2020/08/08
↓続き 蛇一家に引きとられる 2
「……おじいちゃん?」
おじいちゃんと呼んでくれてもいいと告げた男性に、そう首をかしげる。近くにいる私を引き取ってくれた人は、ゼロ、と嗜めるように告げた。なんというかあれからはあっという間だった。金髪の美人な女性が部屋に入ってきたかと思うと私は抱擁され、ご飯を与えられた。そうして彼女と話していれば、男性がまたやってきて「今日からお前の家はここだ」なんで告げたのだ。はやい。はやすぎる。彼の家族に許可も何もないらしく、ただ全員年上だったからか別に反対もされなかった。全員体格がいいから無駄に怖かったが、喋ってみるとそうでもなかった。あとは転校手続きなんかもあっけなく終わった。彼の部下が優秀すぎると思う。まぁ、そんなある日である。尋ねてきたその人は私を見るなり私であることを確認し、名乗ってからそうつげたのだ。
「どうしてだ?ジャック。別にいいだろう」
「ナマエ、ゼロは俺の友人で上司だ」
「へぇー!私はナマエです!ジャックさんに引き取られました。よろしくお願いします、おじいちゃん!」
そうキラキラした目で見つめれば彼は目を瞬いて、フッと笑った。そうして肩を震わせる。なんだ?と首を傾げれば、彼はいいや?と口元に手をやりながら答えた。
「兄達と酷い違いだな」
「?」
「いいや、こちらの話だ。クッキーは好きかな?お土産を持ってきたんだ」
「大好きです」
わーい!と喜んで受け取る。父親となった彼はため息をついて私をみた。
「ナマエ、ちょっとぐらい警戒したらどうなんだ」
「なんで?ジャックさんの親しい人なんでしょう?」
「そうなんだがな……」
「あ!このパッケージ、限定盤のクッキーだ!お高いやつだ!」
そう箱をみて告げる。お茶を早急に入れるべきである。とりあえずキッチンを今日も陣取っているだろう正体不明のジャックさんの部下オセロットさんに報告しよう。そのまま一言断りキッチンにいるオセロットさんに声をかける。振り返った彼に、クッキーもらいました!と報告すれば今日も苦笑いされたのだが、気にしない。
「誰にもらったんだ?」
「おじいちゃん」
「おじい……?」
「あーと、ゼロ?さん??」
そう返せば彼はピシリと動きを止めて私からクッキーの箱をとる。あー、と情けない声を出せば一枚先に食べられた。限定クッキー……としょんぼりすれば彼は私の頭をぐしゃぐしゃ撫でて「また買ってこよう」と告げた。
「紅茶をいれるから大人しくしておけ」
「紅茶を?」
「ゼロはイギリス人だからな、紅茶が好きなんだ」
「なるほど、コーヒー出すと怒られるやつだ」
「そうだ」
「ロイヤルミルクティならいれれるんだけどな。おじいちゃん好きかな」
「ゼロはストレートが好きだぞ」
「ストレートの入れ方みてていい?」
「どうぞ、お嬢さん」
そう少しのいた彼に私は彼の手元を眺める作業にはいる。説明してくれる彼はいい人だと思う。
広い庭でおじいちゃんとジャックさんとエヴァさんとオセロットさんとお茶会をしてたら見知った車が止まった。あ、と声を出せば彼らは私と同じ車をみた。ちなみに兄達は学校だか会社だからわからないが今日はいない。
「リトルグリーメンの車じゃん」
「リトルグリー……なんだって?」
「あだ名だから気にしないで。本名リドル・グリーンだから私がつけただけ」
そう言って車から降りた彼に手を振る。彼は私に気付いて手を振ってこちらにやってきた。敷地に入らないのは彼なりの配慮だろう。
「ナマエー!酷くないか!ニコラの相棒たる俺に黙って!引っ越すとは!」
「いやだって色々とんとん拍子だし」
「驚いたんだぞ。お前に色々聞こうとニコラの家に行ったら全然知らない家族住んでたし!引き取られたとかいうし!俺たちがなんとか聞き出してここにきたのに!というかお前いないと結構俺たち痛手なんだがな!」
「……自力で頑張りたまえ!」
笑顔で手を振る。彼は「そりゃないだろ」と肩を落とした。
「仲がよさそうね」
「伯父さんの同僚なんだ。よく伯父さんと一緒に組んでたんだけど、去年違う部署移動した……あれ?リトルグリーメン、戻ったの?」
「呼び出しがかかったんだよ。お前と親しいやつってことでな」
「えぇー、自力でどうにかしなよ。何高校生に過信してんのさ」
そう言えば彼はなんとも言えない顔をした。まぁそうなるわな。車から降りたもう一人は知らない顔である。
「グリーン捜査官、彼女が?」
「あぁ」
「君のプロファイリングが必要なんだ。なんでも今までのほとんどのケースを覚えているらしいじゃないか。協力してくれないか」
彼の言葉に私はピシリと動きを止めた。リトルグリーメンが焦った。そうなるわな。私の機嫌は急降下である。おい馬鹿、とリトルグリーメンが口を塞ぐ。
「……絶対にやだ」
「なんだって?」
「専門の人、FBIにいるでしょう」
