2020/04/09
GRネタ
「別に怖くなんてないよ」
そう言って彼の周りに飛ぶ蝶々に手を伸ばす。私の指先に止まったそれは綺麗な蝶々である。え、と彼は私を見上げた。テレパシーがどうであれ、彼は彼であるしそれを悪い風に使う子ではない。だって、君は優しい人なんだもの。そう思いながら彼の頭をくしゃりと撫でる。
「私とお友達になってくれないかなぁ」
そう困ったように笑えば、彼は目を見開いて戸惑ったがーーすぐに頷いて見せた。
ちなみにその友人関係は彼が事件に巻き込まれて行方不明になるまで続くのだが、恐らく彼はbF団に入ったのだろう。私といえば知り合いに招かれる形で国際警察に入った。
そもそも私も若干のテレパスであるし、まぁ、なんだ劣化版浩一くんとは誰の言葉だったか忘れたがそれだ。人さえも操れる彼に対し、私は人は操れないことからつけられたあだ名である。それにしても参った。私は浩一くんと仲良しで、バベルの塔から始まりアメリカ、そしてまた東京と何かと出会う。まぁ、死んだんだけど。浩一くんのなかでは死人かもしれない。結局生まれ直したから結果オーライである。一番トップのヨミさん覚えてないしな。この人は何人目のヨミさんなんだろうか。私を引き抜いた晁蓋さんであるが、何かと会うのでヨミさんとは普通に仲良かったりする。秘書はお断りしているが。
さてさて、ついに出会ってしまったかぁ、と私は思う。約二十年ぐらいだろうか。十数年は確実にあっていない。私が大人になったように、儚い少年のようだった彼もまた大人になっていた。わぁ、大きくなったなぁ、と私は心の中で思う。そんな状態ではないのは承知だ。十傑集が三人に対してこちらは私と影丸くん、天童くんだ。お互い距離をとって、お互いを見てる。私は笑顔を浮かべたが、彼はといえば目を大きく見開いた。私が誰かわかったらしい。
「よっし、影丸さん、天童くん、ずらかろう!」
ケラケラと笑いながら私がいえば彼らは「はぁ!?」と素っ頓狂な声を上げた。
「ナマエ、何言ってるんだ!」
「いいからいいから。今十傑集とやりあってもお互い徳にはならないから」
「ほう?有力者が消える、のは徳になるだろうに」
「そういう問題じゃないので!十傑集も第三者に気をつけなよ!」
そこまで言って、おっと口が滑ったと手で口を押さえる。周りが「は?」みたいな顔をしたのでとりあえず友人である彼には垣間見たものの一部を伝えておいた。するとどうだ。彼は彼で「怒鬼、レッド、引くぞ」と声をかける。私は二人の手を引いて、じゃあね十傑集さん、と手を振りーーちょっと離れた場所へテレポートを使った。これ疲れるからやりたくないんだよなぁ。はぁ、といきをはいていれば影丸くんが眉間にシワを寄せているのがみえる。ナマエ、と釘を刺した彼に「ヨミさんには伝えたんだけどさ」と言葉を続けた。
「第三者が現れるビジョンが見えたから、お互い怪我しない方がいいと思う」
私の発言に彼らは真面目腐った顔で私をみた。国際警察、これでなんやかんや回避したりしてるからな。天童くんが少し考えてウゲッと変な顔をする。
「bF団と手を組む、なんてことないよな?」
「それはさすがにないだろう」
「ははは」
笑っとけ。ぶっちゃけ手を組まなきゃ無理だから。ナマエ?と首を傾げた双方に、私は相変わらず「ははは」と笑いながら歩き出しておく。顔を見合わせた彼らは私の名前を読んで追いかけてきた。
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ぶっちゃけてヨミさんもみたんだと思うんだよなぁ。そう思いながら応接間のソファにだらける。召集をかけられた九大天王+私だ。ぼんやりしながら頭に流れ込んでくるイメージを処理していく。そのイメージを時系列に脳内で整理していれば牧くんから頭の中にメッセージがきた。
『ナマエさん、何考えてるんだろう?』
おっとこれは無意識だな。私はヘラリと笑って彼に手を振った。
『おねいさんは何も考えていませーん。強いて言えば影丸くんの顔がいいって考えてましたー』
そうおチャラければ牧くんが吹き出した。そのことで談話してた周りは牧くんをみた。牧くんは顔を覆って口を開く。
「……なんでもない」
「私が影丸くんの顔がいいって考えてるのがバレた」
私の正直な発言は影丸くんに被弾したーーいや、周りに被弾したらしい。周りが吹き出したのだ。影丸くんは驚いただけだが。
「ナマエの残念なところはそこだな、黙ってりゃあいいことを」
「いや、黙っててもバレるから、口に出していこうと思って。あー、影丸くんは今日も顔がいい」
「今日も?」
「だいたい顔を合わすたびに思ってる。というか国際警察老若男女の美男美女おおすぎんよ」
「ナマエ、ひがみは見苦しいぞ」
