2022/12/31
2022年度没ネタ整理69
元の時代に帰って何となく医者行ったりしたのだが、そりゃあそうなるか〜と思いながら入院した。しかも最後の最後で子供もできてて笑った。どう見ても郭嘉さん似です、ありがとうございます。まぁ、厳密に言えば無双も混ざった現代っぽいですね、ありがとうございます。
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生まれ変わったら偉く若い母親がいる赤ちゃんだった俺であるが、3歳児にして初めて父親っぽいイケメンと会った。しかも知らない人がホテルをうろちょろする俺をみて、顔真っ青にして抱き上げると、郭嘉殿!!と知らないイケメンに駆け出したのである。いや誰だよ郭嘉殿、と思っていれば確かに俺に似ている人がいたわけであるが。そのイケメンは今、めちゃくちゃ叱られている。話を聞くに女遊びが激しいのかこいつ。最悪だな。そりゃあ母さん会いたくないよな。そんなこんなで騒いでるところをながめていれば、ふと思う。母さんどこ行ったよ??そう思った瞬間涙腺がやばい。さすが3歳児。
「まま……」
ぐにゃりと涙腺が緩む。泣いてる状況じゃないから堪えるけども。近くにいたおっさんが俺を見下ろす。
「……郭嘉殿、李子殿に会ったか?」
「いいや、ご存じの通りあってないよ。探してはいるけれど。どうして?」
「いや、この子供、李子殿にも似てるような気がするんだが……」
「?李子殿は男性では?」
「李子殿が郭嘉殿似の女性と結婚したのかな?」
覗き込んだイケメンに見せ物じゃねぇぞ、と思う。そんな言葉に俺は口を慎む。まぁ高い高いしてくれたから許してやろう。いや、母親、李子殿ってたまに呼ばれてるよな。多分これ母親の知り合いっぽいけど、母親女だとバラしてないっぽいな。郭嘉殿っていう人はにっこりしてるだけだが。
「まぁ、私は荀ケ殿達が思うようなそういうヘマはしていないと思うよ。しかし、ここまで私に似るとなると気になるのも確かだね。君の母上を探しに行こうか。君の名前は?」
「ゆうじん……」
しょぼんとしながら告げる。彼は微かに目を見開いて、いい名前だね、と告げて俺を抱き上げた。
「君の母上の名前はいえるかな?」
イケメン達と分かれてホテルの中を歩いていれば、そう聞かれたので、名字ナマエ……と小さく答えれば、彼は「そう」と言って俺の背をぽんぽん撫でる。
「母上は元気にしてるかな?」
「しりあい?」
「この時代ではまだだね」
なんだそれは。そう思ったが、母親がたまに知り合いに「君たちにとっては生まれ変わりかも知れないけどこちとらじかじゃい」とか言ってるのを聞いたことがある。いやこれ母親何したんだ。
「君の母上は本当に不思議な人生を辿っているようだ」
「?どこであったの?」
「昔々、魏という国が成り立つ頃くらいかな。一緒に働いていたんだ」
ぎ、ぎ、魏?と思いながら首を傾げる。魏って中国史に2回くらいでてくるやつだよな。郭嘉と魏って言われたら三国史だよな。おかあさん変な体験してるし、はくえきが同じ体験したらどうしよう……って言ってぼやいてたなあの人。えっ、タイムスリップしてたのあの人。
「まぁ、さっきの様子を見てわかるように、君の母上は男と偽っていたのだけれど。私と……あの分だと賈詡も気づいてそうだ。でも、それくらいしか知らない」
ぽんぽん、と背を撫でる。母親がイケメンの背後にいるのが見える。ピシリと固まっている。頭を抱えて、いや、は?とか言ってそうだ。
「まま、いた!」
面倒くさいしこちとら母親に会えば精神安定するんだよ。ということで、母親を呼べばイケメンは振り返り、母親を見つけたのだが。
「やぁ、ナマエ、私にとっては久しぶりなのだけれど、君にとっては違いそうだ」
詳しく話を聞きたいのだけれど。
そう言ったイケメンの顔は見えないが有無を言わさない感はする。母親は固まっている。仕方ない。俺はぴえぴえ泣いておこう。
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「あの後すぐに現代だったわけです」
そう言って両手で顔を隠す。いやだってな、いるとはわかってたけど、旅行先でいるとは思ってないじゃん。私会わないようにしてたんだけどな。あの時の子供というわけだね、と返した郭嘉さんはやはり顔がいい。カフェのウェイトレスがキャアキャアといっている。ちなみに世間一般3歳児よりも賢いちびは運ばれてきたうさぎさんパンケーキに夢中である。可愛い。
「大変だったんですよ。私は小さい頃に行方不明になった扱いだし、戻ってきたら戻ってきたで子供ができてるし、親からは誘拐したかもしれない人の、誰の子かわからない子供だから堕ろせとも言われるし」