ベーっと舌を出す。彼は余計に眉間にシワをよせたが、下手なことを言う前にリトルグリーメンに車に押し込まれた。
「ナマエ、一つだけ聞いても?」
「東南」
「……」
「その地域でおきた事件は東南に逃げるのが多いし、その途中の用水路で凶器が見つかることが多いよ」
「残念ながら凶器は密室で発見済みだ」
彼は両手をあげて口を開く。
「密室?推理小説みたいに?」
「あぁ、俺たちはお手上げだ。ぱっと見は自殺。TOZ社のサルース社長は知り合いか?」
「何回か話したことあるよ。あの人は南ブロックのスタバで会う。家じゃ大音量で音楽聴けないから会社で聞いて帰るって言ってた。何時」
「22時あたり」
「ふーん……お皿とかの破片は?」
「ある」
「良いスピーカー」
「ある。鑑識曰くめちゃくちゃ良いスピーカー」
「睡眠薬入りの飲み物」
「あるんだなこれが」
「あ、それ、日本のコミックで読んだことあるやつじゃん!スピーカーの振動で人を殺すやつだ」
「日本のコミックはさすがにわからないな……君のお母さんの書籍でいくと?」
「似たものでいくとマクマシリーズ短編集5の中にあるクライットウッド判事の自殺」
「なるほど理解した。あとはこちらでする。ありがとう!」
そう言って手を振った彼は車に戻る。どうせなら私も一緒に連れて行ってもらえばよかったと思いながら拗ねた顔をする。そう拗ねた顔をするな、とゼロさんがクッキーをくれた。
「警察に協力を?」
「伯父さんの繋がりで偶に。昔はお母さんがよく協力してたみたいだけど」
「プロファイリングがなんだとか言ってたが」
ジャックさんがそう言って私をみる。普通の女の子でいたいのだ。
「あの人は伯父さん達の冗談を間に受けただけだと思うよ」
クッキーをそう言ってかじった。甘さよりしょっぱさがかつそのクッキーを私はもう一口で食べ切った。
私が学校で注意していることはいくつかある。その個性あるいは他人にない何かのせいで私は全てを難なく記録する。人の顔、人の名前、景色、台詞。映画のワンシーンのようなそれらを忘れることはない。そしてまた、本や情報といったものもまた私は忘れることがなく、把握するのも時間もかからない。それゆえ速読になるのだ。そして、テストは些細なミスをするようにしている。よくある間違いを演出してみせるのだ。小説家であった母は私の頭を消去できないハードディスクと例えた。ゼロさんは紅茶をおいて首を傾げた。
「ふむ、君の母親は小説家だったのか」
「はい」
「ペンネームを伺っても?」
「エソーガ・ムースです」
「あぁ、コナン・ドイルの再来と呼ばれた!彼女の作品はいくつか読んだ。特に死後に発表されたスワップエンドルームが好きでね」
その言葉に私は首をかしげる。聞いたことがない母親の書籍だ。伯父さんは全部集めていたはずなのに、恐らくその本は読んだことがない。
「読んだことがないか?彼女の自伝ではないかという推測もあるんだが……」
「伯父さんの家になかったので……」
私の言葉に彼は「そうか、それは残念だ」と告げた。
「ミステリですか?」
「いいや、どちらかというと日常を寄せ集めたような短編集だろう。全編小説家の『私』が自分の子供に語りかけるような話口で語られる。……そうだな、次に来たときにでももってきてあげよう」
「!本当ですか!」
わーい!と機嫌を治してニコニコする。彼もまた笑ったのだが。
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「長年選択してた日本語が語学の選択にない。どうしよう」
学校のカリキュラムを眺めながらそう告げる。いや、並んでるのがフランス語ドイツ語イタリア語ロシア語中国語スペイン語だけしかない。ラテン語は古典で必修だからいいのだが、他の言語の知識など皆無なのだ。これどうしようと考えていれば、ひょいっとカリキュラムをとられる。見上げればマグカップを持ったジョージさんが立っていた。うむ、絵になる人である。
「あれ、ジョージさん今日お休み?」
「あぁ。珍しくな。言語のカリキュラムか?」
「はい、前の学校で取ってたのが日本語だったからどうしようと思って」
「まぁどれをとっても誰かしらが教えてくれると思うぞ」
そう言って彼は私の隣に座る。
「みんな喋れるんですか!」
「あぁ、喋れる」
「全部?」
「まぁ個人によって違うと思うが……だいたいは喋れる。私は全部喋れる」
「すごい……なんだこの人凄すぎるぞ……頭良すぎない??パーフェクトヒューマン??」
割りかと本気でそう言えばぐしゃぐしゃと頭を撫でられた。
「この中で一番簡単なのどれ?」
「……ロシア語だな」
「じゃあロシア語にしよ」
チェックを入れてロシア語を選ぶ。ちなみに提出してからなかなか難儀な言語を選んだなとジャックさんに言われた。私はジョージさんをみる。彼は頬杖をついて私を見た。口元に笑みを浮かべている。……、……!!騙したな!!