奥から現れたのはヨミさんである。何やら資料を持った彼と韓信さんの登場に周りはきちんと姿勢を正した。私も形だけちゃんと座る。ヨミさんがいうにはこうだ。bF団ではない何者かの行動が激しくなり、世界中で損害が出てきていること。向こうもロボットを所持していること。エクセトラ。広げられた地図と写真を私はみる。説明を流し聞く。頭の中に描いた時系列から起きたこと当てはめていく。とんとんとん、と地図を指差したところで話し終えたヨミさんが私をみた。
「ナマエ、何かあるのか」
「いや、徳には」
とん、とん、とん、と頭の中で指差しをする。ある一定にいくと一度真っ暗になるのはなんだろうな。そう首を傾げた。世界が終わるわけでも私が死ぬわけでもない。自然は存在する。これはイメージを切り取るだけじゃ無理だな、と息を吐いた。ヨミさんの発言はまとめると第三者っぽいから調査してね!である。周りは任務を与えられて解散となっていくのを尻目に、私は真っ暗なイメージの中にダイブすることに決めた。水中に落ちるような感覚がして、真っ暗な世界にゆっくりと落ちていく。そうして降り立った世界は夜だった。でも、あかりがついていない。星が近い。とりあえず森を抜けるために歩けば、丘に出た。たくさんのけが人が横たわっており、街は火の海だった。彼らの持つ何かはすべて作用していない。そこで私は理解する。なるほどエネルギー停止現象が起きたらしい。ということは私が暴れたんだろうか、と思った、が、それは違うと遮られた。振り返れば浩一くんである。真っ白な髪をした彼に浩一くんだ、と笑えば彼は眉間にシワを寄せた。
「ナマエは死んだはずだ」
「うん、そうだね、でも、ほら、キミは知ってるでしょ。私は死んでも生まれてくるんだよ」
ははは。笑いながら燃える街を見下ろす。ぶっちゃけ私はバビル1世とも知り合いだったりしたのだが、まぁ、うん、君が繰り返し大人になって、みたいな。……古いか。彼の目が深紅に染まる。別に読まれても構わないので私はそのままだ。
「ナマエ」
もう一度呼ばれた名前に、なぁに、浩一くん、と彼の名前だったモノを呼ぶ。そっと抱きしめられた体に、この子は無理をしてるんではないかと心配になってしまう。頭を撫でれば、彼は、ナマエなんだね、とくぐもるように告げた。
「ずっと待っていたんだ、こんなに長いものだとはわからなかった」
「ごめんごめん」
ははは、と笑えば彼はムッとした。おっと美青年に睨まれるとちょっと怖いな。
「ナマエ、どうしてヨミと同じ魂だったものといるんだ」
「成り行き、成り行き。というか前も私ヨミさんとこいたでしょうが」
「キミ、寝てたのに記憶があるのか」
「いや、ほら、ヨミさんテレパシーできるから……夢枕にこう……拗ねないでよ……ヒマラヤから日本とかちょっと難しい……寝ながらなら尚更難しい……」
そういえば彼はため息を吐く。そうしてまわりをみた。
「まぁいい、ナマエ、これが視えたんだな」
「視えたからダイブしてる」
「そうか。これは世界のエネルギーが停止した後の世界だ。もう少し時間を進めよう」
「戻すんじゃなく?」
「エネルギーが停止したってナマエがいればどうってこないだろ」
わぁ、素敵に悪役。人類は増える一方だからだろうし、彼は昔からこういう時がある。ヨミより残酷な節があるのだが、それはまぁ仕方がない。そういうものだ。実を言うと私も親しい人でも嘆くか否かと言われたらなんとも言えない。長く生きた弊害である。早回しの世界が止まる。
「大きなロボット。ポセイドンじゃないね。ジャイアントロボでもない」
「こいつを止めない限り世界は静止したままだ。いや、燃え尽きる。生物がみんな消え去る」
「わぁ、それってこれ扱ってる人は知ってんの?」
「いいや」
「馬鹿な奴が力を手に入れるとそうなるんだよなぁ」
あーヤダヤダ、と息を吐く。これを回避したらいいんだよね、と言えば彼は頷いた。
「最悪な事態を回避するにはbF団と国際警察が手を合わせなければならない」
「知ってる。そっちは浩一くんの命令でいけるだろうけど、問題国際警察でしょ、これ」
「ナマエの頑張りようだな」
「でたよ、たまに出る浩一くんの無茶振り。なんとかするけど!」
「ははは、ナマエのそれも久しぶりだ」
彼は笑って私を見下ろした。本当に、久しぶりだ、と小さく告げた彼はもう一度私を抱きしめる。もうあんなことしないでくれ、と願うように告げて、かすみのように消えた彼を見送る。彼の目が覚めたんだろうか。しかしながら、あんなことをしないのはむりだ。だって私は世界が人間が生物が好きなのである。そのためなら私はしんだっていいのさ。
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「なんでbF団なんかとっ!!」
