだな」
「失礼な、アサシンとバーサカーもいる」
「他は?」
「………」
無言である。彼はそれで察したんだろう。近くにいたリツカがケラケラ笑って、ナマエちゃんは面白いくらいアーチャーを引くもんねと笑った。藤丸が首をかしげる。
「というか、なんだろう……魔術より科学よりの人集まってない?」
「あと、どたらかといえば現代寄りでは?」
==以下はちょっと違う
・リツカ=サチ時空
・ナマエもマスター枠、尚且つ元々国連軍人枠
「ほーらー、ナマエちゃんのとこまたアーチャー増えたじゃん。ほんとなんだろうね、なんでナマエちゃんのとこアーチャーしかいないの?」
そう告げたリツカに知らんとタバコを吸う。私が一番知りたい。まだ現実的なモノを手にしてるアーチャーしかいないが、それにしてもアーチャーが多いのは事実だ。あとはアサシンの一部もいるが、それにしても神話寄りではなく現実寄りの存在ばかりな気がし無いでも無い。いやだって、どうなってるかわからないものこそ……そんなことをおもってるからダメなんだろうか。同じくタバコを吸っているロビンフッドが口を開いた。
「まぁ、マスターはあんまり神話を知らないからな」
「まぁ、よくわから無いものを指示して色々壊滅させるよりはいいだろうとは思うが……」
「ウィリアムさんの武器は?」
「あれはまだ銃器寄りの形だから理解できるし、触らせてもらった。弓の消音性と銃火器の火力双方組み合わせだものに近い。まぁ、サイレンサーをつけた猟銃みたいなものだろう」
「そこまで分析してるのか」
「さっき言っただろう?わかるものはいいんだ。わからないものほどこわいものはない」
「えー、でも、サーヴァントがよく知ってるしよくない?」
「これは私の性分の問題だからなぁ。リツカはそのままでいいさ」
そう彼女に言えば、彼女は首を傾げた。サーヴァントを信頼はしているが、信用をしていない。それが一番の理由だろうか。こうやって友人のように話したりもするが、それ以前に私に染み付いたものの問題だろう。
「ナマエちゃんはさ、多分、私より頭がいいから、きっと私よりも悩んでるんだよね」
「そんなことはない。私は毎晩ぐっすりだ」
戯けて言えば、彼女はまっすぐな目で私を見下ろした。
「何かあったら言ってね」
「あぁ、もちろん」
そう微笑めば彼女はかけていく。それを見送ってタバコを蒸す。
「ぐっすりじゃないだろ、マスター。ちょっとの物音で起きるのは熟睡じゃないし、タバコの量が増えてる」
ロビンフッドの言葉に、世話焼きだなぁ、と彼を見る。なんだ?と首を傾げた彼に、世話焼きな人だと思ってといえば彼は噎せたのだが。
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ウィリアムテルといえば林檎を射抜いた話だろうか。それに似た経験をしたといえば彼はなんというだろう。しかしながら、家族か他人かという差はかなり大きい。
「ナマエさん、どうかされたんですか」
そう心配そうに覗き込んだマシュに、あぁ、大丈夫だ、と苦笑いする。少し昔に思いを馳せていただけだよといえば、彼女は首を傾げる。
「昔、ですか」
「あぁ、リツカとマシュみたいに、私にも年の離れた友人がいたんだ。その人のことを少し……」
苦笑いして答える。間違いではない。彼は私を信じていた。私は彼を助け出せた。そう、それだけであるので思い出しただけでも動悸がする。彼の顔を見ただけでそのことを思い出してしまうから、彼とは顔を合わさないままだ。彼もそれを理解している。理解しているから、手紙だけをやり取りしていたのだ。ああ、いけないと目頭をほぐす。
「寂しい、ですか?」
遠慮がちに問いかけた彼女に、そうだなぁ、と苦笑いする。
「寂しい、な」
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「タバコじゃない、キャンディ」
そう言って棒付きキャンディをポケットから取り出す。禁煙しろとうるさいエミヤ氏(オルタじゃない方のアーチャー)が作ったらしい。そしてタバコは没収された。別に職員でも吸っている人がいるしいいと思うのだが。
「禁煙するの?」
「赤色エミヤ氏に無理矢理な。どうせならタバコの味がする飴が欲しかった」
「わぁ、不健康そう」
