2022/12/31
2022年度没ネタ整理35
「ナマエさん……?」
「はぴはろ!とっとり!」
「なんですかそれは」
「ハッピーハロウィンとトリックオアトリートの略です。お菓子くれなきゃ悪戯します」
「……お菓子ならばあります」
「やったー。荀攸さんの仮装はキョンシー?」
「……はい。どうしてこんな場所に?」
「迷子になりました」
「迷子……こちらに」
「?」
「今日の夜は決して部屋から出ては行けません。誰かを招いても行けません。俺を入れてもいけません。なにがあってもです」
「?わかりました」
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なんで全員でホラー演出してくんの??ガリガリという扉の音に布団を深く被る。開けてじゃないんだよ〜と思いながら丸くなる。うっわ、泣きそう。寝るしかねぇ。
「ナマエさん」
「……攸さん?」
「ああ、よかった、まだ中にいらっしゃるのですね」
泣きそうである。布団をかぶって扉の前に移動する。
「ううっ、攸さん、聞いてないです、ホラー演出聞いてないです。これいつまで続くんですか?」
「……明朝までですね。俺はここにいますので、安心しておやすみください」
「……はい……」
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「(美味しそうな匂いがする。開けたい。開けたい。食べたい。呼吸の音がする。寝ている。ナマエさんの匂いがする。首筋にかぶりつけば一緒にいられる。同じになる)」
「荀攸殿、耐えてるのかい?」
「満寵殿」
「おっと、私に敵意はないよ。もうたらふく食べたからね」
「見ればわかります」
「ひと齧りすれば同じになるんだ。ひと齧りすれば良いのに。君、神通力も使えるなら道術も使えるんだろう?彼女の制御ぐらい思いのままじゃないか」
「……ナマエさんが怯えてしまいます。今は寝息を立ててらっしゃいますが」
「彼女、やっぱり図太いよね!!」
「満寵殿」
「ごめんごめん。荀攸殿、そろそろ朝が来るよ」
「はい……名残惜しいですが」
おやすみなさい
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「ナマエさん!!何処にいたんですか!?」
「えっ、攸さん達のハロウィンに付き合わされてたんですけど」
「は?」
「えっ?まさかお酒に酔っていて覚えてらっしゃらない??お寺からでちゃダメだよって言ってたから私お寺から出なかったじゃないですか」
「……ナマエ、ちなみにそのお寺はどのあたりだったか覚えているかな?」
「あっちの山の方にある古いお寺でしたよ。というか、郭嘉さんもきてたじゃないですか」
「ご察しの通り、私達全員酔っ払っていてね。どんな仮装をしてたかも覚えてないんだ」
「攸さんのキョンシーの仮装しかみてないです」
「え……??」
「え?」
「何かもらったかな?」
「お菓子もらいました。ほら」
「……これは、土、かな?」
「あれ?昨日は美味しそうな飴菓子だったのに」
「ナマエ、お祓いに行きます。今すぐにです」
「公達殿、手配は済みました。車を出します、向かいましょう」
「えっ?えっ??」
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「ねぇ、ナマエ、日本のメリバってなんだい?」
「メリーバッドエンドの略です」
「どうしてバッドエンドを祝うんですか。日本時折変な造語をすぐ作る」
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