そう言った大作くんに、まぁこの年頃じゃ任務だから割り切れば難しいよな、と思っていたら向こうの女の子が女の子で反論してた。うんうん、元気なのはいいことだよ、と思う。戴宗さんが、大作、気持ちはわかるけどよ、と彼を宥めにかかったし、女の子は女の子で嗜められている。十傑集も好き好んでやってないし九大天王もまた不本意です感丸出しである。さすが敵対組織。そのうち軍師の毒々しい嘲り合いが始まるんだろ知ってる。はぁぁ、とため息をつく。大作くんが私をみて、ナマエさんも何か言ってください!とつげた。おーうよしよし私がそばに行ってあげよう。そう言いながら彼のそばに行って目線を合わす。
「大作くん、どーしてもbF団と組みたくない?」
「当たり前じゃないですか!ナマエさんだってそうでしょう!」
「大作くん。私はどーしてもbF団と組みたい人だから」
そうはっきり言えば周りの視線が私に向いた。戸惑った彼に私は苦笑いする。
「わかる、わかるよ。手を組みたくないよね、悪い人たちだもんね、でもね、わがまま言ってられないの」
「どうして!理由を言ってください!」
「bF団と手を組まないと世界が燃え尽きてしまうから」
はっきりとそういう。彼は「燃え尽きる?」と小さく告げた。私はそのまま立ち上がって地面を爪先でつつく。その瞬間広がったのは何もない世界だ。
「生きてないの」
私はそういってあたりをみる。
「人はもちろん、動物も虫も魚も植物も何も生きてない。誰もいない。誰も生きれない」
ドシン、と地面が唸る巨大な影ができる。こんな世界にしたくないでしょう?そう困ったように笑えば、上から大きな足が降ってきたのでーー踏まれる寸前に景色をかえた。
「ナマエさん!」
「大丈夫大丈夫、でね、大作くん、私はこれを変えたいんだよね。国際警察だけ、bF団だけ。そんなものじゃ変わらないから手を組まないとえけない。だから大作くんとロボに手伝って欲しいなって思うよ」
そうニコリと笑って頭を撫でる。彼は私をみあげた。
「bF団と手を組んだら、本当にこれがなくなるんですか」
それはわからない。でも、私は嘘をつく。あの頃のように、嘘をつく。
「きっと。まぁ、国際警察とbF団のどんぱちとか世界救った後にどうとでもできるよ」
真面目モード飽きた。そうカラカラ笑っておく。じゃあ頑張って世界をすくおー、おー、と大作くんの手を取って遊んでおく。どうかこの子たちのいく末が幸せであるように私は願うだけである。
「ナマエ、また派手に何か見せたな」
そう苦言を溢したのはヨミさんである。このままいくとどうなるか見せただけです、と言えば彼はため息をついた。大作君が嫌だと駄々をこねたのでそうするのがはやいかなって、とテレパシーで伝えれば彼は助かったとだけ返した。ええい、ほうテレパシーで会話か、とか、会話に入ってくるんじゃない。サイキック系めっ!真面目にするのに飽きたので残月みながら、ところで仲間なら素顔見ていいんですかね?と言えば夜のお誘いかな?と言われた。奢ってくれる夜ご飯ならなら参加しますと表明しとく。
『残月くん、マスクザレッドのマスクとってよ、仲間でしょ』
『……それはできかねる。今は仲間だから貴方がとっては?』
『やだよ殺されるじゃん。闇討ちされるわ。さすがニンジャキタナイ』
私の脳内の発言にテレパシーできる人が肩を揺らした。カワラザキのじっさまがかおをしかめた。
『先程からうるさいぞ』
『悪いな、カワラザキ。このお嬢さんがあまりにも愉快で』
『ごめんなさい、カワラザキのじっさま。つい。ちなみに残月くん私は多分年上だぞ、敬え』
『……それにしても、九大天王に並ぶ実力者、どんな能力かと思えば』
『話を逸らしよったな』
ぐぬぬぬ葉巻を蒸した彼は口元に笑みを浮かべた。くっそー、あのマスク剥いでやるからな、とテレパシーで送れば牧くんが『ナマエさんそろそろ真面目にしてください』と突っ込む。うん、そうする。ヨミさんと幽鬼くんに至ってはむしだもんな。そろそろ黙って目を閉じる。ナマエさん、寝ないでくださいと言われても私はめげないぞ。
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そういやヨミさんは忙しなくしてるが、bF様こと浩一くんはいないのだろうか。第三勢力との攻防の後新たに基地となった船の中を歩きながら考える。船っていうかもはや島だけどな。目の前を横切った蝶々に手を伸ばせばあの日と同じように手に蝶々は止まった。美しい瑠璃色のそれに、案内を頼むよと言えばそれはひらひらとまた宙を舞う。そのまま追いかければ庭園のような場所に幽鬼くんがいた。ひらひらと寄ってきた蝶々に、彼は私に気づいたのかこちらを向く。
「相変わらず綺麗な蝶々と一緒だね」
