2021/12/30

2021年オフラインネタ帳大放出祭1


・なんか転生してる夢主

ファン感謝デーみたいな日である。これが昔ならば私は間違いなく感謝する側にいるのであるが、今回はどうあがいても私は感謝される側である。目が覚めたら小さな子供になって飛行機に乗ってた時はびっくりしたのであるが、なんやかんやで状況は理解していまだ。花の女子高生といえど、残念ながら転入した学校に女子サッカーはないし友人作りも面倒くさい。前と同じ両親ではあるものの、恐らく私がサッカーが大好きだとは一ミリとも思っていない。サッカーファンの両親が当てた感謝デーのイベント、なおかつ未成年向けプログラムとしてプロ選手とサッカーができる!みたいなものに私は当選したらしい。あの時の両親の喜びようは凄かった。ということで、私は控え室で、私が好きなETUの堺ユニ、ではなく、選手と一緒にサッカーができる人がもらえる日本代表のレプリカを着ている。なんの因果か十番持田なんだよな。私は城西さんとかハナちゃんでも全然よかったんだけども。いやこれ多分私が高校生なの配慮されてこれかもしれない。いや、ほら、越後さんとか岩淵くんとか顔いいし。普通きゃあきゃあ卒倒するし。私案内してくれる十番は絶対やる気ないからまだ来ないし。十一番のハナちゃんがこちらをチラチラみている。私は気にせずベンチに座ってのんびり選手とファンのコンビ達を眺めているが。ちらほら女の子はいるんだよなぁー、と思いつつ。というか、私の知ってる蓮なら多分こういうのやらないとは思うんだけどどうなんだろうか。と、思ったら持田蓮が城西さんに連れられてきた。目の前にきて、ごめんねー遅れてと口だけで謝った持田蓮に私の口が勝手に開いた。
「わー、顔に面倒くさいって書いてる」
まぁその瞬間周りが固まり持田蓮が爆笑したのだが。
「わかる?」
「なんとなくわかります」
まぁー、下手くそな人となんでやらなきゃいけないんだ、とかそういうことだろうとは思うが。手を差し出して、握手だけでも、といえば彼は握手は一応してくれた。頑張れとか怪我にお気をつけてとかはあんまり言いたくないなー、と思いながら何も言わない。可愛げがあることなんざ言えないんだよなぁ。
「ちょっと待ってください、女子高生っぽい可愛げがある文言を思い浮かべようとしたんですけど、いざ本人達を前にすると浮かばないというか」
その時点で持田蓮のツボにハマるのはわかる。爆笑しはじめた持田蓮に、そういうのはいいか、と思いながら、とりあえず、ファンです、と言っておいた。
「花森選手との十番争いが毎回楽しいので、そのまま続けてほしいです」
ハナちゃんに飛び火しとこ。ハナちゃんが固まり、持田蓮が「いや日本代表の十番は俺だから」とはっきりいった。ハナちゃんが「違う」といいかけて、持田蓮に俺だからと言われている。変わらない関係だなぁ、と思いながらその様子にケラケラ笑う。「仲良いですね」とぼやけば、はぁ?みたいな顔されたが、知らん。怖かねぇ。

