2021/12/31

2021年オフラインネタ帳大放出祭36




「なにそいつ」
「さっき意気投合したうさぎ!」
「ひば!!」
「めちゃくちゃかわいくない!?意思疎通できるんだよ!」
「……触ってもかまないか……」
「うさぎはいい子だから噛まないよ。ねー??」
「にばー!」
「ふわふわだな……」
「あとやっぱり見たことない場所だった!とりあえず建物みえたし、そっちいく??」

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「へぇ、うさぎ、ヒバニーって言うんだ!」
そう言ってうさぎ改めヒバニーをだきあげる。にば!とにっこりと笑ったヒバニーは可愛い。かわいい!と抱き付けば、にばー!と照れたけど。とりあえず建物に向かって歩けば、何やらサングラスをつけた男性と会い保護されたである。外見17歳くらいだし。一応起こったことを報告すれば、なにやらちょっと大事になった。とりあえず偉い人から街にある古い使われてない屋敷を与えられることになり、ロトムが入ったスマホももらい、図鑑もはいった。そしてうさぎをかざせばロトムが説明してくれたのだ。
「君たちはポケモンはいいのかい?」
「いらない」
「えー、なんでさー、せっかくだし貰おうよー」
即答した蓮にそう言う。うさぎも相棒友達欲しいよね?と聞けば、ヒバニーが頷いた。ほらみろ。
「だが、ナマエ……まずは生活を考えるべきだ」
「ハナが珍しくまともなこといったな」
「うーーーん、余裕できたら貰おう?ヒバニーの友達ほしい」
「君がゲットすると言う方法もあるけどね。三人ともとりあえずトレーナーカードを発行しておくよ」
そう言ったローズ社長に、ありがとうございます、と頭を下げた。まぁ元の世界のエネルギーのことめちゃんこ聞かれた。エネルギー開発をしてるらしい。家の屋根にソーラーパネルつけて自分家の電力はそれで供給したりするといえば、それはいいねと言われたけども。必要なものは買い揃えるお金としばらくは暮らせるお金をもらえた。ラッキー。
「そういえば、がらる地方にはフットボール文化ないんですか?」
「フットボール?」
「サッカーないんですか!?」
「あぁ、サッカーのことだったのか。あるよ。ポケモンバトルが一大人気になっているから、少し集客は落ちているけど。ガラルチャンピオンシップがポケモンリーグが休みの時に開かれるんだ。でもどうして?」
「この二人、私の世界ではプロだったんですよ。なまると困るなって」
「それはいいことを聞いた。あるチームが人数割れを起こしてしまって存続の危機でね。地元の人気はあるんだが……常に最下位争いにいて上手い選手は上位に抜けていってしまうんだ。そこのGMと会長なら知り合いだ」
話がはやい人は好きである。ニヤリと口元をあげる。秘書さんが、ローズ様そろそろと言った。
「連絡入れておくから、今から向かうといい。エンジンシティフレアの本拠地はエンジンスタジアムのすぐ近くだ」
「何から何までありがとうございます」
「ありがとうございます」
そう頭を下げた二人に、うさぎも頭を下げた。は??えらくない??可愛い。
「いや、こちらも面白い話が聞けた。帰り道の調査もしておこう」
そう言ったローズ社長はカッコいい人であった。

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「ここがエンジンスタジアムか」
「みたいだな」
「エンジンスタジアムがここだから、その近くの本拠地練習場……」
そう言ってたら、男性がどうしたの?と声をかけてきた。
「エンジンシティフレアの事務所に行きたいんですが」
「エンジンシティフレアの事務所なら移転したからここではないかな。蒸気の階段を下ったところだよ。でもどうしてエンジンシティフレアに?」
「私達、この地方に訳あって引っ越してきたんですけど、ローズ社長にサッカーチーム紹介してもらったんです。じゃあ、エンジンシティフレアに知り合いがいるから!って」
そう言えば目を瞬いた。そうして、サッカーできるの?と聞かれた。
「私は訳あってできないので、後ろの二人は」
そう言えば、彼は目を輝かせた。救世主!!とハナちゃんと蓮の手を取った彼に、三人で目を瞬く。
「俺たちのチーム、万年人数がギリギリなんだけど、チームメイトに移籍の話が持ち上がってさー、存続の危機だったんだよ!」
「わー、深刻だー……」
「入ってくれるなら助かるよ!」
「給料は?」
「もちろん出る!あとは君たち次第だね!!」
そう言った彼に私は二人をみる。どうするっていう選択肢はないんだけども。じゃあ行くと即答した蓮に、ハナちゃんも頷いた。
「ナマエはどうすんの?」
「広報とかしよっかな!」
「それも助かるよ!!!」
このチームやべぇな???


