2022/12/31
2022年度没ネタ整理59
推しが学校の先生してる現パロだか転生だかわからないけどとりあえずそういう世界最高かな??ちょっと毎日拝みたくなる。この世界親族含めてほんと美男美女多すぎんよ。とりあえず荀攸先生を筆頭に魏軍師先生箱推しなんで。
「あんたはホント毎日たのしそうだ」
そう言ったのは用務員してる賈詡おじである。この人ほんと頭いいし、実は用務員のフリをしてる大学教員だと思ってるのだけども。まぁ、私は彼に地政学を学ぶし、たびたびひっついている。今も本を引っ張り出してお勉強してた。賈詡おじはタバコ吸っている。
「いやー、だって推しが毎日いるんだもんね。仕方ないよね」
「郭嘉殿を好きになる生徒は多いが、まさか荀攸殿とはねぇ」
「郭嘉先生も好きですよ?めちゃくちゃ顔がいいし優しい。あの人養護教諭とかいう枠にいますけど頭いいでしょ」
「……なんでそう思う?」
「この前賈詡おじの宿題わかんねぇ〜って悶えてたらサラッと教えてくれた」
悪びれもなくそう言えば、自分で考えな、とデコピンされたが。賈詡おじのそういうとこ〜!!と言っていれば、手を動かすと言われたが。
「そういや何でこちらの学校に来たんだ?向こうにも色々学校はあるだろ?」
「たくさん推しがいるから!」
そうとしか言えない。パンフめくった時に載ってた曹操理事長に即決めたとしか言えない。
「真田と言えば、向こうでは有名だと思うんだがなぁ」
「真田さん何千人もいるんでね、有名もクソもないですよ」
あっははーと真似して笑う。彼はそういうことにしとく、と言われた。
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「真田?」
「は!?なんで荀攸先生いるの!?」
そう言いつつあたりを伺う。賈詡おじがいねぇ。今日大学の方で振りかえ講義の案内出てたからそうじゃないかとは思ってたけど。荀攸先生はタバコを持ち運び用の吸い殻入れにいれた。タバコ吸う姿絵になるから吸ってほしい。
「できる用務員賈詡おじは?」
「賈詡殿なら今日は大学の方で勤務です」
「宿題見て欲しかった」
「あぁ、青空教室の生徒とはあなたのことでしたか……一体何の勉強を?」
「地政学」
たぶん賈詡おじのことだから荀攸先生に私を見るように頼んでそうだし、荀攸先生みてほしい〜。今回の宿題難しすぎんよ。
「真田、あなたの優秀さには理事長も喜ばれています、が、放課後くらい友人と遊んではいかがですか?」
「遊ぶときは遊んでますよ」
この前は郭嘉先生推しの友人とうちわ作ったし。二人できゃっきゃっしに行った。たまにここにくる夏侯淵先生とかには部活勧められるけども。私は助っ人なんでね。
「うーーん、推し」
「……馬鹿なことを言っていないで、ノートを。俺が採点しますから」
その言葉にノートを取り出す。先生〜、賈詡おじの今回の宿題難しすぎんよ、と言えば彼は大学の内容なので当たり前ですといってきた。マジかよ。
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ジョギングしてたら徐元直とたまにあうのだが、徐元直なに?実家鳳凰学院の近所なのか??