そりゃあファン感謝デー対応だから手を抜かれるのはわかっているのでワザとボールを選手股下潜りで花森選手にパスするじゃん?花森選手はゴール決めるじゃん。悪いけど許されるの夏木さんあたりだから夏木さんの股下潜らせちゃったごめんねー。まー、周りに偶然みたいな顔されたけど、花森選手が若干驚いた顔で私をみたが気にしない。次は緩く突っ込んできたディフェンスの前で後ろ足でボール蹴り上げてディフェンスかわしてボール拾って突っ込むじゃん。隣から出てきてた持田選手に結構鋭いパス出すじゃん。そのまま持田選手がゴール決めるじゃん。私はそこである程度満足したので次から同い年くらいのファンや年下のフォローに入る。流石に相手側に小さい子が来てたらボール奪われるけど、選手がキープしてたら取りに行ったりすると私がめちゃくちゃ楽しい。持田蓮から結構鋭いパスがきても対応するが、結構私のレベル測られてる感じはする。あからさまに花森選手へのアシストしたあたりから対応が変わった。まぁでも当たりは女子高生でからな!ガチ当たられたらフィジカル面で負けるわな。まぁファン感謝デー的なイベントだから途中で11番花森をつけているちびっ子と途中で撤退するのだろうが。いやー、やっぱ上手い人とやるのは楽しい。相変わらずサッカーはしているが、約束も望みもなくいろんな選択肢がある今、サッカー選手にならなくてもいいかと思っていたが、やっぱり上手い人とサッカーしたい気はする。鳴った笛に審判をみればもう半分が終わったらしい。まぁ子供もいるからと短い時間である。恐らくは前半出してもらったし後半は撤収だろう。ちぇー、もっとやりたかったなぁ、とおもいながら撤収すれば、持田選手に「何、お前」って爆笑しながら言われた。
「夏木のやつワザとでしょ」
「いやー、あははは」
「どっか所属してんの?」
「してないですよー。親の都合で日本に戻ってきたんですけど、編入した高校に女子サッカー部なかったんですよ。また海外行くかもだからユースの試験受けるのちょっと考えますし……」
いや、親と一緒に世界を駆け回るのも結構楽しいのである。興行サーカスというからか、結構いろんな場所を転々とすることもあるし。前はユースがあるから日本に残っていたが今はそうではない。持田蓮はふーんと告げて、もったいないことしてんね、と言われた。意外だ。コイツがそんなことを言うとは意外すぎる。目をパチパチ瞬きながら持田蓮とベンチの方に行けば、向こうの指揮を取ってると思わしき達海監督に手招かれた。私?と聞けば達海監督に頷かれたのでそちらに行けば達海監督は夏木はあっちと持田選手の方を指さした。
「えっ!?」
「夏木はあっちな。お前代表だろ」
「いやこの子あっちのファンの子でしょうが!」
「いいじゃん、どうせお約束で後半下げられるんだしさー。こっちのユニ余ってないの?キャンセルでたんでしょ?」
「なになに?」
私は達海監督と夏木選手、その後ろでおっかなびっくりしている桜井監督をみる。平泉監督が私を見たが。
「どこかに所属してるのか?」
「いえ、親の都合で日本に戻ったんですが、転入先の学校に女子サッカーがなくて」
「東京ヴィクトリーの女子ユースであれば紹介しよう」
しれっと自クラブの女子に誘導してる……と多分周りは思っている。私はホントですか?と伺う。うーん、迷うぞ。
「また親の仕事の関係で海外行くかもだからユース行けないかなって思ってたんですけど、平泉監督のお誘いなら考えます」
そんな会話をしていれば、こっち側のファンをみて、おや?と思う。こっち側の装備は新品だが、こっちはそうでもない。
「向こうよりこっちのファンの人に上手い人多いのはサッカー経験者というか、どっかで所属してる人は普通こっちなのか」
なるほどなー、と思いながら、いやそれなら結構悪いことをしたな、と思う。一応向こうのファンには気を使ったがこっちには気を使ってなかった。いやあんまりファンがボールキープしてたら行かないようにしてたけど。
「で、私がその判定だと向こうになるけどバランスブレイカーだったか」
「そう言うこと。だからキミはこっちね。アッチには夏木戻すし」
チェンジチェンジと言った達海監督に前半私に揶揄われていた夏木さんがしょぼしょぼしながら向こうに行く。いやいやいや。それは流石にダメでしょ。
「いやいやいや」
「どーせ後半下げられるんだし、こっちいたら?試合出すよ」
「えっ私だけズルになるじゃないですか」
「日本代表と試合したくない?」
「えっ、やりたい……」
ズルいとかどうでもいいからやりたい。思えばこんなチャンス今後あるかといえば多分ノーである。
「めちゃくちゃやりたい。こんなチャンス今後ないかもしれないしやりたい」
まぁ、夏木さんがとぼとぼ交換認められませんでしたとつげてその話はなしになったのであるが。うーん、残念!!

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広報さんに連れれて少し遅れてロッカーに戻りベンチに座る。あと協賛のドリンクもらえた。ラッキーである。
「お、問題児じゃないか!どこ行ってたんだ?」
「問題児とは……」
「いやキミの素行見てたら問題児でしかないで」
「えっ、結構心外です……私の何処が……」
「全体的に」
「えっ」
アレックス選手に私は目をパチパチする。全体的に問題児……と考えて、そういや




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「何?持田選手暇なの?じゃあ一緒に遊びに行く?」
冗談のつもりである。冗談のつもりであったのだが、本人にふーんいいじゃんと言われてしまった私である。やめろ。あとに弾けないこの感じやめろ。
「えっ、本気で来ます?」
「ダメなの?」
「いや、いいですけど。何時までに戻るとかないですか?」
「ガキじゃあるまいし」
「じゃあいいか」
まぁ言った私が悪いのだ。ヘイタクシーとタクシーを止めて乗り込み、持田選手も乗り込む。そのまま揺られた先、ついたサーキットの関係者口で関係者証を見せて友人と言えば新しい関係者証を渡される



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