2021/12/31
2021年オフラインネタ帳大放出祭41
練習場見に行ったり、過去のフットボールの試合みたり、料理作ってお店屋さんごっこしたりをしてたら、事務員さんがやってきた。なんだ?と思えばなんでもオールスターの前哨戦みたいなやつで子供とごっちゃでサッカーするが、シンデランスの子供が急に発熱してしまい他の子も予定がつかないらしい。このままいくと仕事上たいへんまずい。で、私に白羽の矢が立ったと。
「いく!!」
二も言わずに告げる。サッカー用品一応揃えてるしな。うさぎも何処かに出かけると理解したらしい。ぴょこぴょことやってきた。ホッとした事務員さんに私はポットとミルキーをみる。
「ポット達はどうする?お留守番する?」
そう尋ねればポット達はモンスターボールに入った。なるほど行くらしい。とりあえずユニフォームは支給されるために準備をして、鞄をもち、鍵を閉めて一応気にかけてくれるお隣のお爺さんには声をかけとく。がんばっといで、と笑った彼に返事して事務員さんに連れられていった。
「二日間オールスターはあるんだけどね、1日目がこうして子供と一緒にサッカーして、二日目らプロだけでサッカーするのよ」
「マスコットポケモン同士のサッカーはないの?」
「ないわね。斬新で面白いけど」
ちなみにシンデランスのマスコットポケモンはエースバーンというヒバニーの進化系らしい。うさぎはすっかり彼のファンだ。私も大好きだ。めちゃくちゃいいポケモンだかんな。
空飛ぶタクシーに乗ってついたのはシュートシティである。はじめてきた。まさに大都会って感じである。ロンドンモチーフだろうか。シュートスタジアムもヴェンブリースタジアムみたいな感じだろう。チューリップみたいな形してるけど。更衣室で着替えさせられ、控室に急いで通されたらキャプテンがいた。いやこれアップなしか??やっぱりナマエか、と笑った彼に私とうさぎはキャプテンーと手を振って近く。
「ごめんね、急な話だったろ」
「いや全然、ラッキーとしか思ってない」
そう言って周りを見る。うむ、もうサッカー前シーズンは全部見たからそこにいるのがスター選手というのはわかった。椿くんっぽい子も結構なスター選手だった。椿くんにしろ、キャプテンにしろシュート落ちと言われるプレイヤーらしいが、そんなこと全然関係ないくらい上手い。二人の過去プレーを漁ったが、監督や環境が合わないのと、監督の起用の仕方が悪かったということはなんとなく分かった。監督だけが悪いだけじゃないだろうが。私が抱えてるうさぎもキャプテンに撫でられてご満悦である。
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シュートシティvsその他の構図に爆笑してしまった。子供は誇らしげだが、お遊びにしては結構ガチな感じなんだよなぁとシュートシティ側を眺める。うさぎは普段ナックルシティ監督の暖になっている。ついでにポットとミルキーも預かってもらってるが。あの選手はああだからああしてこの選手はこうしてと考えながらアップに励む。子供は未知数であるがまぁその場で対応するしかない。面白いのがシュート側の少年に見るからにプライド度高い子がいたり、ナックルのジャージきてる子が多分蓮っぽかったり、キルクスがハナちゃんっぽかったりするからだ。いやー、これ絶対面白いなー、とワクワクしてたらプライド高い子にめちゃくちゃ見下されたけどな。にこやかに私は挨拶したのに嫌味言われたし。自分は天才発言はハナちゃんと蓮、もしくは似たような子しか許さないから。
「じゃー、おにーさんコテンパンにできたら私天才ってこと?」
「お前が?」
鼻で笑った彼ににっこりと笑う。そんなことできるかと告げた彼に、日本語で口を開いた。
「首洗って待っててほしい、すぐにそこ追い出すから」
よし、天狗の鼻を叩き折ることにする。キャプテンが顔をしかめてやってくる。それと同時に少年はどっかに行った。やべ、キャプテンに聞かれてたかもしれない。
「ナマエ、意地悪言われなかったかい?」
「いやー、なんか知らないけど無駄に吠えてるなぁって思って聞いてたので大丈夫です」
私の発言にキャプテンは目を瞬いて、蓮似は爆笑しながら私の背中を叩いた。痛い。
「お前いい度胸してんね!」
「あの子上手いの?」
「……新顔、あいつは一番僕たちの中でうまいとされている」
「へー、じゃあ今日から2番目以下に格下げになるね」