「君は鳳凰学院の……」
「おはようございます」
「ああ、えっと、おはよう。いつも走っているのかい?」
「はい、体力がなくなると悲しくなるので。お兄さんも?」
「あぁ、俺も運動がてら走ってるんだ」
「おすすめのコースあります?」
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やっばい怪力娘いるなーと緑色をみる。ぎんぺーちゃんか??と思ったらやはりそうらしい。合同体育祭的な感じである。まーー、生徒はこっちは曹休くんとかしかいないもんな〜。呉蜀晋の方が生徒は多い。うむうむ納得していてたら何納得してんの!と友人に怒られたが。
「次!アンタ!アンカー!」
そう言われたってどれだけおいつけるもんかね、と彼らを見る。いや、これ無理ゲーじゃない??友人私を過信しすぎ。そしたらスタートコースの近くにいた郭嘉大明神が「ナマエ、一位になったら五人の飲み会誘ってあげよう」とかいってきた。何それめちゃくちゃ行きたい。よし、やるかー、と言えば友人が信じられないみたいな顔してみてきた。現金なやつでわるかったな。ラインに立ってみる。うーん、障害物もあるしアンカーはそれほど早くない。渡ってきたバトンを受け取り、そのままいく。いやー、日本にいた頃は佐助にパルクール学びましたからね!真面目系お堅い兄、猪突猛進兄に続き変化球妹とは昔からの言葉である。平均台とか3歩で余裕だし、跳び箱連チャンとか普通に飛んでなんなら宙返りするし、高跳びまであるの笑うが、それで飛距離稼ぐしかないんだよな、と思って飛距離稼いで随分前にいた人達と近づいた後にその勢いのままダッシュして並んだら隣の子が驚きすぎて転倒しかけたのでそのまま支えて転倒を防いでからゴールしたら拍手された。順位はあげた。あと郭嘉大明神には頼みに行きますけど。とりあえず隣の子にお礼を言われたので私が後ろから来たからだと思うし気にしないでといっておいた。友人はとりあえずおいといて、だ。
「郭嘉大明神、私結構タイム差は詰めたし会場盛り上げたんで飲み会は無理でもSSR確定ガチャチケットお願いします。SSRジャージ姿荀攸先生〜そっとジャージ荀ケ先生と郭嘉先生を添えて〜の写真ください」
そう言ってスマホを差し出す。いやいますけどね、近くにSSRジャージの推しが。は?みたいな顔されてますけどね。「ナマエは本当に荀攸殿が好きだね」と言いながらインカメラで三人で写真を撮って送ってくれる郭嘉先生は神である。拝む。なむなむしてしまう。
「ちょっとナマエ!いつまでそんなとこで話してんのよ!さっさと戻る!」
「わかった。では先生ありがとうございました」
そう爽やかに笑ってもどることにする。いやー、ホックホクだよ私は!!しばらく頑張れるよ!!私は!!
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いや、無理無理。噂のぎんぺーちゃんの相手とか無理なんですわ、と李典先輩の服を握る。うおっ!?じゃねーのよ。李典先輩は楽進先輩の服を掴んだが。
「ここは普通俺が食い止めるから先に行けじゃないんですか!?」
「俺たちが食い止めたら最悪セクハラになるんだよ!」
「恐縮です……!」
「敵前逃亡は士道不覚悟で切腹ですよ!!」
「命あっての物種だろ!」
ギャイギャイと騒ぐ。曹休くんが誰かに呼ばれてどこかに行き、戻ってきたけど。
「真田、頑張ったら理事長や郭嘉殿が飯屋に連れて行ってくれるそうだ。荀攸先生も頑張れって言っていた」
「くっそー、いいように使われてるな私……まぁ推しからそんなことを言われたらやりますけど」
でも頑張れなーい、と李典先輩の手を離す。いや怖くない?普通に逃げるんですけど。どうやったらそんな怪力になんの??
