2020/01/08
年末年始没ネタ祭6 pkmnB
・ポケ化if時空
ギーマさんにジムバッチ8つ取ってきなよと言われた私ではあるけれど、なんでイッシュ地方じゃなくてガラル地方にいるんだろうね??シキミさんの提案です。私がギーマさんにべったりだからネタを使い古したとかいう彼女に「可愛い子には旅をさせよっていうでしょ!」と押し通された結果である。言っとくけどギーマさんはなんやかんや結構放任主義だからな。常に旅をさせてるんだぞ。
そんなこんなで持っていなかったトレーナーカードが発行された私はマラカッチのカラコロちゃんとレンブさんにもらった卵から生まれたリオルのカルニ、ギーマさんにもらった卵から生まれたゾロアのロロノと冒険のたびにでる羽目になったのだ。絶対カトレアさんとシキミさんとチャンピオン達楽しんでるしギーマさんかけてるでしょ。良心がレンブさんしかいない。ちなみに迷子になった時必ず乗る地下鉄の車掌さんは応援してくれた。私知ってる。貴方達めちゃくちゃバトル強いって。メタだけど。
ところでこの地方、確かジムチャレンジに参加するには推薦状がいるけどどうすりゃいいんだってばよ。
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メッソンめちゃくちゃ可愛くないですか。今日もメソメソ泣きながら私にへばりつくメッソンのクララ氏である。他のトレーナーに捨てられているのを私が拾ったわけであるが、すぐに私に懐いてしまった。ちなみにジムチャレンジの推薦状はちゃんともらえました。委員長に感謝。
「くさタイプに弱いからどうにかして補強したいところ」
ほのおタイプだと思ってゲットしたクスネのコシャク氏がまさかのあくタイプだったのでびっくりした。とりあえず写真を撮ってギーマさんに送りつけた私は悪くない。連れ帰れとな。コシャクは私のポケモンだからあげないぞ。ワイルドエリアをフラフラしていたらロコンに絡まれたので君に決めた!しておいた。ガーディーも可愛かったけどな!!ロコンのキュウビ頼むぜ!
ターフのスタジアムでウールーちゃんを追いかけまわしキュウビ無双、バウススタジアムで水のパズルからのカラコロちゃん無双(なにせ特性がちょすいである)、そしてエンジンスタジアムでポケモンゲットしてからメッソン無双を決めた。チャレンジャーの中でも最後らへんの挑戦であるのに難なく攻略する私にびっくりされたが、あれだ……私のジムチャレンジが遅くなったのはワイルドエリアが楽しすぎたからだ……なんか申し訳ない。
「なんかルリナさんもヤローさんもカブさんもまともな大人だなって思いました」
そう見送ってくれた三人に言えば目を瞬かれた。いやだってだな、私が関わった人の仲で断然まともな方である。ギーマさんはほらギャンブラーだから。四天王もちょっと変わってるから。ジムリーダーってまともなんだなって。
「変なこと言わないで。ほら、はやくいかないと間に合わないわよ。貴方ただでさえギリギリなんだから」
「はあい、がんばりまぁす」
「ワイルドエリアで遊びすぎないようにね」
そうさっくりと釘を刺したカブさんを二度見する。なぜバレた。ヤローさんがニコニコ笑いながら手を振った。癒しだ。
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私はこの地方のことを全然知らないのである。誰がチャンピオンかは見てわかったけど。マント……王様っぽいね!名前知らないからエンペルトさんって呼ぶけど。とりあえず、ナックルシティのジムリーダーの人はエンペルトさんのライバルらしい。最後のジムリーダー。ほーお。ボールから出ているカルニ氏と一緒に説明文を読む。でもまぁ、他のスタジアムが先なんだけどな!
誰だよ、私をギャンブラーって言った奴。私ギャンブラーじゃないし。ギリギリを突っ走るからか?いやでもそれは知らない地方で観光してゲフンゲフンなんでもない。心外です!という風にマスコミに思ってるけどな。
「そりゃお前がギリギリに通過するからだろ」
そう突っ込んだキバナさんはいい兄貴分である。ギーマさんと同じあくタイプ使いのネズさんは普通にパンクロックなお兄さんだったよ。なんだこの違い。同じように妹がいるのに。いや私は妹分だけどな。
「いや、それには……深い事情がありまして」
チャレンジリーグもさっくり勝っちまったよ。なんでだ。もうちょっとこう……っと思ったけども、初心者向きのリーグだということを聞いたような。いやでも私初心者だな。
「というか、貴方の戦い方のせいもあると思いますよ」
ネズさんの言葉に、そっと目を背ける。
「それはきっと保護者のせいです」
オラ先読みが当たった時めちゃくちゃゾクゾクするぞ!ギーマさんの性分にすっかり染まっている私である。……ちゃんと未来予知してないから。ちゃんと素で勝負してるから。イカサマしてないから。保護者?と首を傾げたジムリーダー達に、カルニ氏とロロノ氏、クララ氏が気にするなと手を振った。君らはいつのまに私の保護者になったんだい?
