2019/11/05

ハルアカツキニテ

・nrt軸→brt軸にトリップ
・また幼児化してる


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元の世界に戻ったと思ったのになぁ。そう小さくため息をついてしまうのは仕方がなかった。見下ろしたその場所は何年も、いや何十年も時間が進んでいるように見える。それに対して私は時間が戻っていた。アカデミーに入る前、拾われた頃だろうか。小さくため息をつく。どれくらい時間がたったのか確かめる必要があったのだ。ナマエ、そろそろ行くぞと告げたマゴイチにわかったと返事をする。そうして私達は里に足を踏み入れたのだ。

自分の墓をみるのは変な感じである。確かに刻まれた名前は私とマゴイチの名前である。添えられている花は最近備えられたものだろうか。萎れてもいない花。ただ、墓をみるに少し年月がたっているようである。私はお墓の前にしゃがむ。マゴイチは座った。子供が墓参りをしているようだろう。
「どれぐらい時間がたったんだろうね」
「唯一わかるのはナルトが火影になった後ってことだな」
火影岩にナルトとカカシ先生の顔があった。
頬杖をついてマゴイチはそういうと大の字に寝そべった。お墓だぞ、と思ったが、私もヘトヘトである。私もその隣で猫のように丸くなる。襲ってきた眠気に私はそっと目を伏せた。

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揺すられる感覚に目を覚ます。ぼんやりとした視界に入った黄色も、黒も見たことがあった。起きたぞ!と騒いだ彼らに私は目を擦る。視界一杯に入った彼にどう反応するのか正解か私はわからなかった。
ーー彼らは随分と大人になっている。
青少年だった彼らはすっかりと大人に変わっていた。それなのに私達ときたら逆に退化しているときた。これは異質だな、とぼんやりと考える私をよそに正しい反応をしたのはマゴイチだった。彼は私と彼らの前に割って入るとクナイを構えて睨んで見せたのだ。
「誰だテメェら。そいつにさわんじゃねぇ!」
「マゴイチ!俺だってばよ!」
「……マゴイチ?誰だそりゃあ。お前ら、誰かと勘違いしてんじゃないか」
彼は私を後ろに下がらせる。私は彼の服を握って怯えたフリをした。二人は動揺したようだ。しかしながら、一番に気を取り直したのはシカマルくんだ。
「……お前ら、名前は?」
「名前?なんだそれ。知ってるか?」
そう問いかけたマゴイチに話を合わすために首を左右にふる。
「名前は名前だよ」
「だからなんだよそれ」
「……お前らぼろぼろだがどっからきたんだ」
その問いには私が答えるとする。
「ずっと、とおいばしょから」
マゴイチの背後から伺うように彼らをみる。彼らは顔を見合わせた。ジリジリと距離をとろうとするが、それよりもまだ回復しきっていない疲労がかった。子供はこれだから、とマゴイチの服を握れば彼も同じだったらしい。里についたという安堵と、知り合いを見つけたという安心感。ふらりと二人でふらつけば、おい、と二人が声をかけたのがわかった。

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「でも、ナマエとマゴイチだ。俺たちのことを忘れてても、小さくなっていても。アイツらはアイツらだ」
そんなナルトくんの声に私はそっと目を開く。シカマルくんもまたなんでそうなったかはわからないが私たちが私達だろうことを告げだ。そこにいるのはおそらく同期だった彼らなんだろう。マゴイチも薄らと目を開けている。
「どんな形であっても、二人が戻ってきてくれて俺は嬉しいってばよ」
その言葉に私はそっとマゴイチの記憶と私の記憶を覗かれないように鍵をかけてしまったのだけども。そしてそれが正解だったと理解するのは記憶を探ろうとする人が少なからずいたからである。
ーー記憶喪失の子供。
今度はそんなレッテルが私とマゴイチについてしまったのだけれど。