そう言えばハナちゃんっぽい子が首を傾げ、蓮っぽい子が目を瞬き、キャプテンが首を傾げた。いやー、さっさとあの鼻折りたいなぁとは口が裂けても言わないが。
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「はっはーん、やっぱり私うまーい」
そう言って笑う。周りがギョッとしたように私を見ているが無視だ。まぁ手を抜いているだろう大人の相手を交わした上に、キレーに合間ぬってシュート決めちゃったからな。体の調子は随分いいし、足捌きも調子が大変よろしい。にばーー!とうさぎがぴょんぴょん跳ねてきたのでハイタッチする。やっと歓声があがった。まぁそのまま監督にまた預かってもらいにいけばおもくそ頭撫でられた。やりやがったとかなんとか言っているが、向こうからの視線が痛い。例の少年がキッとこちらを睨むので笑顔で手を振っておいたが。
「ハズレー」
そう言ってボールをキャプテンに渡す。キャプテンがすり抜けていった。執拗に私を狙うんだよなこの少年。ムキになっている。まぁそれは大人にも言えるのだが。私は楽しくサッカーするとする。
大人だけだとあれなので、私が狙うと見せかけてドンピシャにいる蓮似に渡したり、フォローにきてくれたハナちゃん似に頼ったりもする。まぁ、後ろは完璧に大人に任せてるのだが。だって体力ないし。そろそろ余裕がないので、イエローもらうかー、と思ったところで流石にいじめすぎか??と思う。相手子供だし。なんか泣きそうになってるし。ハナちゃんっぽい子が近くにやってきた。
「……どうかしたか?」
「いやー、いじめ過ぎちゃったなって」
「……あ、アイツが悪い。喧嘩を売ったのはアイツだから」
「ありがとうー。でもさー、サッカーは楽しいからさー、あんまりこう虐めたりするものじゃないし。負けたくないけど」
とか言ってたらおもクソイエロープレーされて私は転倒するんだけどな。地味に痛いわこれ。ズサーッなった。めちゃくちゃ危ないプレーだったからキャプテンと相手チームも怒っている。うさぎがびっくりしたようにというよりはしょんぼりしてこちらをみたので起き上がる。
「あーーびっくりしたーー」
「大丈夫か?」
「うん、全然大丈夫。これくらい軽い軽い。まー、私も君に集中的に嫌なことをしたから痛み分けってことで。いや、pk貰えるからあれだな??痛みわけではないな。ま、どんまい!人生こんなときもあるさ」
ぽんぽんと少年の背中を叩いておく。よっしゃー、pkじゃい!と思ったら交代されることになった。まー、血が出てるしな。
「じゃああとは頼んだ!天才児」
そう言ってハナちゃんっぽい子と蓮っぽい子に言えば、蓮っぽい子がボール持ったけど。
「アイツの弔い合戦だ」
「……あぁ」
二人の発言に笑ってしまったのは仕方ない。私死んでるしな。
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「に、にぎゃぁーー、いたい、しみる」
消毒されて悶えてたらうさぎが半泣きでおろおろしていた。可愛過ぎかな??
「ひばぁ」
「うさぎ大丈夫大丈じょ、ぎゃー、ポット触んないで。ミルキーばっちいから、ああああ」
ケラケラ笑うポットにミルキーもつんとする。ガーゼを貼られて完了である。うさぎがとびついてきたのでそのまま抱っこすれば、ポットはうさぎに持たれる形になりミルキーは私の頭に乗った。隣にいる選手が私を見下ろした。
「お前のポケモンチョイス面白いな。ポットデスやマホミルはエンジンシティあたりではあまりみないだろ?」
「ポットは引っ越した家に先に住んでて、おばけさんだーっていいながらきのみおいたりしてたら……なんやかんや仲良くなった」
「マホミルは?」
「家でケーキ量産してたらどっからか入ってきた。最初他の家のポケモンだと思ってたら野生だって判明してゲットした」
「君の家のパティスリーは繁盛するね」
「それよく言われるけど、なんで?」
「他の地方からきたの?」
「まぁ」
異世界から来ましたとはお口にチャックしておくが。
「だから今までジュニアで見たことなかったんだ〜」
「野生のマホミルが現れたパティスリーは繁盛するっていうジンクスがあるんだよ」
「へぇ〜、うちはパティスリーじゃないから関係ないや。ミルキーは匂いにつられてきたのかなぁ」
そう言いつつミルキーを見上げる。ニコッとわらったミルキーの可愛さよな。
「バトルはしないの?」
「やり方わかんないや」