「あっ、さっきの障害物競争の子だ!大徳工業の関銀屏です!よろしくお願いします!」
くっそ〜美少女!!怪力美少女とかやめてほしい。
「えーと、鳳凰学院の真田ナマエです。よろしくお願いします」
「真田……?どこかで聞いたような……」
「日本人に真田さん何人いると思います??」
「そうですよね!」
手を叩いた音さえも怖いんだけど。あと一押しほしい。
とりあえず避けて逃げつつ職員席あたりで真剣白羽どりをする。いや力強いな普通に手が痛いわ。後破壊音こわい。
「先生達、もう一押し!もう一押しあれば頑張れる気がする!!」
「そういうところですよ、真田」
「あっははー、真田はまだ余裕そうだ」
「余裕にみえます!?めちゃくちゃ手ぇ痛いですよ」
「気張れよ真田ー、理事長が高級中華連れてってくれるそうだぞ」
「あの店はうまいぞ」
「行きたいです!!高級中華食べたい!」
「飲み会誘ってあげるよ、もちろん荀攸先生つきで」
「公達殿のオフショット差し上げますよ」
「お願いします!是非とも荀ケ先生つきで!!」
「真田、まじめに頑張ってください」
「はわわわ、もっとください!たった一言で!救われる命がある!!エビバリセイ、頑張れ真田」
適当なこと言ってたらみんな頑張れ真田って言ってくれた。鳳凰学院実は仲良いだろ。あとこっそり徐元直も言ってた。がんばるしかあるめぇ。ということで白羽どりを横に逸らしてからローリングで回避する。そのまま立ち上がって武器的なものを掴む。あの蝋燭みたいな槍はつかえねぇのでな。李典先輩楽進先輩曹休くんを省いてまぁ無難な槍……は、片手寂しいので張遼さんモチーフな双鉞をつかむ。まーー、先槍っぽいし。ぎんぺーちゃんの攻撃受け止めれたし、オーライオーライ!いけるいける!婆娑羅出さないように気をつけなければつむが。
双鉞の片方突き刺して軸にして回避しながら回転のちに武器を蹴り飛ばした私は頑張ったと思う。バランスを崩して尻もちついたぎんぺーちゃんの足元に立ち、もう片方の鉞を首元にむける。うおお〜と湧きあがった鳳凰学院には悪いが私結構限界だぞ。最近こういう手合わせしてないからな。まー、審判的な人が私の勝ちって言ってくれたから助かったけど。ぎんぺーちゃんに強いんですね!また手合わせしましょう的なこと言われましたけど。彼女はさっそうと去りましたけど。私はとりあえず自分たちの陣に戻って双鉞手放すぞオラ。手がじんじんする。
「いい予感すると思ったんだよな〜」
「くっそー、李典先輩ゆるさねー」
そう言ってしゃがむ。大丈夫ですか?と聞いた楽進先輩は許すし、曹休くんも許す。
「しかし、真田はやはり真田家の血縁か何かなのだろうか?」
「日本人に真田さん何人いると思ってるんですか」
そう言いながら曹休くんを見上げる。くっそ顔がいいな。この人達。疲れも吹き飛ぶわ。
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「借り物競争であわよくば推しがお題の文言を引き当ててるか、文言によっては何がなんでもこじつけて推しと一緒に走ろう計画があるんですけど、」
「それを本人の前で言わなければ完璧でしたね。何引いたんです?」
「お姫様抱っこ!」
「……二つ目は?」
「……他校の教員……」
そうがっくしすれば、郭嘉大明神他数名がが吹き出した。期待した私を!!すくってほしい!!最推しはちょっと笑いながら「邪念が入りましたか」とか言ってますけど。くっそーー!!
