2018/02/15
↓現パロ?続きだけど没
・なんやかんや家を追い出された(というか佐藤せんせが寝る部屋がないから引っ越しを余儀なくされた)司書と佐藤せんせが一緒に住んでる
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ばあちゃから貰った屋敷の部屋数がめちゃくちゃあるけんについて話したい。私と佐藤せんせだけなら離れとかいらない、というか、離れだけでいける。使われる部屋が限られるだけ、と言った佐藤さんに私は反論する。
「私がこわいだけです。使ってない部屋にお化けでそう」
「アンタが言うと冗談に聞こえないんだが」
「お化けでたら佐藤さんの部屋に潜り込む」
「だから、やめなさい」
そうポンと私の頭を撫でた佐藤さんは苦労性兄貴だと思った。
さて、佐藤さんに現代知識を教えるけど、彼は昭和中旬ぐらいまで生きてるのだからそこまでの知識はある。ので、テレビとラジオは知ってる。キッチンも教えればさらっと使いこなしたし、パソコンやスマートフォンも使えるようになるのは早そうだ。パソコンカタカタしたりスマートフォンで写真をとる昭和文豪。文字列に違和感。カタカタしてる佐藤さんを見ていたら眠たくなってきた為目を瞑る。眠気に負けて意識は桜吹雪の世界に落ちる。
「ん?珍しいな、人が来るなんて」
そう酒を飲んだ人物にデジャヴ、と思ったのは仕方がない。
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「佐藤さん佐藤さん」
跳ね起きたかと思えば一緒に暮らしている娘はこちらにやって来る。犬、というよりは、猫のように日向で寝ていた彼女ではあるが、犬のようにこちらにやってきて抱きついた。節度がない、と言ってもやめないそれ。むしろ不思議そうにされるそれは、兄ではないが兄のようである青年がそうさせているんだろうか。まぁ、あの狭い何十も何百も繰り返す世界でそれは確かに暖かく、救われるものがあったのだが。
「怖い夢でも見たのか?」
「いや、なんか、佐藤さんみたいな人を見つけたというかゆめ見たから……」
「俺みたいな?」
「一生春の日にいる人」
「……またあの世に行ったのか。帰ってこれなくなるぞ」
「無意識というか、寝た時に行くんだから仕方ない。行きたくていってるわけじゃないです」
「……嫌な奴だったのか」
「酒飲んでる……仙人みたいな人」
そう言った彼女に、仙人?と首をかしげる。酔ってたのか?と聞けば、ほろ酔いだった、と答えられた。
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それからしばらくすれば、彼女の夢に現れる人物が三人に増えていた。繰り返す春の日は、酒飲み仙人、繰り返す秋の日は、時計を二つつけた人、繰り返す冬の日は軍医。小説の導入ような話ではあるが、俺自身繰り返す夏から来た人物なのでなにも言えない。最近よく彼女はねむりこける。立っていてよろけたと思ったら眠っているお陰で外出もままならないし、学校も休みがちだ。今も急に眠りこけた彼女を抱きとめる。酷くなる前に彼女の両親に告げたが時期に治ると言われたが、これは酷い。仕方がない。家の戸締りをして彼女を抱える。タクシーを電話で呼べばすぐにでも来るだろう。タクシー代ぐらいは原稿料でなんとかなる。
「成長期的な何かかと思ってたけど、違った」
そう言った母親に、おい、と突っ込みたくなった。佐藤先生曰く、急に眠るために外出もままならないらしい。だから最近学校は休みがちなのだろう。
「妹から何か聞いてます?」
「俺みたいな人物に会うとは聞いたが……」
「呼ばれてんじゃねぇか」
そう口元をひくつかせて母親を見る。
「春くん、同居人が増えていいかしら」
「同居人?」
「寂しいから呼ばれるのよ。だから、こちらに連れてきたらはやい」
そう親指を立てた母親に、佐藤先生が固まった。
「俺みたいな奴ってことですか」
「ええ、それも三人」
「三人」
ということは、春と秋、冬だろう。しかし、渋ったところで彼女が眠りから覚めないことも予想できるわけで。頷けば、母親は何処からか数珠を取り出して彼女を見下ろした。
「ナマエ、ちょっと辛いけど我慢してね」
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現れた三人は知らない。いや、名前を聞けば知ってるんだろうが。ここは、と周りを見た三人に、彼女はパチリと目を開いた。眠たそうに目をこすったけど。
「おはよう?」
「ん?嬢ちゃんがいるのか」
「寒くないな……初夏か?」
「そもそもここは何処でアンタは――」
「あうはずのないさんにんが揃っててわらえるー、佐藤さんあわせてしゅんかしゅうとーだー」
そんなことを口走った彼女はまた倒れこみかけて――そばにいた兄がそれをすばやく足で支えた。
没!!!!
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