「おのれジョージさん嘘ついたな!」
「まさか騙されると思わなかった」
「こっそり訂正してくれたらよくない??嘘ついてから時間あったよね??訂正する暇あったよ!」
「面白いだろう、黙ってたほうが」
「ジョージ」
そう嗜めたジャックさんにジョージさんは肩を竦めた。私はむーとしながら口を開いた。
「くっそー、なかなかいい性格をしてらっしゃる!ミスター紳士だと思ってたのに!ロシア語教わりにつきまとってやる!ロシア語のこんにちははなんだ!」
「……種類があるが一般的なのがЗдраствуйте(ズドラーストヴィチェ)だ」
「私はナマエですは?」
「меня зовут ナマエ(ミニャー ザヴート ナマエ)」
「Здраствуйте, меня зовут ナマエ。なんだこれ、ぜんっぜんわからない。かろうじてменяが私のって意味かな?ってぐらいしかわからない。どう書くの?」
スラスラと書いて見せたジョージさんに、私はちょっと顔をしかめた。
「アルファベットからやり直しかぁ……」
今持ってるお小遣いで辞書とか文の作り方とか発音とかの本帰るだろうか、と頭の中で計算する。最悪辞書を読めば単語はいけるが、なによりもよく生徒がしでかすミスを把握するのが面倒くさいのだ。机にガックシと伏せる。行儀が悪いのは理解済みだ。
「しばらく頑張ろう……」
なんかジャックさんの会社?かなにかのパーティーというかBBQ大会?らしい。とりあえず出席を促されたので出席したら体格がいい人しかいない。これなんか警備とか警察とかっぽいな?と首を傾げる。とりあえず全然知らない人ばっかりだ。あの一家は全員個人個人で何処かにいるらしいし、オセロットさんもエヴァさんも忙しそうだ。端の方のテーブルに避けて頬杖をついて騒ぎを見つめる。うむ、みんな楽しそうだ。
やってきた人に挨拶したりなんやかんや時間を潰していれば会話をしていれば、ナマエ、と声がかかった。見上げればなんやかんや面倒をみてくれているイーライさんとマスクをつけた人だ。えっ、なんか浮いてないか?えっ!すごい!と目を瞬いてみる。
「暇そうだな」
「というかアウェーすぎてどうすればいいかわからない。イーライさんはいいの?」
「だるいだけだ」
「と言いつつちゃんとしてるからすごい兄貴分だと思う……というかイーライさんの隣の人浮いてない?マジシャン?」
「こいつが浮くのはタネも仕掛けもない」
「えっ、じゃあ魔法使い?すごい!」
がたりと立ち上がり彼の周りを回ってみる。確かにタネも仕掛けもなさそうだ。すっげー!と一人で騒ぐ。いやだって凄くない?人間が宙に浮いてるのだ。こちらをじっと見ているマスクをつけた彼に私は彼を見上げる。
「えっ、本当すごいんだけど、私も浮けるようになる?どうやってるの?あとそのマスクのデザインかっこいいですね!」
「……な、馬鹿だろう」
そうイーライさんがマスクをつけた彼に告げる。
「いや、……えー……あの家の中で一番馬鹿なのは認めるけどさぁ……初対面の人相手に……もっと甘やかしてくれていいよ」
「寝言は寝て言え」
降ってきたグーに、いて、と頭を抱える。そこまで痛くないが。
「ここで食いはぐれると昼飯夜飯ぬきになるぞ」
イーライさんの忠告に、私はニヤニヤする。なんやかんや優しい人である。まぁ、また殴られたけど。そのまま歩き出した彼とマスクをつけた彼に「マスクのお兄さんもまたね!」と手を振った。喋らなかったが手を振り返した彼はいい人なのでは??