しかしながらこのリーグ面白いなぁ。四天王がいない。あれどういう理由で四天王になれるか知らないけども。ジムリーダーと再戦かぁとのんびり思う。対策はつけやすいような、つけにくいような。ヨーシ、ガンバルゾ。別にチャンピオンにならなくても帰れるしね。いや帰ったら勝負させられるのでは……それはヤダぞ。カラコロちゃん達と夜逃げするしかない。
「そういえば、ナマエくんはイッシュ地方出身だったよね。どうしてこの地方に?」
「ふぁ!?なんでそのことを……」
「君のリーグカードに書いてあったよ」
カブさんの言葉に私はしどろもどろになる。リーグカード怖い。そういやトレーナーカードを元に作るって……きいたような……
「……保護者にバッチ8つ取ってこいって言われて……」
「それってイッシュじゃだめだったの?」
オニオンくんの攻撃!ナマエの急所に当たった!確かにイッシュの方がチャレンジしやすいよね、とはルリナさんの言葉だ。推薦状いらないからな。
「別の人にそっちの方がネタになるからっていわれた……」
がっくしと肩を落とす。ネタ?と首を傾げた周りにキバナさんが「お前苦労してんだな」と言ってくれた。優しい。
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「勝てない勝負はしない主義なんだけどなぁ」
そう頭をかいてしまうのは仕方がない。はじめから諦めるのはよくないぞ!とエンペルトさんに怒られてしまったが。
「諦めてなんかないですよ。どんな勝負にだって番狂わせはあるものですし……それを狙う方がワクワクしてしまうでしょ?」
ゾクゾクしながらそう笑みを浮かべる。彼もまたニヤリと口角を上げた。
もとより私と一緒にいるのがギーマさんな時点で察して欲しい。おいうちふいうち、なんでもござれ。というか持っているタイプの一部がイッシュ四天王と同じタイプな時点で察して欲しい。エンペルトさんの表情も変わってきたし、私もゾクゾクしっぱなしだ。誰だ知識皆無の私をこんなのにしたのは!イッシュ四天王です!
まぁでもお互い最後の一体であるエンペルトさんのキョダイマックスのリザードンとダイマックスカラコロちゃんの勝負にギリギリで負けたんだけどな!タイプ相性が悪かったから仕方ないね!カラコロちゃんをボールに戻し、息を吐いておく。それと同時にリザードンもキョダイマックスから姿をとき、倒れ込むようにボールに戻った。これマジ僅差じゃん。
「ま、どんなに惜しくても負けは負け。チャレンジャーは潔く撤退しますかね」
そうボールを定位置につける。握手をして終わりだよな、とおもっていたら、エンペルトさんが呆然とこちらを見ていた。なんだ。握手しないの?と首を傾げれば彼はハッとしたようにこちらにきた。そのまま無言のまま握手して、カメラに笑顔で手を振ってたらサインしてと言われた。それ困る奴。私文字書くのまだ苦手なんだよ。なのでかわりにカラコロちゃんをかいておいた。お金の手続きは委員会の人が手配してくれるらしい。ジョーイさんにボールを渡せば、たんたんたらたんっという音がして元気なカラコロちゃん達が出てきた。
「はー、カラコロちゃんおしかったねぇ!というかみんなお疲れ様。カレー食べにキャンプ行こうぜ!」
わーい!という風になった手持ちに私もワーイ!と喜べば誰かに肩を掴まれた。誰だ。キバナのお兄さんだ。
「いや待てお前、待て」
「キバナのお兄さん、チィーッス!」
「いや、待て、お前、はぁ?俺さま頭が追いつかないんだけど」
「よくわからないんですけど、カレー食べにいきません?」
「お前、現状わかってんのか?」
「エンペルトさんに負けたからカレー食べに行く!」
「エンペルトさんって誰だよ!ダンデだろ!」
そう突っ込んだキバナさんに、おう……ツッコミ……と思う。
「いや、は?何お前簡単に引き下がってんの?あれ引き分けだろ?」
「いや、カラコロちゃんの方が先に倒れたから私の負けでしょ」
「なんでそんなにあっさりしてんだ!」
「負けは負けでしょ。ルール的には先に倒れた方が負けなんだし」
あっけらかんと言えば、そうなんだけどな!と逆ギレされた。なんだこの人。
「キバナさん大丈夫ですか?」
「おれ様がおかしいのか……?」
そう悩んだキバナさんに私はカレーは甘口ですか?と尋ねておいた。辛口派だった。