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どうやら私達の親代わりの人が連れてこられたらしい。ひょこりと握り飯を頬張るマゴイチと玄関の方を見れば、見知った顔がいた。これまでナルトくんの家だったり、シカマルくんの家にお邪魔していた私達である。さすがに迷惑であるため二人で外に出ようとすれば先回りされたに近い。しかしながら、私達にかまけてボルトくんやヒマワリちゃん、シカダイくんを蔑ろにするのが悪い。いや、シカダイくんは割り切ってるようだったけども、ボルトくんは違うだろう。そりゃあただでさえ大好きなお父さんが知らない子供を気にかけるのだ。彼にとっては面白くないだろう。マゴイチはお兄さん代わりになってるところがあるけれど。さて、目の前にいるのはカカシ先生とバンサイ先生である。ほぼほぼ同期らしいけども、二人とも結婚していないのだろうか。というか、二人とも私達をみて動揺した。話は聞いていたけれど、というところだろうか。ナルトくんは私達を手招いて、二人の新しい家族だと告げた。ただ、一緒に暮らすのは難しいから別々になる、とも簡素に告げた。まぁ一人を見張っていたら一人がいなくなることがあるからだろうけども。私はマゴイチを伺うように見上げる。マゴイチはため息をついた。
「ナマエに危害を加える奴じゃないんだな、七代目」
「それは約束するってばよ」
ニカリと笑った彼に私はマゴイチをみた。どっちがどっちに行くのだろうか、と思えばマゴイチが「じゃあ俺はこっちのオッサンの方行く」とバンサイ先生を指差した。なんやかんやで懐いているというか、仲が良い。
「なんで?」
「直感」
そう言ってマゴイチはひらりと手を振って駆け出し、バンサイ先生に飛び蹴りをした。まぁ、受け流されたけど。ナルトくんが唖然としている。私はヒナタちゃんとテマリさんにお世話になりました、と頭を下げた。後ろから聞こえるやりあう音は無視だ。なんかテメェのツラ見てると腹立つ。はははしつけのなってないガキだ。そんな会話をbgmにすることではないかもしれないが、二人とも「いいよいいよ」と手を振り「困ったことがあればいつでもいうように」と言ってくれた。優しい人達である。
「マゴ、あいさつはしなきゃ」
「お世話になりました!ありがとうございました!!」
着地をしてからきちんと頭を下げたマゴイチはそのままバンサイ先生に向き直る。
「よろしくな!しけたツラしたジジィ!次そんなしけたツラみせてみろ、寝起きに水鉄砲してやんよ!」
「……月ヶ瀬バンサイだ」
はぁ、とため息をついたバンサイ先生に私はぴょこぴょこ近づいて「マゴをよろしくお願いします」と頭を下げた。ふっと笑った彼は私の頭を撫でる。いつでも遊びに来いと言った彼に、ハイと笑いながら返事をすれば動きを止めた。カカシ先生は苦笑いして私の目線に合わせて屈んだけど。
「じゃ、キミはうちの家ね。オレははたけカカシ」
「はたけさん、ですか?」
「いや、今日からキミはうちの子になるわけだしカカシでいいよ」
「カカシさん……カカシせんせ?」
こてん、と首をかしげる。彼らは眼を大きく見開いて私をみた。カカシ先生は笑顔を浮かべると私の頭を撫でる。
「もう先生ではないんだけどね」