病気のことははぶく。変に気を負わせるだけだ。おろさなかった?と聞いた彼に、この子には何の罪もないでしょう?と言えば、それもそうだね、と返された。パンケーキを満足そうになって食べているちびのほっぺをぬぐえば、満面の笑みを浮かべた。かわわ。
「確か、君は小さい頃に訳もわからず右往左往していて司馬徽殿に拾われたんだったね」
「そうですね。この時代から迷い込んで、あの騒ぎの後に、正しい時代である今に戻ったと推測するのが正しいかとは思いますが」
「そうするとやはり私の子供なわけだ」
ふむ、と考えた郭嘉さんに相変わらずモテるんだろうなという結論をだす。
「貴方は面倒くさいでしょうし、私は日本に戻りますのでお気にせず」
そう言ってカフェラテをのむ。まさか、と彼は告げたが。
「あの時は狙ってそうしたのだから、責任はもちろん負うよ。まず手始めに結婚しようか」
わー、とびきりイケメンなキメ顔したよこの人。ウェイトレスがきゃあきゃあと余計に騒ぐ。手始めにってなんだ。ちょっと外野は黙ってほしい。
「いやいやいや、ちょっと待ってください。郭嘉さん奥さんいるんじゃないんですか?」
「生憎、誰かさんを探していてそれどころではなかったんだ」
「いや、でも、郭嘉さんがいるっていうことは、曹操様達もいるんでしょ?私の認識、郭嘉さん以外は男でしたよね?」
「賈詡にはバレていそうだったし、この際ネタバラシしてしまった方がいい。今は形だけでも平等で、特に曹操殿はそうだ。私はナマエがいいのだけれど、だめかな?」
ぐぅ、と顔を両手で覆う。パンケーキを食べていたちびが、郭嘉さんをみて、ぱぱ?、と言ったので私は負けるしかない。そうだよ、この人がパパだよ。
「ぐぅぅ、わかりました、でも荀家達への罪悪感が……」
「そこかい?よく隠してましたねと言われるくらいだと思うけれど」
いや、そこだよ。郭嘉さんは知らないだろうけども、男だから回避していたことたくさんあるんだよこちとら。
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「私の子供だったよ」
手のひらを返したイケメン郭嘉さん改め父上殿に、他の視線が突き刺さる。いや貴方先程身の潔白を云々いっているイケメン達はおいといて、あの時いなかったかっけーおじさまが郭嘉の子供か?と問いかける。ちなみに母親は服整えてから行くから待って、と言って部屋に戻った。恰幅のいいおじさんが俺を見てそっくりだな、と頬をつつく。
「そういうことは気を配るかと思っていたが」
「気を配ります。が、この子に関してはそういう問題ではありませんね」
「相手に細工でもされたか?」
おいおい隻眼さんは生臭い話を子供の前でするな。いやそれは最初からか。いえ?と返した父上殿に、母親は誰なのかと俺のほっぺをうりうりしている恰幅の良いおじさんが尋ねる。
「李子です」
「は?」
「先程確認を取りました」
「郭嘉殿、やはり我々に隠して?」
「いいえ?先程会いました」
「郭嘉殿、意味がわかりません」
そりゃそうなる。カッケーおじさまも変な顔してるだろ。恰幅がいいおじさんの後ろからスーツをきた母親がやってきた。いや今まで気にしたことはなかったが、確かに美少年系イケメンに見えるな。まま、きた、と呼べば彼らはそちらをみた。
「郭嘉殿、ややこしい話になるからお待ちくださいと私はお告げしたはずでは」
「準備に時間がかかるかな、と思ってね。それに何だかんだと理由をつけて先延ばしにしそうだったからね」
父親の言葉に母親は息を吐いた。図星なのを俺はしっている。
「……お久しぶりです、曹操様。御健勝のようでなによりでございます」
そう言って母親は中華式の礼をする。李子殿!とワッと湧いた周りに母親は困った顔をした。
「李子よ、久しいな。時間的には十数世紀ぶりになるが、何度であっても不思議な感覚よ」
「はい。私も不思議な感覚です。……と、いっても、私にとっては皆さんよりは遥かに時は近いのですが」
母親の言葉にイケメン達が首を傾げた。
「どういうことですか?」
「私はどうやら幼い頃にこの時代からあの時代に迷い込んでしまったようです。そのまま水鏡先生にであい、皆さんがしるように生きたのですが」
「……なるほど、遠呂智の世界にて仙人や神達は俺たちを正しい時間軸へと返した。となると、貴方は死ぬ運命であった赤壁ではなく、この時代にもどった、ということでしょうか」
遠呂智ってなんだ??と首を傾げる。いや何となく母親がラノベみたいなことをしたのは理解はできたけども。
「荀攸殿のいう通りなのだと思います」
「ちなみにそれが何年前の話だ?」
「それが四年前の話です」
母親が困った顔のままでそう告げる。すっごい最近だね!!とケラケラ笑った身長の高いイケメンに、隻眼さんが口を開く。