「仕方あるメェ、わりかと近所に住んでる徐元直さんぐらいならお姫様抱っこできる気がする!!」
そう宣言したらまぁ他校に飛び火したけどな。法正殿達が吹き出してるけどな。
「真田、逆では?」
「いやちょっと徐元直さんモテそうだし女子を敵に回したくないですね」
「いや、行くのはいいけど、そこは逆で頼むよ……」
ということで出てきた徐元直にお姫様抱っこしてもらう。軽々走るあたり徐元直なんだよなぁ。
「いかん、ときめいてしまう」
「えっと、ありがとう?」
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「かわわ……」
「かわ?」
「荀攸先生あんまり女の人とお酒飲んじゃダメですよお持ち帰りされてしまう可愛さじゃないですか」
酔ってる荀攸先生にそうつげる。荀ケ先生が若干頷いたのは見えたぞ。いや、えっ、可愛い。饒舌になる荀攸先生可愛い。馬鹿なこと言わないでくださいと言いながら私の皿の上に小籠包乗せてくるのも可愛い。推し全てが可愛い。
「どうしたら男が可愛くおもんですか」
「どうしたらって仕方ない。可愛いんだから。私は荀攸先生と大徳工業な徐元直は可愛いと思ってるので」
「そういやどこで知り合ったんだ?」
「近所ジョギングしてたら鉢合わせした。休みの日に一緒にジョギングしてくれる」
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「いやだーー!里帰りしたくないーー!!」
夏だ!海だ!帰国だ!!である。普通は夏休みが楽しみなはずなんだがな、とは夏休みが近づくにつれテンションが下がる私に対する賈詡おじの台詞だが、私は学園生活が楽しいのでそうはいかない。やだやだと地団駄を踏んだところで帰国は変わらないのだが。帰国したら周りがうるさいのはわかってるけど一悶着あるだろう。三成くんとか三成くんとか家康くんとかエクセトラ。先生達の手伝い中である。ちなみに冒頭の叫びは夏休みは里帰りするのかていう問いに対しての答えである。
「荀攸先生の頑張ってくださいボイスがあればなんでも頑張れる気がするのでボイスください」
「あはは、真田は結構安い餌で走るよね」
「満寵先生のたまにでる熾烈さ好きですよ」
「しかし、両親の同意の上にこちらに来たのでしょう?」
「母親にしか許可とってねーですよ。母親は面白いから行っておいで、でしたし。父親は母親に弱いのでね、母親のゴーサインが出たら父親が許可するのと一緒です」
そう言いながら作業を開始する。それは、みたいな顔をされたのをみると多分みんな父親側だもんなー、と思う。
「そもそも同じ高校行って同じコース行って働くにしろ息がかかった会社に行って嫁に行けっていう閉鎖的価値観が嫌いなんですよね。こっちを守るためだとは理解してますけど、そんなことして何か変わるわけでもないし、余計悪化していくだけでしょ」
どうしても婆娑羅者は差別されやすいのが現状で、閉鎖的な世界であるのも現状である。まー、曹操理事長ならそういうの左右されずに認められるとは思うし余計に選んだのだが。
「と、いうことを説明しても多分あんまり理解や共感はされないので帰りたくねーですよ」
「そういう理由でこの学校に入学されたのですね」
「人選が合っているのがまた……」
「理事長は優秀なら国籍も人種も色々問わないからね」
「いやそれはホント推し達がいたからなんで」
ノーといえる人間だから私は。
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「そう言えば真田は恋人は作らないのかな?」
「いや、付き合ったり別れたりを繰り返してますよ」
意外だったらしい。郭嘉大明神がめをまたたかれた。
「それは意外だ」
「って言っても全部おんなじ人なんですけどね。相手の気まぐれに付き合ってるというか」
付き合ったり別れたりというか、寂しい時とか構われたい時にくるというか。
「それはいけないな」
「まぁ、私も許嫁とかの話が出た時とかそういう面倒臭い時の口実にしてますしね、お互い様じゃないですか」
まーー、向こうは私より先に死ぬ気満々だしな。適正な医療をうけろ!と言いたくなるが、私たちの方に比べてあんまり境遇がよろしくないみたいな話はあるのだと思う。まー、差別とか色々あるのは確かだしな。
「頭良くなったら万事解決する気がするんだけどなぁ」
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体調悪い奴が!私が住む家に!転がり込んで!くるでない!!
