2020/09/14
↓改変
「これで外したら君ら順番に高級料理奢れ」
「は?」
「安心してもうお店は決めてあるから。は、ず、せ!は、ず、せ!ぐ、る、な、び、み、しゅ、ら、ん、み、つ、ぼ、し、ご、は、ん!こーす!りょうり!」
「じゃあ俺が決めたらハナが奢れよ」
▽決めた
「仕方ないな、ハナちゃんだけが外したら焼肉でいいよ」
「……俺が決めたらどうするんだ?」
「ナマエの奢りで食べに行く」
「わかった」
「んな!?はずせ!!!はずせーーー!!!君らでどんだけ食べると思ってんだ!!!はずせぇぇ!!!!」
「ぶはっ!!!!ひっしすぎ!!!」
▽決めた
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ナマエと持田……結婚するの?付き合ってんの?と聞かれたらお互い爆笑してあり得ないという割によく一緒にいるのを確認される。昔からお互い一緒にいると楽なのであまり浮ついた話はない。なんやかんや結婚しそう。意外に喧嘩したのはユースのことぐらいである。
ナマエと花森……ナマエがよく世話をやくのでメンタル負荷が減るけど持田が加わるとそうでもない。花森はさっさとくっつけばいいのにとは思っている。
トリオ……悪ガキ的な。女子男子合同で集まるとよく一緒にいる。オリンピックの開会式閉会式も一緒にいて旗振ってるのを目撃されてる。よくテレビでもセットで映る。昔からたまに年末年始スポーツ王に出たりしてた。花森以外が騒がしいため騒がしい。
苗字ナマエ……持田と同い年。正しい世界というか原作ネタでは色々あって干されてETUで働いてたけど、ifだとちゃんとプロ選手続けてる。転生者なのであるが、小さい頃からの地道な努力の積み重ねで若干チートくさい今になった。昔から持田の生活範囲が若干近く(校区の関係で他校だけど近所とか、片方私立とか)近所で練習してたら気があって今に至る。原作筋ネタのユース誘われた流れも一緒だしキレたのも一緒だし花森との出会いも一緒。でも結局女子の方のユースに流れた。ヴィクトリーのモデル調べたらちゃんと女子リーグ参戦してたのでヴィクトリーもしてると踏んでそこのチームにいる。ちなみにお互い一人暮らしなのに近所にいる。ETUにはいないくせに詳しい。達海とケン様のサインが欲しい。シムシムとか窪田とか椿くんと仲良くなりたい。だいたい東京ダービーの時はETUのサポーターの服を着ているのがお馴染み。ETUの推しは堺さん。最近はいかに後輩を育成していくかを監督や仲間と話している。
・東京ヴィクトリーベレーザ:主人公が所属するチーム。常にじょういにいる。
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「結婚?ないない、だって苗字ブスだし」
「誰がブスじゃー!聞こえてるぞ!私は人並みだしな!!全世界にいる私のファンに謝れ!いやちょっとブスかもしれないけど、謝れ!」
「ふはっ!!!自意識過剰すぎ!!」
「ナマエのファンは……顔じゃなくてプレーに魅せられてるんじゃないか?顔は関係ない」
「ありがとう、ハナちゃん……それフォローになってないからね。遠回しに私ブスって言ってるからね?でもハナちゃんのことだからフォローしてくれようとしたんだよね?ありがとうね……爆笑してるてめぇはゆるさねぇからなあ持田ぁ!」
「うるさいぞ苗字!持田!花森!」
「……」
「苗字がうるさいだけだって」
「城西せんせー、持田くんがブスっていいましたー、同じ東京ヴィクトリーとして締めてくださーい」
「ナマエ、他チームに迷惑かけない。アンタが騒いでるんでしょ。ごめんなさいねー、城西選手、持田選手、花森選手。回収していくわ」
「ぐぇっ、首絞まる」
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「あ?苗字じゃねぇか。お前イベントごとに抜け目ねぇな」
そう言った推しにグッドサインをおくる。まぁ、イラッとされて叩かれたけど。愛から来るって知ってる。いや実際はたまたま浅草あたりを後輩ちゃん連れて歩いてたらカレーパーティーしてるって話聞いてきたのだが。堺さん!?とザワッとした周りと焦った後輩ちゃんにサングラスを下げてピースする。
「推しは照れ屋だから!」
「馬鹿なこと言ってるんじゃねぇよ。お前にイラッときたんだよ」
「あぁ、苗字か」
そんなやりとりに緑川さんと村越さんにわーいと手を振る。苗字?と首を傾げた周りにほら女子サッカーの、と緑川さんが言えば合致したらしい。えええ!?と叫んだ周りに私はピースサインをした。
「いえーい」
「えっ、敵情視察スか?」
「えっ、うちとETUゲームできるとか聞いてないんだけど」
世良くんの言葉に首をかしげる。後輩ちゃんがあわあわしているのが見える。
「そうじゃなくて、持田のいる東京ヴィクトリー関連だろ?」
「アイツはアイツで勝手にやるからそんなことはないですよ。なんでアイツのためにやらなきゃいけないんだ??」
「……苗字は堺の追っかけだからな。よく東京ダービーでも堺のユニフォーム着ているぞ」
村越さんの発言にいえーい、ともう一度ピースする。しつこいと堺さんに怒られたが。えー、とふてくされつつ鞄を漁る。自分の練習着しかない。くそう、サインほしかった。
「今年はETUめちゃくちゃ楽しいから箱推しだから堺さんとは別にサイン欲しいけどユニフォームないや」
「箱推し?」
「個人じゃなくてチームごと推してる。今期めちゃくちゃ楽しいから好き。個人的に若手も椿くんがとてもよい」
