2022/12/31
2022年度没ネタ整理89
「わーーん、徐兄どうしよう〜!」
カイリューに乗ってきたナマエが徐庶を見つけると、そう言って駆け寄ってくる。カイリューも困り顔でナマエの後ろをついてきた。ナマエの方からやってくるとは珍しい。どうしたんだい?と徐庶がナマエに併せてかがめば、ナマエはめぇめぇと涙を流す。もしやナマエの住む場所が強襲されたのか、とその場の面々が構えたところで、ナマエが口を開いた。
「ポケモンの卵たくさんかえっちゃった〜〜!!」
「えっ」
言われた内容に徐庶は目を瞬いた。近くにいた将兵達も顔を見合わせる。思っていたよりはほっこりした内容に思えたからだ。将兵達はなんだと緊張を解いた。宴の最中だからかまた賑やかに戻っていく。
「お兄ちゃんが激選したのこりの卵をナマエに送ってきたりするからー!いつもはちゃんと時期をずらして孵化させてたのに、わかんないけど、いろんな種類のポケモンが、みんないっせいに、かえって……」
ちなみに兄は寂しいだろうとナマエに送っているのだが、それは残念ながら伝わっていない。
「たくさんってどれくらいだい?」
ナマエはずいっと持っていた大きな鞄をみせる。その中にはたくさんのモンスターボールが入っているのが見える。
「……これ全部?」
「まだいる……捕まえれたのがこれくらい……みんなに頼んでね、お外には出ないようにはしてもらってる……色々壊れちゃった……」
ぐすぐすと鼻を鳴らしたナマエに、家は無事かい?と徐庶が聞けば、ナマエはまた目に涙を溜める。どうやら無事ではないらしい。荀攸と魚粛がやってきた。
「徐庶殿、今何やら急いだカイリューが見えましたが……ナマエ?どうしたのですか!?」
流石の荀攸でも泣いているナマエには驚いたらしい。
「あ、えっと、ポケモンの卵がたくさん孵ったらしくって」
「ポケモン殿の卵が」
「孵った」
「それで色々壊れてしまったらしい」
「それは大変だな」
「ナマエ、怪我は?」
「ない……」
そう小さく首を左右に振ったナマエに、徐庶が鞄を指差して、二人はそれを覗き込んだ。
「まさか、それ全部が……?」
「えっと、それがまだいるらしいんだ。捕まえられたのがこれくらいみたいで。他のポケモン達が様子を見てくれているようだけど、家なんかも壊れたみたいだ」
「それは一大事では……」
「どうしよう〜、ナマエも流石にこんなにたくさん一気に面倒見れないよ」
ぐすぐすとナマエがまた鼻を鳴らす。荀攸と魚粛、徐庶も顔を見合わせた。ナマエでも根を上げるあたり、大変な事態である。
「……我々で預かるか?」
「えっ」
「ナマエがあの場所で面倒を見切れないとなればそれが最善かもしれません。ポケモン殿が落ち着きさえすれば、ナマエの住居にも戻れるでしょう。あくまで一時的に、ということです」
荀攸の言葉に、徐庶はああなるほどと納得する。
「魏については俺だけで決めかねます。すぐに検討を。……ナマエ、カイリューと少し待っていてください」
「うん……」
「俺も少し聞いてこよう」
「ナマエ、一人でも大丈夫かい?」
「うん」
ナマエが頷くとカイリューが自分がそばにいるから大丈夫だというふうに胸を叩いた。それを見て、徐庶達はあらためてその場を離れるのだが。
==
「やっぱり、カイリューだ……!」
ナマエがカイリューといると、そんな声が聞こえてナマエは振り返る。女の子と男性である。へぇ、これがメルの世界の竜なのかい?と男性が問いかければ、女の子はコクリと頷いた。おや?とナマエが首を傾げれば、男性がその視線に気づいて、あぁごめんね、とナマエに声をかけた。ナマエはぐしぐしと涙を袖で拭うと首を左右にふった。そして、「こんにちは!」と声をかける。
「こんにちは。私は毛利元就。こちらは今は私と一緒に暮らしてるメルというんだ。君は?」
「ナマエです!えーーと……コータツさんと、徐兄と、ギョシュクさんにお世話になってます!」
そうナマエが名乗れば、カイリューも挨拶をするように片手を上げる。
「なるほど、三國側にいたから今まで会わなかったんだね。恐らく、メルと君は同じ世界からきたと思うのだけど……」
そう告げた毛利元就に、ナマエはメルをみる。確かにメルの着物のような服にはモンスターボールのような模様がえがかれていた。ナマエはずずいとメルに近づいた。