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ははーん、なるほど。下手というわけではなく、監督と噛み合ってない。話を聞くに一線を退いた人とか、強いチームでスタメン取れない人がこっちに残って、活躍されたら抜かれていくらしい。なんだそのサテライトみたいな扱いは。



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「うさぎ、うさぎ、何見て跳ねる、まんまるぼーるをみてはねる」
「ひばぁ!」
「そいつお前に似ててウケるんだけど」

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「う、うさ、うさぎー!それボールじゃない!!まんまるなフクロウだ」
「にばっ!?」
「とりあえずポケセン連れてこ!!うさぎ、ついてきて!!」
「にば!!!!」

「と言うことで増えた。まんまるフクロウのモクローことまる」
蓮が爆笑している。いや私はかなり焦った。うさぎが飛んできたボールと思ってシュートきめたら、まんまるなフクロウが目を回したのだ。ポケセン駆け込んで回復したら懐いて今である。ちなみにうさぎは反省し、まるに謝った。まるは気にしてないらしい。フクロウ……とハナちゃんが見つめているの可愛い。まるは首を傾げたが。
「お前はホントナマエ似だねー」
「にばぁ!」


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「ナマエはサッカーしないの?」
「私片足ないからなぁ〜」
「えっ!?」
「義足なんですよねー」



「苗字さん……?」
「ん?」
「えっ、あ、えっ!?」
「椿くん??あちゃー、椿くんも巻き込まれてんの??」
そう言って椿くんに近づく。ふむ、やはりこちらにくると若返るらしい。私が抱えてるうさぎーー正しくはヒバニーというらしいーーは「にば!」と椿くんに手をあげて挨拶した。挨拶できて偉い。
「えっ!?ええっ?!」
「椿くん一人?」
「監督と……クボちゃんと一緒です」
「住むところ大丈夫?」
「いや、ここにきたばっかでなにがなにやら……手分けしてここが何処か調べようってなって……」
「多分知らない場所だから戸惑うだけだし、やめといた方がいいよ。あっ、うちにおいでよ。情報共有しよ。窪田くんと監督は?」
「あっちです……」
そう指を刺した椿くんについていけば窪田くんと達海さんがいた。監督ってこっちか!!!ブランじゃないのか!!
「あ、椿くん……と、苗字さん?」
「椿おつかれ。よー、苗字、何か知ってる??」
「いや、私たちもかれこれ一ヶ月間くらい覚めない夢を見てる感じですねぇ。ねぇ、うさぎ」
「にばぁ?」
私の言葉に首をかしげる。うさぎかわわ。
「わはっ、ヒバニーだ」
「ヒバニー?」
「このポケモンの名前だよ。弟がねぇ、遊んでるから知ってるんだぁ」
「ポケモン?」
「えっ!?ええっ!?」
なんか椿くんがパニックになってる。とりあえず私は三人に家おいでよー、と手招く。三人は顔を見合わせた。
「にばぁ……」
サッカーボールを抱えてしょぼん、としたうさぎを抱え上げる。
「フットボールは庭でやろ。ハナちゃんも蓮も帰ってくるし」
「にば!」
「サッカーすんの?」
「今足技磨き中なんですよ。ねー?」
「にーば!」

