2018/02/13
↓改変
久しぶりに外出したら、変なことに巻き込まれたようである。目の前に急に現れたのが忍者ならば納得はできるが、そういうわけではない。赤いジャケットを着た人物を中心に、どデカイ車は故障している。故障したわね、と告げた女性に、中からはわらわらと人が現れた。
「あら、貴女この世界の人かしら?」
そう首を傾げた赤いコートを来た女性に「この世界とは?」と首をかしげる。
「ああっ、と、この辺りに住んでる人か?」
「この辺りに住んでるわけではありませんね。あぁ、でも、一応このあたりにはなるのかな」
「そう、ごめんなさい、私たちここに来て間もないから協力してくれないかしら?世界を守る為に」
「そういう宗教はちょっと」
私の言葉に金髪で赤いコートの女性が「誰が新教宗教じゃ!」と吠えた。
「とりあえず、俺たちは君に危害を与えるつもりはない。これが動けば立ち去る、ん、だが、壊れてしまっていてな」
「大きな車ですね。予備の部品は?」
「それが、ないのよ。というか、パーツ自体が無くなったのよ」
そう告げた彼女に首をかしげる。それは初耳だったらしい周りもまた彼女を見た。
「博士、どういうことだ?」
「そのままの意味よ。さっきの変な敵が攻撃して壊したところがあるでしょう?そこが丸ごとないの」
とても不穏な言葉が聞こえたから、早く佐藤さん達と合流したい。ナマエ?と探す声がしたので手を振れば佐藤さんと菊池さんが首をかしげながらやって来た。
「こりゃまたデカイ乗り物だなぁ、何で動くんだ?」
「さぁ?」
「ナマエの知り合いか?」
「いえ、この乗り物が壊れたので多分部品とか売ってるところを教えたら解放されます」
「壊れてるのか」
「貴女の知り合い?」
「えぇ、まぁ」
「何が必要なんだ?手伝うぜ」
そう言った菊池さんは興味本意だろう。佐藤さんも見上げている。
「あら、ありがとう。とりあえず必要なものをメモしてくるわ」
そう奥に引っ込んだ女性に菊池さんにあまり関わらないように釘を刺さねば、と思う。しかし、視界の端を横切ったそれに、動きを止めた。
「ナマエ?」
「佐藤さん、菊池さん、本持ってます?」
「本?あるが、どうしたんだ?」
「陸奥守、刀じゃなくて銃貸して」
そういえばふわりと桜が舞って銃が現れる。そのまま銃口を車に向けた。
「おい!何をーー」
「全員、伏せて!」
そう言って引き金を引く。車の奥、銃声とともに何かに当たったソレはインキを散らした。そして、インクの瓶のようなそれは、群れで現れる。
「ーーなんでこっち側にいるんだ、」
「わかりません。館長に報告しますがその前に殲滅させます。二人で大丈夫ですか?」
「まぁ、大丈夫だろ」
そう言って菊池さんは本を鞭に変える。佐藤さんも同じく本を刃に変えた。
「アンタ達は下がってな」
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流石に数が少ないとはやいというか。また武器を本に変えた二人はやれやれと息を吐いた。
「お主らはあれを知ってるんかのう?」
そう尋ねた金髪の女性に、えぇ、と言う。
「しかし、アレは普通現れることはないのですが……先程、部品が消えた、と仰いましたね」
「あぁ、博士が言っていたな」
「攻撃したのは先程のような?」
「あぁ」
「ーー消失、か?」
「消失、が、現実世界におこるものなのか?」
「わかりません。いくつか仮定はありますが」
そう言って少し考えようと、した、瞬間、もっと嫌な気配がする。ふわりと現れた陸奥守がこちらを見た。
「主!退避じゃ!!検非違使がくる!!!」
「あぁ、もう、面倒くさいなぁ」
そう手を叩き、言葉を口にする。
「あはりや、以下省略、神の御依場所にお招きくださいませ!」
そういえば桜吹雪が吹雪いて、視界が覆われた。
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「こんな方法があったんだな」
そう本丸近くの広い場所で口を開いたのは菊池さんである。緊急用ですよ、といって、辺りを見渡している彼らを見た。
「さて、色々と説明がほしいですね、そりゃあ、もう、色々と。あ、佐藤さと菊池さんは説明して館長と按司あたり呼んできてください」
「わかった、ナマエ一人で……って、一人じゃなかったな」
そう苦笑いして去った二人はもう常連である。
「ここで話すのもなんですし、移動しましょう」
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「わぁ、日本家屋って感じ!」
そうキャピッといった紫色の着物を着た女性にこれがジャパニーズハウスか、とか納得する面々は変わっていると思う。
「ちょっと、感心するとこはそこじゃないでしょう、あの子がどうやって移動したかよ!」
「その前に貴女達が何者かお尋ねしたいですね」
そうにっこり笑いながらいえば、何処からかやっぱり、という声がする。
「ナマエくんじゃないか?」
「あらほんと!」
そう言ったその人達に目を瞬く。
「大神さんと、サクラさん?」
「あぁ、やっぱりナマエくんだったのか。と言うことはナマエくんの世界なんだね」
そう告げた大神さんに刻々と頷く。
「知り合いなのか?」
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