会いにきたと思ったら来て早々倒れやがったこの野郎!道理で最近あいたいだの、声を聞きたいだの言ってくるわけだよ!!ということで背中におぶって学校に急ぐ。置いていこうかと思ったら置いてかないでそばにいてって言われたから、おぶるしかない。病院!どこか!わかんねぇ!!近くにある病院ぐぐったら婆娑羅者お断りって書かれてたのがホント意味わからん。校門あたりにたどり着いたら荀攸先生達がいた。涙腺がヤベェ。
「真田?」
「トレーニングもほどほどにしたほうがよいのでは?」
「うう、先生、病院どこ?」
「病院なら真田の家の近くにあるはずですが……」
「あそこはだめ、みてもらえない」
いかん、泣く。
「休みでしたっけ?」
「休みでも急患なら……」
「……真田、とりあえず保健室に寝かせるといい。おいで、部屋を開けてあげよう」
「ともだちしんじゃう……」
「大丈夫」
泣きそうというか泣いた。いや頑張って堪えてるけれども。郭嘉先生がなにか断って曹仁さんが門を開けてくれた。とりあえず保健室に直行し、友人兼たまに彼氏を保健室のベッドにおろす。顔が白いし熱い。息はしてるが意識はない。郭嘉先生が手際よく熱測ったり色々しているが。
「郭嘉せんせ、死なない?」
「……今はね。呼吸も落ち着いているようだ。でも、大きな病院でみてもらった方がいい。本来なら今すぐ入院するべきだけれど……真田、念のため確認するけれど、彼は婆娑羅者なんだね?」
そう尋ねた郭嘉先生に、迷って迷って、人命には変えられねぇと頷く。えっ、みたいな反応するあたりまぁあまりよくない印象なんだろう。涙腺崩壊してるから私が泣く。めぇめぇ泣いてしまう。まぁ泣いてたら郭嘉先生が頭を撫でてくれたが。
「なるほど、だからあの病院は診てくれない、ですね」
「婆娑羅者をみてくれる病院は少ないのは確かに現状です」
「理事長に話を通そう。部屋を開けてくれる」
そこからは周りは早かった。理事長の知り合いの病院が部屋を開けてくれたらしい。理事長と夏侯惇先生が車で来てくれて、友人を運んでくれることになったのだが。
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もう少し遅ければ本当に危なかった、とは華佗先生の台詞である。大学病院の一室を開けてもらえたらしい。人払いされたそこの病室の前でもらったジュースをちびちび飲む。本当に心臓に悪いからやめてくれ。
「趙州殿!」
聞き慣れた声にそちらをみる。パタパタ駆け込んできた少年青年な荀家コンビに、私は手を振った。趙州?と聞かれたので、私が適当に名乗った名前、といっておく。階名とかいったら頭おかしいってなるじゃん。まぁ彼方も本名をしっているが、便利上そちらでみんな呼ぶからな。知らない人がいたからか荀ケくんは荀攸くんの後ろでとまり、荀攸くんが口を開く。
「貴方から連絡をいただけて幸いでした。体調を崩してらっしゃったのはわかっていたのですが」
「まー、体調崩してる時私に会いたい病を同時に発病するので……運良くか悪くかわからないけど、私がこちらの学校に留学してたので会いにきて倒れていまです」
「もちろん前者でしょう。通常我々はこのような病院に入院するなどできませんから。容態は?」
「点滴をいれて今は落ち着いてます。しばらくはこちらで治療してもらえるようです」
「それを聞いて安心しました」
「はい、ここ最近は体調がすぐれないようでしたし、こちらでは医者も匙を投げていましたから」
ホッと息を吐いた2人にその医者殴りたいな〜と思うが向こうからしたら貴重な医者だもんな。殴っちゃだめだな。そのやりとりに荀攸先生が首を傾げる。
「真田の友人ですか?」
「はい。……ええっと、やっぱり初対面?」
そう言って私の友人の荀家をみる。荀家は が頷くあたりガチで初対面だな。私らは結構年末とか挨拶する……と思ったが真田家と武田が仲良いだけかもしんねぇ。理事長である曹操先生が首を傾げる。
「何かあるのか?」
「あー、はい。……こちらは友人で私と同い年あたりの二荀です」