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「何故、椿と窪田、達海猛がいる……」
ハナちゃんがリビングにくるなりそう言ってしょげた。足元に食材が入った紙袋がおちる。きのみぶじか。
「おかえりー!私が外で偶然拾った」
「にばぁ!」
満面の笑みでハナちゃんに手をあげたうさぎは可愛いし、よしよしとうさぎの頭を撫でるハナちゃんも可愛い。はっ、可愛いと可愛いの組み合わせ、最高では!?通算何回目かの気づきである。ちなみにまるは私の頭の上に載っている。安全地帯だもんな。おもい。ハナちゃんはそれを丁寧におろした。
「蓮は?」
「……途中から一緒に行動してない」
「持田もいんの?」
「三人で倒れてたんですよー。で、なんやかんやこの家譲ってもらったから掃除して整えて今」
「じゃー宿ないし泊めて」
「いいですよ。ただし、働け、働かなければくっていけないのだ……あ、まてよ、でも椿窪田コンビ子供だな???」
そう言ってコンビを見る。10歳くらいだよなー、と思う。達海さんも現役のそれだし。なに、マイナス10歳の補正かかってんのか??
「椿窪田コンビは家事手伝ってもらうかな……流石に働いてはダメだな……達海さんは働いてほしい。フットボールの監督枠空いてるから、是非」
目をパチパチした監督に、ハナちゃんも目をパチパチした。そうか、その手があったか、と。監督がなー、リーグ始まる準備期間になー、引き抜かれて辞めたんだよなぁ。ホントこのチーム色々やばいなぁ。手配するにも万年最下位争いのチームには立候補する人いないんだよな……
「なに、フットボールあんの?」
「あります。プロもあるんですけどね、この街のプロチームがちょい問題あって……まぁぶっちゃけ、過去に栄光はあるものの今や最下位争いのチームなんですよ。それに合わせて、やっとの思いで育成した選手は強いチームに取られていくみたいな……一線を退いた一流選手とか、強いチームで活躍できない選手が流れてきたりもしますけど、活躍したらまた引っこ抜かれるみたいな……」
「何その悪循環」
「蓮とハナちゃんと私がなんとかある程度立て直して強豪をプレシーズンで倒したんだけど、監督とチームの相性が悪くて、いやお前仮にもサポーターとかじゃなくて監督が言ったらダメだろっていう言葉を吐きまくるから流石に私と蓮が怒ったら監督が辞めた」
「ふーん。いいよ」
「やった!!!」
「ちなみにここ元その選手寮だから!!近い!!」
「となり練習場だなって見てたけどだからか」


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椿窪田コンビ癒しなんだけど。うさぎとサッカーの練習するのまじかわなんだけど。まるは洗濯物干すの手伝ってくれている。かわわ。大人三人は私がかき集めて過去リーグ漁ってあれがどうだとか言う話をしている。


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「いや、馴染んでるあねさんたちがおかしいやろ」
「……馴染むしかなかった」
がっくしと肩を落とすハナちゃんに、私は背中をたたいておく。
珍しくキリューくんが凝視してるの面白いんだよなぁ。らびふっ!と挨拶したラビフットに進化したうさぎは可愛いのだ。良い子である。進化して気取り屋ななったまるは羽をファサッとしたけど。
「こっちがラビフットのうさぎ、こっちはフクスローのまる」
「うさぎはまぁわかるが、まるは?」
「進化前はまんまるなフクロウだったからまる。あとはカエルもいる」
「カエル……」
「やっぱりなんかわからないけど大体みんなマイナス10歳くらいの外見なんだなぁ」
「みんな?」
「あと達海さんと椿と窪田がいるから」
「達海さん今日は挨拶の仕事行ってるし、椿窪田コンビは調べものしに行ってくれてる。そして私達も生活があるから働いている」
「椿達は働かへんの?」
「10歳くらいに働かすのはちょっとな……いや中身は20ってわかってるんだけど……」
「そりゃそうなるわな」
「……何して働いてんだ」
「私はチームの広報とか雑務してて、ハナちゃんと蓮は選手、達海さんは監督」
「監督!」

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窪田くんがネイティ抱えてるのクソ可愛いし、椿くんがワンパチ抱えてるのもクソ可愛い。なんだこれは。
「ついてきちゃって……」
「懐かれちゃったかー、ゲットしちゃえ、ゲット」
「……ナマエ、そう簡単に許可を……」
「え?だって可愛くない??」
「……そ、そう言う問題では……」
「自分で面倒みるならいいだろ。お前は椿と窪田の親か」
近くで頬杖ついた蓮が言った。
「い、今は保護者だ……」
「どっかフラフラいくにしろ、俺たちはナマエと行動するからいいけどそいつらそうじゃないだろ」
「まぁ確かに何も持たず野生ポケモンとあった時には対処できるし、ほら、二人はそんな世話を投げ出すタイプじゃないから」


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「ナマエがここにいるときいた!」
「ダンデさんじゃん」
「ナマエ、バトルを」
「しませーん」
「何故だ!?」

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「キバナさんじゃん」
「よー、ナマエ。リーグに出ないんだって?ダンデがショック受けてたぞ」

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