カカシ先生が親代わりである。マゴイチがバンサイ先生の苗字である月ヶ瀬を名乗るように、私もまたはたけを名乗るようになった。まぁ隠居の身とはいえ忙しいようで、私はシカマルくんに頼まれたのだろうシカダイくんと将棋をして遊んだりするのだけど。今日はボルトくんに連れられてマゴイチと雷バーガーとやらを食べたに行き、そのまま遊んだ。うーむ、子供の生活である。夕方になれば解散で私はカカシ先生のいる家に帰るのだ。人混みの中を歩く。その中でただ一瞬、見つけてしまったその人に私は足を止めた。歳を重ねたその人もまた私を見つけて眼を見開くとこちらに近づいてくる。私はそれをみて、逃げ出した。ボルトくん達と走るように屋根を走る。待て、待ってくれ、そう願うような声にすがるような声を振り切って私はカカシ先生の家に急ぐ。庭に見つけたカカシ先生に、私はそのまま庭に着地しカカシ先生の後ろに隠れた。
「なに、どうしたの、ナマエ」
そう尋ねた彼に私はそっと自分が来た方向をみる。少し遅れてきたその人は私とカカシ先生を見比べた。
「先代!どういうことですか!」
「こら、テンゾウ。この子が怖がってるでしょーが」
「今はヤマトです。それより、先代、いったいどういう……まさか、貴方」
「よからぬ想像はやめてくんない?……ナマエ、大丈夫。この人はオレの知り合い。急に追いかけられてびっくりしたね」
「……カカシせんせの、しりあい?」
「そ。だから。お茶の準備して持ってきてくれる?」
「……」
「大丈夫、見張っとくから」
そう私の背中を押した彼に私は小さく頷いて来訪者を伺いながら部屋に入る。小さくカカシ先生がヤマトと声をかけた。
「先代、どういうことですか!あの子は、」
「ナルトのとこには?」
「それよりも、質問に答えてください!」
「ナルトかシカマルから説明があると思うんだけど」
カカシ先生はそう言って息を吐いた。私はお茶の準備をする。
「あの子は今オレが預かってる子。オレとナマエの間の子ってわけでも、誰かとナマエの間の子ってわけでもないよ」
「……他人の空似ですか?」
「いいや。ただこれは推測の域の話だけど、あの子はナマエだ」
「!」
「でも、自分がそうだった記憶もない。マゴイチも一緒に保護されたようだけど、二人とも記憶が一切ないんだ。自分の名前さえも覚えてなかったらしい。でも、チャクラも個人の遺伝子も一緒。だから、あの子はナマエ」
「……どこで見つけたんです?」
「お墓のところで衰弱してるのをナルトとシカマルが見つけたらしい。話を聞いたら、ずっと遠いところから歩いてきたって言ったと」
「ずっと遠いところ……」
「シカマルと俺、バンサイが推測するに、恐らく二人はなんらかの手段であのとき飛ばされた別世界からここに帰ってきたんだ。その影響で、二人は記憶を無くし姿も縮んだ……俺たちのことはなにも覚えてないよ。酷なことを言うようだけど、ヤマト、お前のこともね」
カカシ先生のその言葉に彼は息を詰めた。しかしながら、彼はそうですかとだけ返事をする。私はお茶をいれて障子を開けた。
「カカシせんせ、お茶」
「ん。ありがと、ナマエ」
彼がこちらを向く。カカシ先生が私を手招いた。
「ナマエ、コイツはヤマト」
「ごめんね、追いかけたりして。キミが、ボクの知り合いにそっくりだったから。怖かっただろう」
無理やり笑ってる顔だ。私は首を左右に振った。私はそっとお茶を二人の間において、お盆を抱え立ち上がった。そして、もう一度彼をみる。
「……私ははたけナマエです。どうか、ナマエとお呼びください」
ーー私は苗字ナマエです。どうか、ナマエとお呼びください。
そういつかのように笑って告げる。彼の涙腺はそこで決壊したらしい。ただそっと壊れ物を触るように彼は私を抱きしめた。

「おかえり、ナマエ」
ずっと待ってたんだ、キミの帰りを。

それはずるい、言葉だなぁ。小さな手ではこの人を抱きしめてあげることさえできないのだから。


ま、そんなシリアスな雰囲気もカカシ先生の「ヤマト、ロリコンに思われるよ」と言う一言で吹っ飛んだのだが。なんだかんだと言い合いする二人に先ほどまでのシリアスな雰囲気はない。私もそれに便乗しておくとする。
「カカシせんせ、ヤマトさん」
「ん?」
「……なんだい?」
「ロリコンってなぁに?」
私の発言に二人は固まる。ヤマトさんがなに純粋な子に云々とカカシ先生に怒った。