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蓮似がロタス、ハナちゃん似がパニカム、私に喧嘩うったのがラナン、よし、理解した。
「ロタスくん、パニちゃん、ラナンくん、覚えた」
「ちゃん!?確かにガリヒョロだもんな!」
ゲラゲラ笑うロタスくんに、パニちゃんが戸惑ったように私をみた。
「な、ナマエ……俺は男だ……」
「響きが可愛いじゃん。ガリヒョロだからじゃないよ。これもパニちゃんの宿命だから仕方ないね!!うさぎもそう思うよねー?」
「にば!」
そう言ってヒバニーはにっこり笑った。だめ?と聞けばしばらくの沈黙のあと、だめじゃないというお許しが出た。ロタスくんがボソッとチョロって言ってたけど。遠くでラナンくんが通るのが見えたので手を振っといた。
「ラナンくんもまたサッカーしようねー!」
「……ふん。せいぜい怪我を治すんだな」
「うさぎ、あれがツンデレっていうんだよ」
「にばぁ?」
「誰がツンデレだ!!!お前はかしましいやつだな!」
「うんうん、心配してくれてありがとねー、またねー!」
そう言って手を振る。ふん!とそのまま行ってしまったが、親っぽい人には苦笑いして頭を下げられた。気にしてない。
「うさぎ、あれはツンデレじゃなくてツンギレだよ」
「にー?」
「ツンギレ?」
「ツンツンプリプリしてる感じがツンギレ」
「ぶはっ、まんまアイツじゃん!今度からツンギレくんって呼んでやろ」
ケラケラ笑いながらロタスくんが告げる。パニちゃんが同意した。
「……さっき、ナマエは他地方から来たと聞いたが、シンデランスのジュニアにはいってるのか?」
「へー、お前そうだったの?通りで見たことないはずだよ。シンデランスだいたいデイゴがくるもんな」
「なんか急に熱出した子がいて交代も用意できなかったから、たまたまキャプテンや事務員さんと知り合いだった私に白羽の矢がたったみたいだよ」
「ふーん」
まぁそのまま二人は両親に回収され、私は事務員さんと今日のお泊まり場所であるホテルにいくのだが。
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「すっげーー、でっかい」
馬だ、と三つ編みされてる馬を見上げる。見上げるほどの馬はカッコいい。私のロトムは図鑑が入っていないので種類はわからないのだ。私に抱っこされているうさぎと二人で見上げる。近くにいた男性が私をみた。
「これはバンバドロって言うんだよ、バスの代わりさ」
「へーー、カッコいいな……」
「にぃ……」
「でもうさぎと私の家入らないね!」
「にばぁ」
二人でそんなことをはなしていれば、おじさんに笑われた。普通の家には入らないな!とのことだ。触ってみるか?と言った彼にいいのかと聞いたら許可された。バンバドロも頭を下げたので触ってみる。おお、うさぎと違って毛が硬い。ごわごわしている。あと可愛い。話を聞くとめちゃんこ力持ちらしい。ポケモンってすげぇ。
「あぁ、いた、ナマエ、何してるんだい?」
「キャプテン〜、バンバドロはじめて見たから話聞いたり触らせてもらった」
「あぁ、大きいよね、バンバドロ。僕の実家にもいるよ」
「キャプテンの実家」
「僕の出身はハロンタウンっていって牧場が多い場所だから。ミルタンクとウールー、ドロバンコとバンバドロがいる」
「へーー!……ん?まてよ、ミルキーってこんなに大きくなったりする?」
「ミルキー?」
「マホミル」
いやこれこんなにおっきくなったら入れないな、と思ったら二人が笑った。大丈夫らしい。安心である。
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マホミルに飴細工あげようと思ってシュートシティのパティスリーをのぞいたが、どれも気に入られなかったので自分でつくることにした。次の日のサッカー観戦は普通に楽しんだ。まぁガラル代表vs国内選抜みたいな感じだからかなり拮抗したいい試合だった。まぁ昨日のあれこれが多分想定外すぎたんだろう。若干主審がシュート寄りだった気もするけど。キャプテンは打ち上げがあるので事務員さんとホクホク顔で帰り、軽食をふるまう。そのあとのシャワーで死んだけど。