私の言葉に、彼は小さく「まあな」と答えた。綺麗な花がたくさん咲いている。
「ナマエが国際警察にいたから驚いた」
「ははは、私もびっくりした。まぁ助けてもらって入ったからなぁ」
私はそう言いながら蝶々と遊ぶ。
「ナマエは、テレパシーが使えたのか」
「あぁ、違う違う。あの頃は使えなかったけど、君がいなくなってから使えるようになった」
「……」
「本当だって。あの頃は何にもできなかったよ。テレパシーも、未来だって見えなかった」
「やはり見えるのか」
「うん、まぁね、たまにイメージが振ってくるから頭が破裂しそうになる。あ、比喩だよ比喩」
「それくらいわかる」
「いやだって君昔信じたじゃん」
「昔の話はやめてくれ」
「なんで」
ケラケラ笑いながら彼を覗き込む。まぁ昔より大きな手が私の視線を遮ったけど。
「変わってないなぁ」
「なんだと?」
「相変わらず、動植物や虫に優しいんでしょ。ここの花や虫はみんな君を好いてる」
そう言えば彼は手がのかした。
「相変わらず好きなのか」
「私は好きだよ、動物も植物も虫も……人間も」
「……変わらないな、ナマエも」
「そう?」
「あぁ」
「そういや幽鬼くんって呼んでいい?幽鬼ちゃんがいい?」
「呼び捨てでいい」
「えー、可愛くないじゃん」
「男に可愛いさを求めるな」
そう言った彼に蝶々を髪につけられる。おっ、なんだ。頬杖をついてドヤ顔しながら似合う?と聞けば鼻で笑われたけど気にしないことにする。まぁそんな穏やかだけど実は近くに十傑集の一部とか九大天王の一部がいるんですけど気にしない。
「直系の怒鬼は怒鬼ちゃんって呼ぶの決めてるんだけど、他はどうしようかな」
「やめてやれ」
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「いや、親しみを持ちたくて」
「bF団に親しみを持つ奴がどこにいんだ」
戴宗さんに頭を軽くぐりぐりとされる。いやだってほら一緒に作戦するから多少はいるじゃん。知り合いだったのか?と聞かれ、「私が小さい頃に近所に住んでた子」と素直に答えた。
「色々あっていなくなっちゃって、でもほら、私もその後いろいろあったから、そこからあってない」
「色々?」
「こやつ現人神で祀られとったぞ」
「じっちゃんそれ言わないで欲しかったな」
いやぁ、その時は大変だった。ヨミさんとじっちゃんが来なければ私間違いなくあのまま閉じ込められてたから。
「現人神?」
「なんか知らない宗教の神様だよ。最後には生贄扱いだよ。偶々インターポールが張り込んでたから助かったけど」
大塚さんが「あの事件か」と表情を曇らせた。
「なんじゃそんなことにもなってたのか!」
「なってたよ。現人神だからどんな我儘も聞いてくれるんだけど、最終ざっくり殺されるだから。それで神様完成するのか召喚するのか知らないけど」
「ナマエさん、殺されかけたんですか?」
「いやぁ、命がけの鬼ごっこのすえに保護された」
「命がけの鬼ごっこ?戦闘機で逃げ出したくせによくいうな。最終的にはお前がおいかけていたではないか」
ヨミさんのツッコミに戴宗さんが私を見下ろす。
「何してんだ、オメーはよ」
「いやぁムスカみたいな気分になって……見せてあげよう、ラピュタの雷を、みたいな……」
「ナマエ、それは日本人しかわからないぞ。第一戦闘機から雷出せるわけないだろ」
「それもそうだ」
影丸さんのツッコミに頷く。林冲さんが困ったようにつげる。
「えーとつまり、ナマエくんは幽鬼の小さい頃の友人ってことかな?」
「そういうこと」
「再開した向こうもびっくりだろうな」
「あぁ、こんなやつになってるとは思わんだろう」
「あれ、みんな酷くない?」
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相変わらずなんだよなぁ、と、目の前にいる黒豹をなでる。うむ、相変わらず彼の言葉は聞こえない。お座りしているロデムをなでる。
「なんでなんだろうなぁ、やっぱり私が欠陥品だったからかなぁ」
まぁそんなこと言えばロデムが怒るんだけどな。手を叩いた彼に、ごめんってー、と言いながらなでる。くそう、ロデムが可愛い。そう抱きつけばロデムは擦り寄るように顔を押し付けてきた。
「ーーアキレウス」
そう呼ばれた彼は一鳴きする。おっとロデムではない?と彼を見れば、またすり寄られたけど。声をした方をむけば怒鬼ちゃんである。
「おっとbF団側の黒豹ちゃんだったか」
そう言って立ち上がる。今更感はするけども、じゃあね、ともうひと撫でして立ち去ろうとすれば、肩を掴まれて止められた。目を見開いている怒鬼ちゃんに笑顔で手を振っておく。ナマエ、と呼ばれた名前にそちらに駆け出せば彼は小さく何かを呟いた。