「その前に、まて、郭嘉とそういう関係だとかはおいておいて、だ。お前、女だったのか?」
問題はそこだろう。母親は両手で顔を隠した。
「……実は、はい」
「えっ」
「やはりか」
「孟徳は気づいていたのか?」
「たまに見せていた素手が女性のようであったからな。たまにそう思うことがあった、くらいだ。どちらかと言うと美少年のそれだったからな。追われたかんがいの息子と考えていた」
「恐らくは多くはそう思って賈詡も気づいていたようだけど」
「俺も手を見て勘ぐっていただけだ」
「あぁ、やはりそれで気づく人は気づきますよね。それを隠すために手袋をつけていたのですが……」
そう言って母親は手を見せる。言われてみれば、と繰り返した周りに恰幅がいいおじさんが口を開く。
「はーー、それにしても、お前、よく隠し通せたな。あの九割九部が男世帯で」
「郭嘉殿が微妙にフォローしてくださってましたし、今思うと賈詡殿にもフォローをいただいてましたね。はっきり言って、あの時代の女性の生き方には馴染めないことは何となく理解していたので、男として士官することは子供ながらに決めていたので」
「確かに、お主の才を燻らせるのは気が引ける。しかし、儂は登用したと思うが……」
「ありがたいお言葉です。あとはちょっと昔から色んな人を惹きつけるので男のふりをした方が身の安全も守れるので」
母親は遠い目をしてそう告げる。父親ふくむ周りが何か納得したけどなんなんだ??
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==息子が高校生くらい
「息子が私と同じ運命辿ってて笑ってしまう」
と言っても息子は短期である。いや、短期と言っても一か月くらいだけれどめ。濡れているのをみると、恐らく水に落ちたことは理解するし、煤けてるのをみるともろ赤壁じゃない??って思ってしまう。服も昔っぽいし。呼吸もしているし、顔色も悪くない。怪我をしているわけでもない。感じたのは安堵だ。ハラハラと泣けば、死ぬわけがないだろう?と郭嘉殿が私を抱き寄せた。
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「いやーー、マジで知識あたえてくれてた母さんと父さんをはじめとする軍師勢と身を守る以上の武力を教えてくれた張遼殿達に感謝しかないんだけど」
目を覚ました瞬間の息子の発言である。郭嘉さんが病室にいる彼を見下ろした。
「一か月くらいどこにいたのかな?ナマエと同じだとすると、異なる時代に行っていたのだと思うのだけれど」
「三国史の世界だったけど、父さん達いない世界だった。まーー、曹操さんのとこにいたらとりあえず安泰かなって思って適当に服装とか整えたりこうきんあがりの山賊教育施してから仕官したんだけど、曹操さん達の見た目も性格も違うからはちゃめちゃに面白かった」
「はちゃめちゃに面白かった」
私はそう繰り返す。荀家も繰り返す。郭嘉さんが興味を持ったがそうではない。賈詡さんが父親に似たねとか言いながら口を開く。
「で、どうやって戻ってきたんだ?」
「赤壁バーニング中に、その世界の曹操様逃して、その世界の荀攸殿を蹴り飛ばして逃したら謎の男こと徐元直が勝負を仕掛けてきたから時間稼いでたんだけど、川に落ちた」
「そこは母親と似たね!」
満寵さんの言葉に私は肩を落とす。いや結末が一緒なだけでは?息子はうむうむと考える。
「あっちの徐元直とは仲良くなりたいんだよなぁ、こっちの元直さんは優しいけどたまに軍師の面発揮してくるおじ……おにーさんだけど、あっちはめちゃくちゃ割り切っててダブルスパイとかしでかしてるタイプだから。すっげぇさばさばしてるんだよ。結構毒はくし」
「サバサバしてる元直……?」
そう繰り返しても想像があまりつかない。それはもはや対義語では。
「気になるね、私はどんな人だった?」
「父さんは酒と博打好きだった。博打の勝率かなりよかったな。まぁ、あっちの陳羣さんじゃなくてあっちの荀攸殿がよくキレてたけど。ぶっちゃけ、二人の喧嘩に俺を巻き込まないでほしい。俺を間に挟む意味とは」
「それを俺たちに言われても……」
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「李子殿?」
「ん?は??荀攸殿??」
振り返ったそこにいたのはぶっ飛んでる三国史にいた二荀である。いやなんでボロっとした服は着てんだこいつらは。そしてなんかに追われてるな。いたぞ!!じゃないんだよ、と思いながら荀ケを脇に抱えて荀攸の手を引く。とりあえず脇道を進んで追手をまき、母親がいるであろう場所に向かえば母親と賈詡さんが話しているのが見える。二人を呼べば、二人はこちらをみたが。
