2021/12/31
2021年オフラインネタ帳大放出祭78
あの世界の忠勝のあの装備の初期も私が作った。原作はどうか知らないが、とりあえずあの世界では私が作り上げた。三河の技術は日の本一、というなれとど、それは私の持ってた知識と親友的な位置にいた鍛冶屋兼バサラ屋の能力によるものが大きい。それに加えて私の残した功績といえば、半蔵の義手に似た物がある。
「半蔵、新しい義手に変えていないのか?」
そう言って半蔵の手を見る。まぁ古い義手ーー正しくは可動式の義指だ。私が最後に作った物である。
「身に馴染みますので」
「ならいいんだが……もう片方は?」
「そちらも」
「ならいいんだが」
そう言って半蔵の手を手袋越しににぎにぎする。半蔵の薬指は生まれつきない。この時代、見た目の差別というのが多い。あまり人間扱いされていなかった、とは半蔵や他の言動をみて理解したことである。
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「私には少し歳が離れた弟がいてな。そりゃあ目に入れても痛くないほど可愛い弟だったんだ。もう何年も会っていないんだが……その弟が、貴方のような真っ直ぐな人に育っていてほしいな、と」
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「ーーそうだな、肯定しよう。私は父上に計られ殺された。それは他者からみたら変えられぬ事実だ。だが、真実は違う。私が自ら仕向けた」
「は?」
「家臣が二つに割れた。私につくものは弟をよく思わず、弟につくものは私をよく思わなかった。乱世ではよくある話だ。私はこのまま行くと弟と家を二分化する争いが起こると思った。弟と戦などしたくなかった。だが、私達がいくら仲良くしていても、周りの大人が許さずにどちらかを嫌うよう仕向けるはずだ。だから私は忠臣に頼み、父上が私を化け物だと信じ暗殺するように先に仕向けた」
「だから、父上が悪いのではなく、私が悪い。まぁ、責任を転嫁するなら、そういった争いを生む乱世というものが悪いがな。だから私が父上を恨むのはお門違いというやつだ」
「なら、何故その弟を殺めなかった?貴方ほどの人がいれば、情勢は変わったはずだ。もっと良い方に」
「何を。私は弟を信じている。彼は転んでも立ち上がる強さを持っている。それは弱者に寄り添う強さになろう。その強さを持つ弟だからこそ、弟が進む先に泰平の世があるのだと信じている。……それに、それ以上に、私は弟に生きてほしいと願っている」
「なんで」
「愛しているからだ。家族として、大切なたった一人の弟として。家族に生きてほしいと願うことはいけないことか?竹千代」
「!」
「大きくなったな。それだけあの世界では時間がたったのか。半蔵や忠勝は元気にしているか?
「さて、竹千代がお世話になったようだな、妲己。婆娑羅は異質であるし、ややこしいから隠してはいたんだが……こうなれば仕方があるまい」
「この世界では属性は武器に宿るようではあるが、某の世界では属性は人の身に宿る。それは婆娑羅者と呼ばれ、乱世では重要されるが泰平の世では疎まれやすい。お前のような輩に利用もされるしな」
「名乗りたくないが、名乗るのが礼儀か……」
「
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