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うわぁ、結構あっちもこっちもヤバイなぁというのがこの戦線の感想なのだが、それに畳み掛けてエネルギー停止現象が起きた。やばいなぁ、これはもはやあの頃みたいな戦争だなぁ、と思ってしまった。が、これテレパシーで通信してないだろうか。まぁ今更感あるけども。バタバタと駆け回る両団機構の工作員とエージェントを見送りながら空を見上げる。星が近い。頭の中に誰かが叫ぶ声はするが、私の場合それは人ではない。多分ヨミさんにしろ幽鬼くんにしろ牧くんにしろ、尋常ではない数の声が届くのだろう。
「ナマエ様、何しているのです」
不意に呼ばれて下を見下ろす。孔明先生ってどこまで知ってるんだろう。二人だと様付けで呼ぶが、三人以上いると基本喋らないからなぁ。
「孔明先生は何してるんです?」
「貴方様がいらっしゃらないようなので」
「ぶっちゃけ、孔明先生って何処まで知ってるの?」
そう首をかしげる。彼は「この時点までは推測通りかと」と返された。私は空をもう一度見上げた。うん、そりゃあそうだ。浩一くんは人を救う気がないからか、このエネルギー停止現象は気にしていない。私自身、私が声をかけた機械は動くから気にしていない。というか、人を救う気ではいるけどもそれは燃え尽きるのをやめさせるためだ。
「ーービッグファイア様の対」
不意に孔明先生が告げる。その言葉に彼を見下ろす。
「貴方様は千数百年前、命を落としたビッグファイア様の対でしょう」
「……そんなわけありますか、こんな小娘が」
「そうやって知らぬふりをするのは得策ではあります。何故ならあの組織は貴女を狙っているのですから」
まぁなんとなく察していたというか。
「貴方様は人類がお好きですか」
「私は生物みんな好きですよ。この星において生物はみんな等しく価値がある」
「でもそれを理解するのは一部の人だけでしょう。貴方は痴がましいとは思わないのですか」
「全然。だってそれが人だから。一部の人しか理解されないように、悪行に染まるのも痴がましいのも一部の人間だけだ。それは全員じゃない」
「……はぁ、ビッグファイア様が仰っていた意味がわかりました。綺麗事を随分と並べられる」
「綺麗事で結構。私は彼と違って人の心が、生物の心がわからない。だから、信じるしかない。というか、だから、信じてる。人が紡ぐ希望はどの生物のそれらよりも明るくこの星を照らすと」
「お人好しすぎていやになりますな」
そう言って彼はスタスタと歩き出す。なんだ、もう付き合ってくれないらしい。コツン、と革靴の足音がとまる。
「勝手に死になさるな。我らがビッグファイア様がお嘆きになる」
「肝に命じまーす」
はははと笑いながらまた平らな鉄板の上に横になる。星空に手を伸ばせば、あの頃のように届きそうな気がしたのだけど。
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「めぼしい女子供には術をかけたのだ。すべて跡形もなく消え去ってしまったが」
そう溢したのはなんというか、ザ・悪役って感じの人だ。下に飛び散る赤の臭いが込み上げる。うわぁ、それをやられると私は間違いなくやばい、となるので撤収を希望したい。でもサニーちゃんが捕まってるのでなんとかしないといけないけどなんとかすればバレるしおねんねしてしまう可能性がある。ぐぬぬ。この子供に違いない、と言った男に、叫んだサニーちゃんに私は起動しないはずの銃を撃ち込んだ。目を見開いた周りに、「影丸さん!レッドさん!」と声をかければ彼らはすかさずサニーちゃんを奪って男を刺した。まぁ、死なないっぽいんですけどね。どこか恍惚とした表情の男はじっと私をみた。
「そうか……みつけた……やっと……」
うっ。こういうタイプ無理。ということでバイバイしたいので、指笛をふく。ピューイ、という音がしてやってくるのが鳥ならいいんだけどな、私の場合飛行機なんだよな。
「あの人をつれていって、できるだけ遠くに」
「そうはさせるか!やった見つけた御神体だ!回収させてもらい、我らが神の御体になってもらう!」
そう言って現れた巨大なロボットに、こいつら理解してないなら、と思う。そっと巨大なロボットに手をかざす。殴りかかるような仕草からピタリと止まった彼に、いけない、と告げる。すると彼は緩やかに腕を下ろした。
「そう、君はいい子……そのままその人を連れ帰って」
「何をしている!ウワッ!」
男を摘み上げたロボットはそのまま離れていく。飛行機達に帰っていいよ、ありがとうと伝えれば飛行機達は宙をまった。まぁどっかからの狙撃か麻酔弾的なやつで私は倒れるんですけどね!ナマエの目の前は真っ暗になった!!おやすみ!!