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レンブさんから迎えに来るという趣旨の連絡がはいり、慌ててホテルを取りお風呂にきちんと入った。ちょっとキャンプ楽しすぎるから無理ですね。そこで私行方不明説が出てるのを知った。これ絶対その話がイッシュまで流れて迎えに来る連絡きたでしょ。私、知ってる。なんやかんやみんな過保護。そんなわけで大人しくシュートシティ待機!……したかったわけであるが、なんだか私(がポケモンの技を使えること)を知ってる組織の奴らが追いかけ来るようになってしまった。ガラルのポケモンリーグが有名って忘れてたよね!ポケモンにはポケモンをぶつけれるが人はどうかと思うのでそのまま逃げてたらエンペルトさん改ダンデさんとキバナさんにぶつかった。ナイスタイミング。私はそのまま二人の後ろに回り込む。
「ナマエくん!?」
「ナマエ!?お前今までどこに……」
「たすけて」
そういえば彼らは目を瞬いた。聞こえてきた足音にダンデさんがマントで私を隠し、キバナさんも不自然じゃない位置を陣取った。
「おい!ここにガキがにげてこなかったか!」
「いや、見てねぇな。ダンデはみたか?」
「いいや。この辺りは枝分かれしているからどこかで曲がったんじゃないか?」
そうナチュラルに告げた二人に彼らはまたバタバタとかけていく。私はフウッと息を吐いて彼のマントから出ようとしたら「まだ出るな」と言われた。戻ってきた誰かは「なんだ本当にいないのか」と告げて消える。足音が聞こえなくなったのをきちんと確認してマントからでた。
「ありがとうございます。助かりました」
「いや……さっきのは?」
「うーん、イッシュでもたまに追いかけてくるんですけど、この前のリーグのやつで私がガラルにいるってバレちゃったみたいで」
「大丈夫なのかよ、それ」
「大丈夫じゃないから保護者達が迎えに来ようとしてるのかも」
「迎えってことは……」
「イッシュに戻るのか!?」
驚いた二人に、何を驚いてるんだ?と首をかしげる。
「いや私のお家イッシュだから勿論イッシュに帰るでしょ」
「は!?いや、お前、はぁっ!?」
「おれはまたナマエくんと戦いたいぞ!?」
「勝てない勝負はしない主義なんでダンデさんとの勝負は辞退しまぁす。女神に微笑まれてる人に勝負挑むほど無謀じゃないもん」
そういえばダンデさんがショックうけた。なんかごめん。
「行方不明になったと思えばイッシュに戻るってお前な……」
「ワイルドエリアでキャンプしてただけですよ。行方不明って」
「普通のやつは何週間もワイルドエリアにこもらねぇよ」
「……イッシュに行けばナマエくんと戦えるのか?」
「イッシュにきても私普段あんまり人来ない場所にいるし、めちゃくちゃ運が良くないと会えないと思いますよ。二人に縁が
ない場所もありますし」
「縁がない場所?」
「カジノとか」
「はぁ!?カジノ!?」
「うん。カジノか家か保護者の別荘かチャンピオンロード、あとは四天王の部屋にいることが多いよ」
「四天王の部屋?」
「うん。イッシュリーグの四天王個人持ちの部屋」
「……お前四天王なのか?」
「ううん、保護者が四天王」
「保護者が四天王」
「……通りで強いわけだよ」
頭を抱えたキバナさんに私は「私の強さとそれらは別じゃない?」と首を傾げておいた。あと、とりあえず連絡先を交換してTwitterだかインスタだかそんなやつをフォローしておいた。でも、文字は苦手なんだってば。
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薔薇委員長とお話しである。隣にいる秘書さんめちゃくちゃ美人である。委員長はめちゃくちゃ茶目っ気のあるおっさんだけどな。セレブ感は元の世界のハリウッド俳優に似ている気がする。高いお店での過ごし方というかそういうのは理解しておいてよかった……ありがとうディーラーさん……ギーマさんほかこういう人とご飯食べれるのは貴方のおかげだぜ。文字もできれば教えて欲しかったけどな……あの時は私相手が何を喋ってるかも理解できなかったしな……。もぐもぐとあくまで上品に食べていれば、扉が開く音がする。聴き慣れた革靴の音。特定はやいなぁ。
「どう?もうこの際ガラル地方に骨を埋めてしまわないかい?君が毎年リーグに参加してくれるならこちらも盛り上がるんだけど」
そう尋ねた彼に私が「お断りします」という前に、「お断りするよ」と背後から声がかかった。とん、と私の斜め前、ランチョンマットのようなクロスから少し前につかれた手に私は見上げた。
「彼女はイッシュリーグの四天王候補でね。やすやすと他の地方にはあげられないんですよ」
表情は見えないがギーマさんである。声からして不敵に笑ってるに違いない。こういうとこあるよね!ギーマさん!