「ぎーやー!無理!お兄ちゃん、無理!」
そんな声が聞こえてオセロットさんにもらった肉からそちらをみる。私がとり損ねてるのを見て見かねて持ってきてくれるオセロットさんは優秀な人だ。ジャックさんの皿からお肉を拝借しようとしてたのがバレただけかもしれないけど。まぁ、なんだそちらをみれば、クラスメイトではないが、隣のクラスあたりにいた女の子とメガネをかけた痩せた男性がデイヴィッドさんを加えて話している。
「無理!無理無理無理!だって!めちゃくちゃ難しい転入試験の文系科目ケアレスミスだけでほとんど満点だった陽キャラだよ!転入早々、体育会系クラブにひっぱりだこ!ロシア語はじめてとか言ってるくせに上級者クラスにいるようなやつ!スクールカースト上部にいる感じの!そのくせ接し方は満遍ない感じの!」
ぎゃあぎゃあと個人情報が漏らされている気がする。私はお肉片手にそちらに近づく。私に気づいたデイヴィッドさんに手招かれた。私は嬉々と彼に近づく。
「食べてれるか?」
「今食べはじめたところ。あまりの焼き場の乱戦にジャックさんのお皿からお肉を拝借しようとしたらオセロットさんがくれた。ハイ、君って隣のクラスの女の子でしょ」
そうデイヴィッドさんのそばから声をかける。ぎぎぎ、とこちらを見た彼女は眼鏡をかけた男性の後ろに隠れた。私はとりあえず男性の方に声をかける。
「こんにちは、わたしはナマエです」
「こんにちは、僕はハル・エメリッヒ。君のお兄さんの友達なんだ。こっちは妹のエマ。エメリッヒは僕合わせて三人いるからオタコンって呼んでくれたらいいよ」
手をのばした彼に私も手を重ねる。オタコンということは、である。
「日本のコミックは読みますか?」
「えっ」
「えっ」
「……君は読むの?」
「前の家では伯父さんとよんだり一日中ゲームしたりしてましたよ。アメリカのコミックも好きですけど、日本のコミックも好きです」
同士では??と思っていれば彼がもう一度握手を求めたので対応する。なるほど!同士である!
「独断と偏見だけどオタコンさんってめちゃくちゃ頭良さそう」
「頭がいい。兄妹揃って理数系だな」
そう言ったタバコを蒸したデイヴィッドさんに、私はキラキラとエマちゃんを見た。わぁーー!と目を輝かせる。
「物理と数学教えてください!」
「えっ」
「その二つ滅んだらいいのにって思うくらいには苦手だから本当に助けてほしい」
「あぁ、だからたまに計算途中で固まるのか」
「うるせー」
そう言いながらデイヴィッドさんをポスポス殴る。途中で避けられた上に肉取られた。
「あーー!私のご飯!」
「うまい」
「そりゃあ美味しいでしょうよ!くっそー!ジャパニーズホラーごっこしてやる!」
「なんだそれは……それにしても、ロシア語が優秀らしいじゃないか、お嬢さん」
彼はそう言って火をつける。私は少し考えてから口を開いた。
「……いやあれはジョージさんとオセロットさんの教え方がめちゃくちゃ良かった。あとデイヴィッドさんもイーライさんもエヴァさんもジャックさんもわかんなかったら教えてくれるしね。だからめちゃくちゃわかりやすかったし環境がよかった」
「……さよか」
「でも最近ジョージさんがスペイン語の辞書持ちながら迫ってくるのが怖い。次はスペイン語だなって笑顔で言われた。やってもいいけどご褒美欲しい。デイヴィッドさん頭撫でてもいいんだよ」
はいはーいと手を上げる。彼はデコピンをしたが。いたい。この双子、暴力的である。さすが三日に一回は喧嘩してるだけある。額を抑えながら彼を見上げる。まぁ、彼は私の頭をポンと撫でたのだが。
「犬みたい」
「えっ、ひどくない?」
エマちゃんの言葉にそう返した私は悪くないと思う。
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飛んできたバスケットボールに、首を傾げる。BBQ大会から何故にバスケに変わったのか、と思っていたら酔っ払い達がはじめたらしい。なにあれ楽しそう、と、ドリブルしながら割り込んでみる。やる気かお嬢ちゃん的な相手をドリブルで抜く。酔っ払いとか楽勝だし。そのままあと背中側をくるりとまわりもう一人抜く、ゴールの近くにいた相手にバックステップで一歩引いたあとシュートした。くるくるとゴールの端をまわったボールはゴールの中に落ちる。やったぜ!ゴール!そのまま混ぜて遊んでもらえるらしい。そのまま酔っ払いとバスケして遊んでたらぽつんと一人でいる同い年ぐらいの子を見つけて手を振ってみる。じっとこちらをみた彼に私は彼に近いてバスケやろうぜ!と声をかけた。
「いや……俺は……やったことないし」
「教えるから大丈夫大丈夫」
そうケラケラ笑って手を引いた。
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