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私と浩一くんは対である。それは私の能力が機械に作用するのに対し、彼の能力が人や生物に作用するからだ。そもそも私は昔からで、父親と呼ぶ存在に値するバビル一世の時代からそうだ。機械に愛されたから私は機械と共に眠りーー時たま目覚めては自然や生き物と戯れたのだ。彼が砂漠の中の塔であるのに対し、私は海深くの神殿に安置されていた。いや今思うと水中で呼吸してるあたり私は人じゃないな。うん。まぁ、そんなこんな浩一くんと暮らしたりたまに守ったりしてきたのだが、アメリカによってそれは一転する。私をどうやってか操ったアメリカは私を浩一くんにけしかけーー私は彼と対立することになったのだ。君は憎まないのか。君をそうした人間を。浩一くんの問いかけに死にかけていた私は憎まないと答えた気がする。
「だって、生き物って、素敵だもの」
何千年も世界をみてきた。時には生きている人々にまじったりもした。そうしてみてきた世界は素敵だったのだ。無機質な機械よりも、ずっと。
だから、憎まないで。そう彼に手を伸ばす。命には終わりがある。それは私だってそうだ。だから、私の命はそこで途切れたのである。
水中から浮上する感覚がする。周りに泡沫が出来上がり、水が弾けるように、散らばった。そうしてクリアになった視界に首をかしげる。ナマエさん?と恐る恐る聞き返した大作くんに、おはよう、と答えようとしてやめた。違う古い言語を喋る可能性があった。
「ナマエさんなんですか?」
「はろー、ナマエさんだよっていいたいんだけど、これどうなってるの、しょうねん」
そうあたりを見渡す。いや、大作くんとかもろもろはわかるが、いつもより感覚が違う気がする。なんていうか、昔に近い。窓に映った私をみれば、どうやら昔に戻っている。姿が今のカラーじゃない。昔のカラーだ。そりゃあ、ナマエさんなんですか?って聞くわ。
「なに、が、あった?というか、しょうねん、けがはない?わたしなにかやらかしてないよね!」
ワタワタと周りをみる。暴れたりしてないことを確認して、ホッと息を吐いた。
「本当にナマエさんなんですか?」
「……わたしはたしかにナマエだけれど、きみたちのしるわたしはみらいのわたしになるんじゃないかなぁ」
そう困ったように笑っておく。未来のナマエさん?と返した彼に、だってこのわたしはしんだもの、と笑顔で返せば彼は目を見開いた。
「このわたしはずいぶんとむかしにしんだもの。わたしはなまえであるきおくはあるけれど、こんどうさせるのはよくないから……まきなとよんでほしいな」
「まきな……さん?」
「そう、まきな」
ニコニコと笑いながらそう言って彼の頭をぐしゃぐしゃ撫でる。子供は好きだぞ。
「ナマエではないのか」
「ナマエでもあるよ。でもはなしだすとめんどうくさいから」
「そういうところはナマエだな」
「ナマエだってば。でもふだんとのぎゃっぷがあるからマキナってよんだらいいよ」
ははは、とわらいながら空を見る。うーむ、目の前が真っ暗になってから時間は経ってないらしい。影丸さんが私をみて問いかける。
「マキナ、君は何者なんだ」
「それはとても抽象的な問いかけだ。それに答えるのは難しい。でもわたしは貴方達を傷つけるつもりはないし、貴方達の仲間でいたいとは思ってる」
そう少し笑んで答える。眉間にシワを寄せたヨミさんが小さく「デウス・エクス・マキナ」と呟いた。韓信さんがそれに気付いて口を開く。
「ーー機械仕掛けの神!」
「機械仕掛けの神?」
「……神話ですよ。機械仕掛けの神は人を愛し、人共に生きたが最後には人に殺されて死んだ。あの教団が掲げる『神』はデウス・エクス・マキナの凶暴な反面でもあるとか」
韓信さんのセリフに周りがこちらをみた。
「なんだと?」
「……ただし、それは人が彼女を操ったから。人間側が悪いのです。いけませんな、韓信殿。大切な部分を逃しては。それともあなたであろうかたでも、神話はさすがに無知ですか」
「ぐぬぬ……」
韓信さんが悔しがっている。まぁまぁ、と取りなそうとすれば孔明先生がこちらをチラリと見た。
「……あなたがめざめてしまった、ということは」
「それはまだじゃないかなぁ」