そう説明すれば理事長が目をパチパチした。レアでは。あと先生もパチパチした。どういうことですか?と尋ねた荀攸先生に、こちらの荀攸くんが口を開く。
「趙州殿、それはあくまで身内ネタなので他には通じませんよ」
「荀荀コンビ、こちら私が通っている学校の先生してる二荀です」
そう言えば美少年な荀ケくんが目をパチパチした。可愛いな。
「えっ」
「……趙州殿、こちらの学校というのは……」
「鳳凰学院です」
そう返せば荀攸くんは「なるほど」と呟いた。理解がはやい。まぁ、私が同姓同名いてややこし〜多分そっちもいるよ鳳凰学院にっていう話をしていたのを覚えていたのだろう。
「理解しました。僕は荀攸と申します。ややこしいですし、若輩の身なので公達とお呼びください」
そう言った荀攸くんは荀ケくんの背中を押した。
「……同じく私は荀ケと申します。どうか、文若とお呼びください」
「そちらの方々のご噂はいつも拝聴しております。助けていただき、ありがとうございます」
そう言って礼儀正しく礼をした2人はさすが二荀なんよなぁ、と思う。曹操理事長はふっと笑った。
「いや、真田が連れてきたのでな。生徒が困っていれば助けるのは当たり前のことだ」
「そうだとしても、我々のような者がこのような大きな病院にかかることなど奇跡的です。重ねて礼を申し上げます」
そう深々と礼をした二人に、郭嘉先生が「荀家だね」とこそっと耳元で呟いたので、荀家ですね、とおなじく耳元で話しておいた。
「関係性がちょっと逆ですけどね」
「へぇ、面白いね」
「趙州殿?」
「なんでもない。荀ケくん、つかれてない?飲み物何か買ってこようか?」
「そ、そんな気遣いはいりません、ケはもう年端の行かない子供では……」
そうあわあわしている荀ケくんは可愛いが、なんていうかだ。
「文若くん、まごうことなく十歳は子供だよ。あと公達くんはそんなことで怒んないから大丈夫だよ。一族の人に告げ口もしないだろうし」
「するわけがありません」
「バレても私が勝手に買ったことにするから大丈夫だよ。急いで移動してきて疲れてるでしょ。座ってやすんで」
「そういや2人だけできたのか?」
夏侯惇先生の言葉に荀攸くんが肯定した。
「はい。郭嘉殿はお一人の身なので、こちらの賈詡殿と程c殿が保護者代わりなのですが、程c殿は海外へ渡航中、賈詡殿は仕事中ですぐにいらっしゃらないため先立って様子を見にきました」
「何かあった?」
「いつものことです。また夜にはこちらでもニュースになるとは思いますが」
その言葉にああ婆娑羅の暴走ね、と思う。きゅっと手を握った文若くんを見下ろす。不安定って言ってたもんな〜。頭撫でてしまう。
「とりあえず私は一応何かあった時のために郭嘉くんの病室に泊まる気でいるけど、二人はどうする?」
「僕たちも泊まれるなら泊まります。文若殿も趙州殿がいた方が安心するでしょうし」
「まぁ、特室は三人余裕で寝れるでしょうが、真田、それはいかがなものかと……」
荀ケ先生の言葉に、いや、でも私の家に転がり込んできてたのでどちらにせよ同じと思うのだが。ちょいちょいと公達くんが手招くので近づく。
「趙州殿、結局は付き合ってらっしゃるのですか?貴方達すぐ付き合って別れてを繰り返すでしょう。ちなみに郭嘉殿はつい一ヶ月前は貴方を理由に人を振っていましたが」
「お互い面倒臭い話題の時とかに都合の良いように利用してるだけだからそんな考えるような仲じゃないよ。なので今は都合の良く付き合ってる程にしておくね」
「あぁ、なるほど、貴方にとってはそういう関係でしたか。そうですね、今はそれが都合がいい」
「真田、もう一度言うけれど、それはいかがなものかと思うな」
背後、右の耳元から降ってきた声にひぁっ!?と声を出して右耳を抑える。ちなみに荀攸くんも「うわっ」て言いながら飛び跳ねてた。おい……可愛いじゃないか……。しかしそれよりも、だ。
「うっわ、郭嘉先生、囁きボイスダメです。先生のイケボで耳元でお喋りはダメです。推しの囁きボイスはだめです」
「面倒臭いからってそういう理由を話すなら、余計に三人泊まることは教員として許可できないかな」