「君は確か……イッシュ地方のリーグ委員で四天王の一人のギーマくんだね?」
「ガラル地方のリーグ委員長にまで名を知っていただき、光栄です」
「彼女、四天王候補なの?今まで無名だったのに?」
「えぇ、彼女は少し特殊な立場でね。私達が保護をしている」
ギーマさん名義じゃないんだ。私の住所的なやつがギーマさんの家ではなくリーグ本拠地になってるのはだからかぁ。私はご飯をもぐもぐする。
「厄介な組織をこの地方に呼びたくはないでしょう?」
駆け引きしてるなぁ、と思えばローズ委員長とギーマさんの駆け引きからオリーブさんとギーマさんの駆け引きに変わった。何がなんでも委員長の望み通り引き抜きたいオリーブさんとギーマさんとの駆け引きである。
「……キミは我関せずで食べるねぇ」
「はい、だってギーマさんが遊……てのひらでこ……楽しんでますし、ご飯が美味しいので」
「……自分のことだって理解してないの?」
「ギーマさんがいくら駆け引きしても、私はイッシュ地方に帰りますもん。確かにガラル地方のワイルドエリアとかカレーは心揺れますし、ダンデさんとかキバナさん達とも仲良くなりましたけど、別にまた遊びにきたらいい話ですし」
「おっと、ばっさり振られちゃった」
そう頬杖をついた彼もまた良い保護者っぽいよね!
「ナマエ、まだ札が出そろってないのに答えをいうのはいかがなものかな?」
やれやれとギーマさんが息を吐く。ちょっとオリーブさんが鬼の形相なんだけど。なにしたの。ジィッと彼を見つめれば彼は私の頭をぽんぽんと撫でた。ちらりと時計を見たオリーブさんがハッとしたように「ローズ様」と声を上げた。
「そろそろ次の予定が」
「おっと、危ない危ない!ナマエくん、是非ともまたガラルに遊びに来てね!できればリーグ開催中に!」
そう足早に立ち去った彼は伝票みたいなものを持っていった。委員長イイヒト……ゴハンオゴッテクレルオトナ……。背中を見つめていればパチリと目があって笑顔で手を振られた。私も手を振る。ギーマさんがため息をついて、空いた向かい側に座った。
「すっかりナマエも有名人になってしまったね。オレはバッチを8つ取ってこいとしか言ってなかったのに」
「そもそもギーマさんはイッシュ地方のつもりで言ったでしょ?」
「あぁ、全く、シキミの提案のせいだね。誰かさんがいないせいで散々だ。しまいには行方不明説なんて出るものだから、イッシュ地方の一部でも騒ぎになってね。オレが呼び出される始末だ」
「レンブさんが迎えに来ると思ってた」
「レディは私じゃ不満かな?」
「そんなわけない。ギーマさんで嬉しい」
so happy!みたいな顔で言えばギーマさんが笑みを浮かべた。運ばれてきたワイングラスはローズ委員長の奢りでらしい。受け取った彼は絵になる。
「シキミさん小説書いてました?」
「かいていたんだがーーキミが行方不明になって、こんな結末あるはずがないとオレを送り込んだのはシキミだ。どうせ寄り道してるだけだって言っても他がききやしない」
バレてる。ワイルドエリアで楽しんでたのバレてる。私はそっと顔を背ける。すっと目を細めた彼は、ナマエ、と私の名を呼んだ。しまった、鎌かけだったか……!!