そう言って苦笑いする。多分浩一くんが来ないかどうかを聞きたいのだろう。恐らく彼はまだ来ない。起きているのかは怪しいけれど。
「とりあえず少年のロボット……というかこの船のシステムだけ動かせばいいですか?」
「それは助かりますね」
孔明先生の言葉に、私はそっと目を伏せる。そうして機械に呼びかければ、彼らは素直に喜ぶように動き出した。がたん、という揺れと共に動き出した船に私は目を開いた。
「マキナさん、なにをしたんですか」
「うーん、機械に呼びかけて動いてもらうように頼んだだけだよ。この船は目が覚めたから、もう動ける。君のロボも起こしに行く?」
「!ロボが、動くようになるんですか?」
「眠ってしまってるだけみたいだから」
そういえばキラキラした目をした彼は、じゃあ、はやくロボのところに!と私の手を引く。大人の視線を無視して私はロボの格納庫に入るのだ。そうして向き合った彼に手を添える。ロボ、と呼びかければ、彼は徐々に意識を戻し、目に光をともす。ロボ!と喜んだ大作くんに私もニコニコする。人と機械の共存なんて無理だと、機械は人に酷使されてるべきなのだと誰かは告げたけれど、彼とロボを見ていればそうではないと思うのだ。
「ありがとう、マキナさん!」
「どういたしまして」
さて、有能な大人たちは私の扱いについて協議しているに違いない。どう転んだとしても恐らくマキナである私は壊れるし、ナマエである私も死ぬか眠りにつくんだろう。まぁ、それでもいいのだけど。
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電子の海に潜れば、ダーク私みたいなのがいると思ったら神話を元に作り上げた私のAIらしい。教団が私が器だとか言っているのはだからだろうか。はっきり言って面倒くさい。とてもとても面倒くさい。いやー、私が本物だからと話を聞いてくれない。でもまぁ理解はできる。だって私であるように作られたのだ。それがあの子の存在意義だ。でも、あの子だって悩んでいるようにみえる。なんとかできないんだろうか。それに、気になるのがその奥にいる人のことだ。浩一くんを模した何か。そこまで作り上げようとしたのだろうか。いや、恐らくはどの時代かにシュミュレーションをしようとした結果なのかもしれない。
景色が切り替わって、水中ではなく星空に変わる。ナマエ、と呼びかけられた声は浩一くんの声だ。振り返れば彼がいる。
「懐かしい姿になってるね」
「うん、まぁね」
「そういう術か」
「うん……ややこしいからマキナって呼んでもらってる」
そう言えば彼はふふっと笑って見せた。
「懐かしいな。初めて会った時も君は僕にそう名乗った」
「浩一くんがつけてくれたナマエっていう名前の方が好きなんだけど、今の私もナマエだから。ほら、色々ややこしいでしょ」
苦笑いしてから足元をみる。
「でも参ったなぁ。まさかの神様とかやらが私を模したAIだとか」
「……なんだって?」
「おや、ビッグファイアともされる方がそちらに探りをいれてない?」
「孔明のマネはよしてくれ。僕は軍やとある国家が怪しい動きをしているからそちらを探ってただけだ。どうやら人じゃないものが重鎮に混じってる」
「懐かしいね、それ。ヨミさんの常套手段じゃん」
「あぁ、でも今回はヨミと同じ魂を持つやつのせいじゃない」
そう言った彼に私は目を伏せる。
「浩一くん、一つ言っとかないといけないことがあるんだけどさ」
「どうした?」
「私を模倣したAIだけじゃないよ。あの教団の『神様』。さっき私を模倣したAIにあってきたけれど、その奥に誰かいた」
「誰か?」
「うん、あれは多分浩一くんを模したAIじゃないかな」
その言葉に彼は目を見開いた。偽物、と言えば早い、けれど。
「まさか、あれを再現をしようとしてるのか?」
「さぁ?有用だから再現してるだけかも。体を持つ前にどうにかした方が良さそうだったけど、もう遅いみたいだった。ログを辿ったけれどAIの私にも彼らにも違う器が与えられてるみたいだったし。でも、浩一くんみたいな感じにはならないと思う。どうあがいても私の延長線の能力を私が本来しない使い方をしてるって感じ」
私の発言に彼は眉間にシワをよせた。私は息を吐いて彼の肩に顔を埋める。
「悲しい」