「えっ!」
「あぁ、お前去年も若手見てなんか言ってたもんな」
「めちゃくちゃいい仕事するくない?」
「お、俺なんて全然」
そう言って俯いた彼にデコピンをする。「いてっ!?」と額を抑えた彼は私を若干涙目でこちらをみおろした。
「謙虚は確かに美徳だけれどそれはある意味紙一重だよ、青年。でも、もし本心でそういってるなら君の限界は今じゃないってことだから君はまだまだ可能性を秘めてるってことだから胸をはればいいよ」
「……はい」
「私は君を応援してる。君を応援してる人が確かにいるし、今のETUなら君は絶対に一人になり得ない。それだけは理解してくれればいい」
割かと真面目に言ったら真っ直ぐに私を見て頷いた彼に私はニンマリ笑う。そのままぐしゃぐしゃと頭を撫でた。
「……お前相変わらずだな」
「えっ、なんですか割かと真面目にしてたのに」
「後ろにいるのは?」
「私のとこの期待のホープちゃん。よくポカするのもご愛敬」
そう言えばポカポカ殴られたがきにしない。肩たたき超気持ちいいと言えば彼女は怒って椿くんから受け取ったカレーを食べ始めたが。若干椿くんが同じ部類だーみたいな感じで話している。可愛い。赤崎くんが私をみた。
「それいいんスか」
「私がいるうちは大いに結構。フォローするから大いにおやりって感じ。それに甘えて直さなかったら見限るけどね。彼女はなおそうとするからいいよ」
「かー!さすが女王様っスね!厳しい〜!」
そう言った世良くんに真面目な顔をする。いやいやいや。
「何処が。当たり前でしょ。いつかは私はいなくなるやつなんだし、ずっと甘えてどうすんだって話ですよ。私がいるから大丈夫はまだしも私がいないからできませんとか片腹痛いわ。向上心もなんにもない奴にずっとパスだすほどお人好しじゃない」
そう真面目に言えばなんかこっちに余計視線が向いた。なんだ?と首を傾げれば、堺さんが「お前たまにそう言うこと言うよな」といい、緑川さんカレーをくれる。やったね!!嬉しい!!「やったー!」と喜べば変な顔されたが。世良くんと後輩ちゃんにビビられてしまった。やっちまった。
「まぁ、完璧に克服しろとは言わないから大丈夫大丈夫。自分の欠点を把握してほしいなってだけだよ。常に補える味方がいるかはわからないしね。今の監督なら大丈夫だから、ホープちゃんは気にしなくていいよ。それかもう長所をとことん尖らせても可」
ははは、と笑いながら言えば後輩ちゃんは少し安心したようである。
「おっ、女子リーグの女王さまじゃないか」
「女子リーグの女王?」
「わ、わわ!達海監督だ!本物だ!!今日に限ってサインもらうものがない!握手してください!」
わーい!と言いながら手を差し出す。彼は「どーも」と手を重ねた。嬉しい!!とても嬉しい!!
「東京ヴィクトリーベレーザの苗字ナマエです!お会いできて嬉しいです!」
「順番逆じゃないか?」
「細かいことはいいんですよ!!写真撮ってください!」
そう言って後輩ちゃんにスマホを渡す。さぁ早く、と思っていたら後輩ちゃんがワタワタと私にスマホをかえした。
「先輩、蓮っていう人から」
「はい、着信拒否ー」
そう言ってきる。まぁすぐに電話がかかってくるのだが。しばらくそれを繰り返し、アァもう仕方がないと電話にでる。
「レンクーーン??私今忙しいんだけどなぁ?電話出れない時点で察してほしいなぁ?」
「はぁ?今日オフだろ?迎えに来いよ」
「私は君のアッシーではありませーん!私は今出かけていまーす。デート中でーす!というか君仕事中でしょ」
そう言ったら電話で爆笑された。うるせぇ。
「なら今から行くわ」
「は?なんで現在地わかってんの?来なくていいよ。むしろ来んな。現場混乱するから来るなって、切るな!」
画面を見つめる。なるほど切れている。……あの馬鹿、怪我してるんじゃないだろうな。はぁ、とため息をついて後輩ちゃんの頭を撫でる。
「ごめん後輩ちゃん、私呼び出されたから行くわ。機嫌悪そうだし二次被害出る前に」
「えっ?」
「ここから帰れる?あ、あとこういう選手とか監督と直に話せるチャンスなんて滅多にないから、しっかり話しときなよ。じゃあすいません、騒ぐだけ騒いで。ありがとうございました!」
そう言いつつもう一度電話をかける。甘やかしてる?まぁそうだよなぁ。しかしながらくっそー、私だってもうちょっと喋りたかったぞ。
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「レンくんって誰だろうな」
「あの、たぶん、持田選手だと思います……」
「はっ!?」
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「なーにふて腐れてんの」
「ふて腐れてねぇよ。気分が悪いだけだ」
「はいはい」
そう言いながら車に乗せる。ごめんね!としてるスタッフにこっちこそごめんなさいと頭を軽く下げて車を出した。
「デートはよかったのかよ」
「後輩ちゃんとETUの本拠地に遊びに行ってただけだからいいよ。選手達とはまたどっか出会えるだろうし」
「ふーん、そんなことだと思った」
「はいはい、そんなことだよ。どっか行く?」
「帰る」
「じゃあ帰るぞー」
そう言いつつ遠回りになる道をすすむ。気分転換にはいいだろう。向こうも何にも言わないしな。結局私は二人に甘いのだ。
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