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「ねぇ、シカダイくん」
「あ?」
「ロリコンってなぁに」
いや最近やたらとそう言う人物に追われるのだからやめてほしい。ヤマトさん意外はお断りである、ので、出くわした瞬間に逃げてはいる。まぁ逃げ切ってカカシ先生にだきついたり、ヤマトさんにかくれたり色々だ。そしてシカダイくんは私からそんな発言が飛び出るとは思っていなかったのか動きを止めた。近くにいたシカマルさんーーシカダイくんがいる手前もう「くん」とは呼べないーーとテマリさんにも被弾した。シカマルさんは何かを吹き出し、テマリさんは眉間にシワをよせた。カカシ先生が出かけるため本日は奈良家にお泊まりである。
「……なんかあったのか」
「最近大人の人が追いかけてくるから、カカシせんせに助けてもらったりするんだ。その時に、ロリコン?を引き寄せちゃってまぁって言われた」
そうふてくされたフリをする。
「今日だって、一人でも留守番できるよ、って言ったのに、何かあったら嫌だからダメって言われたんです」
「……だから先代が頼んできたのか」
「ロリコンって何かわかれば対処できるじゃないですか」
「ロリコンっていうのは、ナマエみたいな年頃のヤツが好きっていう大人のことだよ」
テマリさんはそう言って息を吐いた。私は首をかしげる。
「……?」
「……よくわかってねぇ顔だな。とりあえずそう言う奴に追いかけられたら近くの大人に助けてもらえ」
シカマルさんはやれやれと言うふうに肩を竦める。はい、と素直に頷いておく。テマリさんがシカダイくんをみた。
「シカダイ、ナマエを守ってやりな」
「……なんで俺が……めんどくせぇ」
これは飛び火だな。悪いことをしてしまった。ごめんねシカダイくんと言えば、彼は慌てたけれど。

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私の服はカカシ先生が買ってくれた服が1着とカカシ先生と買いに行った服が3着、ヤマトさんが買ってきてくれた服が4着ほどで成り立っている。その中でも一番女の子っぽい服があるのはヤマトさんが買ってきてくれた服だ。……そうかあの人こういう服を着て欲しかったのか……と思いながらもカカシ先生の立場上そう言った服を着た方がいい場面がちらほらある。まぁ人見知りキャラだからな。カカシ先生の後ろからテコでも動かないけど。いや、なんだかね、元同期のね、オーラと勢いが怖いんだよね。とりあえずカカシ先生にしがみついていれば、シカマルさんがシカダイくんをつれてやってきた。
「なにやってんだ、サクラ、いの。ナマエが怖がってんだろ」
「え、うそ、怖がらせちゃった?」
「どーみてもそうだよ、めんどくせー」
そう頭をかいたシカマルさんを見上げてからシカダイくんをみ、そしてカカシ先生をみる。
「ナマエなにやってんだ」
「知らない人がいっぱいだから……カカシせんせに隠れてる」
「隠れれてねぇぞ。ったく、お前は……ほら行くぞ」
そう手招いたシカダイくんにまぁこれ以上は邪魔だよなだと思いながらカカシ先生の後ろからでる。遊んできます、いってらっしゃいという会話の後に私はシカダイくんとその場を離れた。
「え、仲いいの?あそこ」
「ウチの子になる前に奈良家やナルトの家にいたからね」
「そういや先代、ナマエ、最近変質者に追われてるらしいじゃないですか」
シカマルさんの言葉にカカシ先生は大きくため息をついた。