「……キミは自分の立場がわかっていないようだ。キミが行方不明になって、こちらがどう思うかなんてわかりきっていることだろう」
「……はい」
しゅんとしながら答える。彼は「無事だからよかったものの」と静かに告げる。そうして近くのウェイトレスを呼び止めると、私用のデザートを頼んだ。運ばれてきたデザートに、「これを食べたらホテルに帰ろうか」と彼は笑って告げるのだけど。
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首元につけられていたのはチョーカーである。起きたらついてたよ。また高そうなものを、と思いながらつつく。カジノで勝ったのか。しかしながらこの地方カジノはなかった気がするんだけどなぁ。そうのそのそと起き上がり、置かれている服に着替える。おニューな服だ。しかもちょっといいやつ。イッシュ地方のカジノで大勝ちしたんだろうか。私もルーレットしたい、というかそろそろ一回ぐらい技を使ってないと鈍る。目をつぶって未来予知をする。視えたのはこの部屋に知らない人が来ることである。服の感じからして多分例の組織の人だろうか。なるほど。ギーマさんに連絡をしようとすれば、ギーマさんが部屋に入ってきた。
「あぁ、起きたのかい?」
「ギーマさん、誰か来るからチェックアウトしよう?」
「それは視たんだね?」
「うん」
「まぁ、ちょうどいい。少し行きたいところがあってね。案内を頼もうか」
そう言った彼はそんなにない荷物を持つ。私もリュックを担ごうとしたらそのまま新しいスーツケースに入れられた。そうして私に帽子をかぶせる。雰囲気が百八十度くらい違う服装を用意したのはそういうことか。
「しばらくは喋ってくれるなよ」
そのことばに私は頷いた。
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「ガラル地方の感想は?」
「キャンプが楽しかった!ギーマさんと旅行もできて大満足!」
シキミさんに尋ねられてそう返す。レンブさんが残念そうな顔をした。
「リーグについてはなにもないのか?」
「四天王がいたらそこでひきかえすつもりだったのに、まさか四天王がいなくてビックリした。そのままトーナメント参加だったよ」
「あぁ、だからジムバッチ集めたらすぐに帰っくると思ったら帰ってこなかったのね」
「うん。そもそも8つバッチ集める人今年四人だけだったみたいだよ。みんな諦めるのはやすぎて笑うしかない。というかそもそもリーグが誰でも参加できるわけじゃなくてビックリした」
「えっ、なにそれ」
「推薦状がないとジム挑戦できない仕組みでしたよ。運良くリーグ委員長のお眼鏡にかなって参加できたけど、なければただの旅行だよね!」
ね!とカラコロちゃんに話を振る。カラコロ!と片手を上げて返事をしたカラコロちゃんは今日も可愛い。
「イッシュ地方のジムにも挑戦してみるか?お前の実力ならすぐに集まるだろう」
「んー、それは遠慮しときます。というか嫌です。どうせジムバッチ集めたら四人と戦わないといけないんでしょ」
「……ポケモン勝負が嫌いなの?」
「うーん、よくわかんない」
嫌いなわけではないが、四人と戦うのが嫌というか。勝って仕舞えば今の状況と何か変わりそうだと言えば笑われるだろうか。カラコロちゃんが首をかしげる。ツン、と突けばカラコロちゃんが嬉しそうに飛び跳ねた。可愛い。
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VIPルームにたまに通されては何処かのお偉いさんとかけたりするのだけど、今日はなんだか様子がおかしい。勧められた飲み物に何か入っていたのかもしれない。ふにゃふにゃとする視界では回るルーレットを見つめる。席を立とうにもうまく立てない。いつものディーラーさんが休みの時点で帰れば良かったが、声をかけられてしまったからには仕方がない。くらくらする。体が熱を帯びる。度が強いお酒の類だろうか。飲み物を勧めた人物は、私を見て心配そうに私を見たのがわかった。
「気分が優れないのか?近くに部屋をとっているから、そこで休むかい?」
その問いに首を左右に振る。「いえにかえります」と伝えれば、「なら家までおくろう」と言われた。それくらいなら大丈夫か、と回らない頭は判断して、こくん、とうなずきかけたところで、誰かが割って入った。今日は挑戦者がくるからと言っていたなぁ、とぼんやりと思いながらぼやけた視界で彼をみる。ギーマさん、と、ディーラーさん、だろう。
「いやいや、ギーマ、君は今来たところだろう?私が席を立つから、楽しんだらどうだ?」
「残念ながら、今日は彼女を連れ帰る為にここに来てね。なに、遠慮はいらない。どうせ帰る家は同じだ」
「お客様、この飲み物は当店を始めイッシュ地方のカジノでは禁止されているモノです。お客様に無断でカジノの者が準備したのであれば、店側の非ですのでなにもしませんが、もし、お客様のリクエストでご用意させていただいた場合、決まりにつき警察に通報させていただくことになっております」
そんなにやばいモノなのかぁ、とぼんやり思う。というかディーラーさんの圧がすごい。
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