「……そうだな」
「何か手立てはないかな」
「……きっとある。でも、マキナ、無理はしないでくれ」
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「マキナ、お前は人を憎まないのか」
そう尋ねたヨミさんに、私は首をかしげる。まぁ敵がぶっちゃけたというか向こうは神様だけどどちらかと言うと破壊神であるし、利用しようとしているのが目に見えるからだ。だからこそのはなしだろう。一部に伝わる神話では私は人間により凶暴化し絶望の中で死んだとなっているからだ。そうしてまたコピーが利用されているのをみて、だろう。お前が人類を裏切らない保証はあるのか。彼はまた続けた。
「私は別に恨んでも憎んでもいません。だって私を嗚呼した人間はほんの一握りの人だから。この世界の人全員がそんな人っていうわけじゃないし、私は人間が好き」
そう笑いかけながら返す。
「私は人間が好き。いや、生物みんな好きだけれど、人間がとくに好き。だって人間だけだもの。生活を豊かにしていくのも、未来に光を灯せるのも。貴方達がどうであれ、私は人間を信じているから貴方達の味方をする」
「では何故お前のコピーはそうしない?」
「確かにあの子は私の模倣だけれど、あの子は私じゃない。私がどうしてそういう考え方なのか、どうしてそうなったのか、過程を飛ばしているからこそ、破壊神として定義されているからこそ、彼女は私にみたいにはならない」
そう言って私は困ったように笑う。定義?、と繰り返した樊瑞さんに私は口を開く。
「私はどうであれ、人間の味方であれと父に教えられていました。人間を信じ、共に生き、時に導く存在であるように。そう父に願われて生まれたのが私」
私の言葉に孔明先生が口を開く。
「でも彼女はそうじゃない。破壊神であれと願われて生まれたましたからね」
「真逆か」
「えぇ、真逆です。だから似て非なる存在になった」
「どうやって破壊するんだ、要するにアイツはAIだろう。ウィルスプログラムも弾く、実態がない。ならばどうすることもできん」
「破壊しなければいい話ですよ」
孔明先生が涼しい顔でそう告げた。韓信さんもまたそう頷く。
「彼女を器に閉じ込めてマキナ殿のように人にしてしまえばいい」
うーん、こりゃ韓信さんは利用とかいう下心があるな。まぁ、人にしてしまうのは私は賛成であるけれど。
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死ぬかと思ったら浩一くんが振ってきたことにより回避した。抱き抱えられているかたちになった。大丈夫かい?と聞いた彼に、遅い、とむくれてみる。彼は笑ったけれども。
「マキナ、僕はきちんと無理するなって言ったはずだけど?」
「うーん善処しようとはした」
「まったく、守る気がないな。……マキナ、彼らを連れて行け。追いかける」
そう言った彼に私は頷いてテレポートを作動させる。私達がきえた瞬間、まぁ彼は恐らくあの船を壊した。あああ、もう。
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「うーん、私はこれ以上行けないかなぁ」
立ち止まった私に彼らは首をかしげる。マキナ?と尋ねた彼らに私は目を伏せた。体が動かなくなる。それはそうだ。マキナは死んだ、というよりは壊れた存在だ。ピシリ、と体に入ったヒビに笑顔を浮かべる。浩一くんだけが理解したように、近づいてきた。
「元のナマエに戻るのか」
「うーん、ナマエも眠っちゃいそうなきがする」
そう苦笑いした。彼は目を見開いた。相変わらず最後に見るのはその顔らしい。景色がかげっていく。
「次は何年後に目覚める?」
「わかんないや」
「わからないってなんだ、自分のことだろ」
「わからないんだって。案外、二日後とか、に、起きる、かも」
それも繰り返した会話だろう。マキナ。そう揺らされたって、私は動けない。そうして、ガシャン!という音と同時に私は壊れたのだ。
==いちおうあくえりおんとせーらーむーんイメージでした。どうしてもGRかくと浩一くんになってしまう
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