「なんか友達が追われてるみたいだから助けてほしいんだけど」
「追われてる?」
「……とりあえず二人を連れてホテルの中に入って。部屋のお風呂つかっていいよ」
そう言った母親に、俺は二人を連れて中に入る。え、え、と困惑する二人をそのまま連行し、ホテルの部屋に入って風呂にぶち込んだ俺は悪くない。そのあとこそっと覗きに行ったら珍しく母親がバチギレしてて笑った。賈詡さんがホテルの中に入ってくる。
「おー、こわ、やっぱり李子殿は敵に回す部類じゃないね」
「なんなんだ?あの人たち」
「まぁ、人を売って稼ぐようなやからだろう」
「はぁ!?」
「この国も広い。子供を売って稼ぐ、そういう人間もいる」
こわっと思っていれば、母親が入ってくる。信じられない、と言っている母親に賈詡さんが尋ねる。
「追い払ったのか?」
「追い払ってもまた商品だなんだと言って来るのは目に見えているんで、ナイショ資金からお金を払いました」
「ナイショ資金?」
「父さんが別の女連れてきた時に母さんが俺連れて独身になっても暮らせるようにためてる母さんのへそくり」
俺がそう補足すれば、賈詡さんのツボにハマったらしい。ケタケタわらっている。多分使われることはないだろうと思っていたが。
「郭嘉殿の女癖は最近おとなしいぞ。曹操理事長と一緒に飲む時ぐらいか」
「別に私に迷惑がかからないので有ればいいんですけど……まぁ、さみしいといえば寂しいですが。」
「それを郭嘉殿にいってみな。喜ぶだろうから。ま、あの子供の詳しいことは張遼殿たちに調べてもらえば脚はつくだろう」
「とりあえず、急ぎ服を買ってきます。友達は悠仁と同じくらいでしたっけ。小さな子は何歳くらいでしょうか」
「あいつは俺より三つ下で、さらにその六つ下だから……八歳くらい?」
「適当に服を買ってきます。悠仁は二人に経緯の説明を。賈詡殿、申し訳ありませんが、郭嘉さんをみたら事情を説明していただけると助かります」
「わかった。一応曹操殿にも声をかけておこう」
飄々とそう言った賈詡さんに、母親は服を買いにでかけた。
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はーー、母さんめちゃくちゃ求心力あるなーー、と思う。父親曰く、重い人に好かれやすいらしいが、これはわかる。だって荀攸半泣きだし。荀ケはめちゃくちゃ泣いてるし。母親は二人を抱き寄せてよしよししている。とりあえず泣き止むまでこうだろうから、と思っていれば、李子殿、失礼致しますと荀ケさんと荀攸さんがやってきた。
「お話は賈詡殿から伺いました。さぞかし怖い思いをされたことでしょうね。我々は味方ですから、もうご安心ください」
そう言って荀ケさんはチミッとしている荀ケの目線に合わせて屈む。まぁ母さんに抱きついてるけどな。
「身なりの用意は李子殿がしてくださったのですね」
「取り急ぎという形ですし、サイズもわからなかったので、寝巻きとこの服とかえくらいですが。身にあう服は明日に買いに行きます。私はこれから医者の手配をしてきます」
「ご安心を、手配済みです。近くにいた龐統殿に話したところ、診察してくださるとおっしゃってくださいました。曹丕殿よりは物腰も柔らかいため、子供向きかと」
「はい、食事の手配もすんでいますので、診察の後は食事でも……」
「ありがとうございます、荀攸殿、荀ケ殿」
そう息を吐いた母親に、荀攸が面をくらっている。荀ケがぐしぐしと顔を裾でぬぐうのをみて、こらこら、と、母親が涙をタオルで拭った。
「ケと攸兄様と、まったく同じお名前です!」
「えっ」
驚いた荀家をよそに母親が可愛い……とぼやいたのが聞こえる。わかる。荀ケは可愛い。
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「とりあえず一族の人間であれば理由をお伺いします。誘拐された可能性もなきにしもあらずですから」
そう言った荀攸さんに、私は頷く。昔ほど荀家一族のまとまりがないにせよ、とりあえず荀家と名乗ったので有ればそれが正しい。士元の診察結果、荀攸くんの外傷跡がひどく、今までがあまり良くない場所であまり良くない境遇だということはわかった。私は泣いた。
「鳳凰学院に在籍してもらっても良いのですが、寮は高等部からですし」
「私は気にしません」
「郭嘉殿が気にされるのでは」
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「とりあえず貴方達の身の上は妻が買ったようだから追手はもうこないとは思うのだけれども」
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