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これ危害が私だけならいいんだけども、他もいる状態だと面倒なんだよなぁ。追ってくる人は鼻息を荒くして近づいてきている。これでヤサカくんならまだしも完璧に知らない人だった。さかも初歩が、ナマエちゃぁんという気持ち悪さマックスの声だったから余計だ。ぴょんぴょんとはねて逃げる。しかもみんなで。いや、最初ボルトくん他で対抗しようとしたけども無理だったので逃げている今である。マゴイチが私をみた。
「おま……おま、相変わらず釣り上げてんのか!」
「つりあげてるって、お魚を?」
「お前そういうムーブマジいいから!アイツどうにかしろ!いつもどうやってんだ!」
「カカシせんせとか、ヤマトさんのとこ逃げてるよ。それまでずっとこんなかんじ」
「はぁ!?冗談じゃねぇぞ!真逆にきてんじゃねぇか!」
「マゴ、何とかして」
「お前がやれ阿呆!」
そう殴りかかろうとしたマゴに足を止めて避ける。振り向けば嬉しそうな顔をされた。仕方ないか、と息を吐いて印をくむ。
「水遁・霧隠の術」
そう言って濃い霧を発生させる。そのまま他に追いついて、マゴイチの肩を叩いて引き返した。近くにいたシカダイくんやらサラダちゃんの手を引けばマゴイチが他を率いたらしい。相手を少し遠ざけて走ったというのに、あってしまった目に絶望した。
「ナマエ、お前忍術使えたのか?」
「ちょっとだけね」
「前何っにも見えないんだけど!」
「うーん、そのはずなのに、なんで向こうは見えたんだろう」
目があっちゃった。その発言に他が「は?」と声を上げた。
「ナマエちゃぁーん!」
「ね?カカシせんせのとこにかえろ?」
「ね?じゃない!」
とりあえずこれ以上深い霧にしても里の人が迷惑であるし周りが危ない。術を解いて後ろを見ればしっかりとついてきているのが見えた。マゴイチが仕方ねぇな!と振り返った。
「ナマエ、なんでもいいから相手に水遁あてろ!」
「がんばる」
恐らく感電させる気だろう。とりあえず印を組み、威力をめちゃくちゃ弱らせた水鉄砲を打とうとしてーー指先の感覚にやめた。
「やっぱむり」
「あぁ!?」
マゴイチはそう言って私の何かを見て察した。彼は印を組むと宙にクナイを投げる。
「雷遁・稲妻壁!」
その瞬間、稲妻の壁ができた。
「今のうちに逃げんぞ!」
ピキリピキリと足元が凍りつく感覚だ。これはやばい、と途中の森の中で止まる。
「おい、ナマエ!?」
「止まんな、お前ら!巻き添え食う!お前らじゃ無理だ!先代呼びに行くぞ!!」
「なに!?なんか超寒いんだけど!!」
その発言に私は大きく距離を取った。
この子供の体で一番厄介なことがこれだ。血継限界とされる氷遁のーー暴走である。

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「バンサイ!カカシ!」
「こらマゴイチ、敬称をつけろと何度も」
「どうでもいいんだよ!今は!ナマエがやべぇの!俺たちのなんか知ってるなら思い当たる節あんだろ!」
「おちつけ、マゴイチ!」
「落ち着けるか阿呆!ドアホ!下手したらナマエが死ぬ!」
「おい、なにがあった?」
その瞬間、ヒヤリと漂ってきた冷気にバンサイとカカシ先生は動きを止めて眉間にシワをよせーーまさかと呟いて消えた。

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これ、最初にしたとき、ヤマトさんに助けてもらったんだよなぁと思う。丸くなるにも温度が下がりすぎて無理だ。露出した皮膚はもう凍りついている。目を閉じなければ目もやられる為とじた。まぁ幻術使えなくなるんだけどね。カカシ先生達なら大丈夫って信じてる。でもそろそろこれぶっ倒れて止まるな、とも思うわけで。体力がそろそろ限界だ。誰かが降ってきた音がして、誰かが私のそばに立つ。
「ナマエ、大丈夫」
ぽん、と背中を叩かれた感覚と共に安堵感がくる。その瞬間、暴走が止まったのがわかった。毛布というか服に包まれた上で医療忍術を使われてるのがわかる。
「カカシコイツに露出部が多い服は着せるなよ、今回も俺がいたからいいものの……」
「肝に銘じるよ。制御、教えるかな」
そんな会話をよそに私は意識を飛ばした。



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