「くそ〜!」
そう言ってぽこぽこしてみる。もう通常運転である。
「ナマエ殿は郭嘉殿の婆娑羅が暴走した時に止めることが容易く、また俺はともかく文若殿も少々不安定です。ナマエがいた方が安心なのですが」
「まぁ、郭嘉くんに至っては万が一にも二にもないとは思いますけどね。不足の事態には備えていた方がいいでしょう?」
私の言葉に荀ケ先生が私を見下ろす。
「……やはり、真田も婆娑羅者なんですね」
「隠す意味もないですし、先生たちを見るにそこまで気にしなさそうなので答えますが、私も婆娑羅者ですよ」
「また随分と思い切った判断をしたね。普通の海外留学なのかと思ったら。ハードル高くないのかい?」
「高いですよ。でも、日本国内の方が難しいと踏んだので。そちら側の幸村さんや信之さんがいる真田家と私のいる婆娑羅が使える真田家は仲がいいので、色々話を伺うんです。そこで曹操理事長は優秀なら身分とか関係なく評価してくれると話を聞いていたので、高校から乗り込んだわけです」
「理事長は知って……?」
「うむ、わしとの面接でな。だが、あの試験をほとんど満点に近い点数で突破するような優秀な人材を逃すはずがなかろう?」
不敵に笑った理事長に「理事長かっけぇ……」と呟く。まぁ、事実真田は優秀だからな、と言った賈詡おじに内心テンションをあげる。
「ということは、担任である荀攸殿も知ってたのか?」
「えぇ、まぁ。聞いた時は驚きましたが、本人はいたってこの通りですし、授業や勉学はまじめに取り組みますので。流石に関羽の娘と一騎討ち戦をする時はひやひやしましたが」
「……同姓同名の件はもう突っ込みませんが、ナマエ殿?何をしているんですか?」
「体育祭にあるんだよ、一騎討ち戦……私ヤダって言ったのになぁ。なまじ友達に出ろって言われて今」
「関銀屏を負かせた唯一無二だね」
満寵先生の発言にまじかぁ、とつぶやく。うっわ、なんか面倒くさいことになってそう。こわっ。と思っていれば、荀ケくんが私たちを見上げた。
「やはり、荀ケ先生や荀攸先生の方のぎんぺーどのも力持ちなのですか?」
可愛い……と和んでいる先生たちに、そうだろうと思いながら口を開く。
「文若くんの知ってるぎんぺーちゃんは自覚がある力持ちですが、あちらのぎんぺーちゃんの方が自覚ない分やばくて怖いです」
「あぁ……自覚がない分凶悪なパターンですね」
そう納得した公達くんに私は笑っておく。
「とりあえず、私はそういうことなので、郭嘉くんがもってきてた着替えとか色々取りに行って、親に一応連絡入れて例の口座から入院費とか諸々引き出してきます」
「例の口座?」
「あぁ、例の董卓と足利氏と島氏よりお正月に巻き上げたお金ですね」
「何してるんです??」
「いや、私見てただけだよ。左近にいたっては返してあげたし」
「それ以前に、です。賭け事を?」
「あー……うちの郭嘉くん、女の子遊びは基本しないけれど賭け事大好き」
私の発言に周りが噴き出した。郭嘉先生はおや?みたいな顔をしている。荀攸くんが困った顔をしている。
「郭嘉殿の場合、九割を計算、残りの一割も運で勝ちます。競馬などレースのものや完璧に運任せのものはあまり好まず、あくまで、駆け引きがお好きなんでしょう」
「ふっ、面白いものだな。郭嘉は郭嘉か」
「えぇ、大変興味深い。こうなったら私含めて全員に会ってみたくなりましたよ」
満寵先生とハクネーさんはちょっと……雰囲気正反対な割に気が合いすぎてヤベェ気がするので私はちょっとお会いしてほしくないというか……びっくりある意味トラウマホラーハウスセカンドシーズンに立ち会いたくないというか……インディージョーンズごっこは散々というか……。まぁ、興味を引きそうなので口には出さないが。とりあえず理事長と先生たちにお礼を言い、お金とか着替えとか色々取りに帰ることにする。まぁ、やっぱり途中まで送ってくれる理事長は最高である。
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