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「お前にできるのか?国の為にもっとも大切な一を殺した癖に」
そう言った彼に動揺してしまった。なんで彼は知っているのだろうか。しかしながら、それを隠す。首を傾げたマシュとリツカに気づかれないように。何を言っているのかさっぱり、と言おうとしてへんに言わない方がいいかと首を傾げた。なんで知っているのだろうか?の首傾げだ。
「とぼけている振りか?お前の身元は割れているんだぞ」
「ふむ、参ったな……カルデアではあまり知られていないから……現代の英霊でもいるのか。ランサーやセイバーはあまり聞かないし、魔術師界は興味なかろう。と、なるとアーチャーかアサシン、ライダーあたりか。いや、バーサカー、フォーリナー、ルーラー、アヴェンジャー……現代でも結構該当しそうだな」
「ナマエちゃんの身元……もしかして、まぁた、無理してたの!?」
そう言ったリツカにさぁなぁと言っておく。彼女は私を揺らしたが。私は言葉を投げかけた相手をみる。
「ともかく、お前が言いたいことはこうだろう。いつか世界の為に私はリツカを殺す。だが、そんなことはない。それが世界の為だとしても、私はリツカを守る」
「ふん、ウィリアム・テル風情が」
「おっと、私のサーヴァントの悪口はそこまでだ。誰に何を吹き込まれたかは知らないが、私の機嫌を損ねる前にさっさと情報を吐いて消えろ」
タバコに火をつけたところで、リツカがもう機嫌を損ねてるよね、といったが気にしない。まぁ、そこに似合わないワイバーンによって逃げられたが。
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「ウィリアムテルってなに」
「隣にいる英霊だ」
「それは存じ上げていますが……」
「マスターのアダ名かな?」
「ノーコメント」
あまりその話題が好きではない為タバコを蒸す。いけないな、とは理解はしている。理解はしているが、周りは知りたがっているんだろう。向いている視線にため息をついた。
「どっかの将校がつけた私のアダ名だよ」
「将校、ですか?」
「私はそもそもーーリツカとは違って国連が送り込んだ人間でね。元々は国連平和維持部隊のアメリカ側にいる」
「ん……ん!?ナマエちゃん同い年だよね!?なんでそんなとこいんの!?」
「師匠に入れられた。……ちょっと戦争で色々あってな、同じ師匠に育てられた年上の友人がいたんだが彼が現地民兵側にいたもので。捕虜で処刑されかけてたから狙撃銃でウィリアムテルみたいなことをしただけ」
「失敗したんですかい?」
「まさか。成功したから彼を死んだ事にした、ら、見てたやつらにウィリアムテルって言うアダ名、知らない人にはまぁ色々と」
「年上の友人……ジョンさんのことかー!?」
リツカがそういったので遠い目をする。そういや、私が小学生くらいの頃から隣にいたからなぁと思わなくもない。そしてリツカもあっている。それに関してはスルーしておいた。
==上記は没
「……すぅ」
ナマエちゃんが完璧ゆるゆるな顔で寝ている。マイルームでない場所でゆるゆるな顔をしているのは珍しい。こうしてるとマスターも嬢ちゃんと変わらないんだなぁ、と思うな、などといったウィリアムテルさんは恐らくジョンさんに似ているんだろう。風邪で寝込んだらしい。まぁ、その原因は私にあるのでなんともいうないが。
「ナマエちゃん、ごはんたべよー」
「んー?……んー……」
「薬が効きすぎてるのか?」
「薬?」
「パラケルスがーー」
「あっ、原因それだ」
==
呼札を投げ入れたら珍しくアヴェンジャーがきたのでおおっと思っていたら現れた人に私が息を止めることになるし、向こうは向こうで私を見下ろして首を傾げることになる。
「サーヴァント・アヴェンジャー。ただの毒へ……ナマエか……?」
「イシュメール……」
「また変なことに巻き込まれて……」
ツカツカと歩み寄った彼に目をそらす。ずっとそらす。まぁ、向こうが私をポンポンしたけど。ウィリアムテルがマスターの知り合いかい?と尋ねる。
「兄弟子です……一番年上の……」
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