ということで、ミルキーの飴細工を作ろう。飴細工は流石に初めてなので最初に図案を考えていればミルキーがサッカーボール柄を選ぶあたり私の性質引き継いだ感がすごいする。何個も練習してようやく綺麗にできたそれをミルキーにあげれば頭にのせた。可愛過ぎかな??とりあえずロトムで写真をとる。ドヤっと保護者に連絡すれば、クルクル回ってみたらいいとカブさんからメッセージがきた。くるくる回るとは。とりあえずでき過ぎた飴細工を袋にしまう。うさぎとポットが食べてるけどあまったやつだ。ロトム用もちゃんとおいておいたし。
「くるくる回るってなんだ??」
「抱き上げて回ればいいみたいロト」
「ふーん?」
ミルキーを抱き上げてくるくる試しに回ってみる。回っていれば、ミルキーが光った。は!?と驚いていれば光がひいて、ミルキーの姿が変わる。なんか可愛いらしいお嬢さんがきたぞ。
「まほー!」
「えっ……えっ!?これ進化!?」
「にばぁ!?」
「まほ!」
むぎゅっと私にだきついたミルキーはとてもいい匂いがした。髪飾り的についた頭のサッカーボールが可愛い。とりあえず写真を撮って、くるくる回ったら進化しました、と送れば、マホイップという名前であることがわかる。かわええ。あと手からクリームが出るらしい。だせる?と聞いたらきちんとだしてくれたし、めちゃんこおいしかったのでお菓子に使うことにする。
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パニちゃんからおじいちゃんおばあちゃん宅に遊びに行くが来るかと言われた。え、行きたい。どうやら南にある冠雪原というキルクスより雪深い村らしい。服を買わねばならぬ!
「友達がね、冠雪原におばあちゃん家あるから遊びに来ないかって言われたんですけど、冬服はどこで買えばいいですか、おしゃれ番長」
本日お店屋さんごっこはしてないのに(恐らく私の近況を確認しにきた)私オススメのラムの実シロップ炭酸割りを飲んでいるキバナさんに聞く。
「んーー、キルクスなら売ってると思うぞ。あそこも随時雪降ってるからな」
「へー、電車で行くと遠い?」
「電車は通ってねぇな。空飛ぶタクシーで行くか道を歩いて行くしかないけど、バトル慣れてないならおとなしく空飛ぶタクシーの方がいいと思う。あとカブさんにも言っとけよ」
「はーい」
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ということでキルクスタウンである。さむっ。相変わらずボールからでてるうさぎを上着の下に閉じ込める。顔だけ出してるうさぎはかわいいのだ。
「古い建物が……立ち並ぶ……温泉町……であってる?」
「あってるロト」
「服買いにいくぞー」
とは言ったものの、街の中にいるなんかぬいぐるみみたいなやつが可愛い件について話したい。か、可愛い。なんだこいつは。うさぎとロトムと一緒にのんびりすすむポケモンを眺めていれば、ナマエ?と声がかかった。そちらを見ればパニちゃんである。
「あ、やっほー、パニちゃん!」
「な、な、なんでキルクスに?」
「冠雪原寒いから、あったかい服買いに来た」
そう言えば彼は目を瞬いて、ああそうか、と納得した。
「ナマエの地方は暖かいのか……」
「というか、冬服持ってきてないだけ。パニちゃん、この子はなんていうの?」
「……ユキハミだ」
「へー、触ったら噛むかな」
「い、いや、噛まないとは思うが……」
「にば……くしゅ!」
くしゃみをしたうさぎに、ああいけない服を買わねばと立ち上がる。
「ブティック先行こ。うさぎ寒いもんね」
「にばぁ」
「ブティックはこっちだ」
「え、付き合ってくれんの!?」
「……あぁ。今学校の帰りだったから……」
学校。そういや学校あるんだよなぁと思う。何しろポケモンのサトシのイメージが大きすぎる。まぁ、私の場合文字読めないし自分で色々した方が好きだからいいのだが。とりあえずパニちゃんについていけば確かにヨーロッパでよくみる可愛い歴史的建築物だった。私は少し離れた場所にある温泉を眺めるとする。多分ポケモンが入れるんだな。ミルキーは溶けそうだし、ポットは湯煎になりそうだし、うさぎは……うーん、水のシャワーは嫌がるが、一緒にお風呂入るしな。ちょん、とうさぎを抱き上げて、足だけ温水につけてみる。びっくりしたうさぎだが、すぐにあったかいと理解したらしい。足をつけて、にーばー、と極楽ーみたいな感じでふにゃけた顔をした。
「うさぎ、あったかい?」
「にば、にば、にばばん!」
それは私が歌ってて覚えたやつだな。
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