「何処からきたの!?ナマエはねー、ゼンカ地方のネンツォンっていう場所だよ!」
「ゼンカ地方……?」
「山に囲まれてるんだよ。メルちゃんは!?」
「ジョウト地方のアルトマーレだよ」
「お兄ちゃん達聞いたことある!水の都だ!おんなじ世界!」
ぴょんぴょんとナマエはメルと毛利元就の周りを跳ねる。その振動でモクローのメルが飛び起きたらしい。なんだ!?という風にパタパタと空を飛ぶと、ナマエの頭の上に止まってメルと毛利元就をみて首を傾げた。
「わぁ、はじめてみるポケモン」
「モクローのマルだよ!メルちゃんはポケモン連れてないの?」
「ピカチュウと、フライゴン」
毛利元就に促されてメルもポケモンをボールからだす。珍しいと一瞬二匹はメルをみたが、すぐにカイリューやマル、ナマエに気づいてメルと毛利元就、ナマエ達を見比べた。ピカチュウをメルが抱え上げれば、ナマエはピカチュウとフライゴンに挨拶をした。
「ピカチュウもフライゴンも可愛いね!バトルはする派?しない派?」
「あんまりしたことがないかなぁ」
「じゃあ、こんどしよう!メルちゃんもモーリモトナリさんもナマエの家に遊びに……」
そこまで告げてナマエは家の惨状を思い出したらしい。がっくしと肩を落とす。
「どうしたの?」
「お兄ちゃんがたくさんポケモンの卵をおくってくるんだけど、なんかわからないけどみんな一斉にかえっちゃって……ナマエの家今ごちゃごちゃなの……」
「どれくらい?」
「これ以上……」
そう言ってナマエはカバンの中に詰まったたくさんのモンスターボールをみせる。メルやピカチュウ達は驚いたらしい。
「それはたいへん……!」
「十匹くらいならお世話できるけど、こんなにははじめてだし、ナマエもわけわかんなくなって……コータツさん達に相談にきた……」
毛利元就は二人の会話を聞くことにしたらしい。ニコニコと口元に笑みを浮かべて、二人の様子を見ている。どうやらカイリューというポケモンにしろ、モクローというポケモンにしろ、ナマエが出しているということは三國世界には受け入れられているらしい。
「何が生まれたの?」
「いーぶいとか、ヒバニーとか、ワンパチとか、ピチューとか、リオルとか……本当に色々……いーぶいに至っては、激選したのかたくさん……ナマエはチュリネちゃんのお世話もあるのに……」
そう言ったナマエにメルのピカチュウがメルを見上げて、鳴き声を上げる。フライゴンも賛同するようにないた。メルは二匹に困った顔をしたが、毛利元就が私は構わないよと告げたことで嬉しそうな顔をした。
「一匹なら、面倒見れるよ」
「ほんと!?どの子にする!?」
ナマエはそう言ってボールの入った鞄を見せる。メルとピカチュウ、フライゴンはそれを覗き込んだ。
「えっ、飛竜……?」
「あ、徐兄が岱兄つれて帰ってきた」
フライゴンをみて、自分のボールを確認した徐庶にナマエはそう声をかける。
「ナマエ?えっと、この……」
「フライゴン」
「フライゴンは?」
「メルちゃんの仲良しなお友達!同じ世界のね、違う地方から来たんだって!」
ナマエの言葉に徐庶は目を瞬いた。近くにいる毛利元就をみるに、戦国側にいるらしいと察することができる。まぁ、メルは鞄の中を見るのに必死なようだが。よかったねぇ、とつげた馬岱に、頷いたナマエだったが、すぐにぽこぽこと怒った。
「岱兄、きいてよ!ポニータとドロバンコ、シママ達がそりゃあもう悪戯っ子で、喧嘩したり悪戯したりで大変なの!足がビューーンって早いから、捕まえるのも大変だし!」
「あちゃあ、それは大変だねぇ。家も壊れちゃったんだって?」
「半分くらいね!」
「えっ、寝れるのかい?」
「ポケモンを回復する場所は大丈夫だけど、寝る場所はだめ!工房が無事だから、工房で寝る!!」
どうやら最初に訴えていた悲しみは怒りに変わったらしい。ナマエがそう馬岱に訴える側、メルは鞄の中をピカチュウやフライゴンと見ていた。お互いマイペースである。
「飛竜……より一回り小さいですね。もしや違うフライゴン殿でしょうか」
そう言って顔を出したのは荀ケと荀攸、満寵である。なんでもナマエと同じ世界の違う地方からきたんだとか、と説明をした徐庶に荀ケと荀攸は目を瞬いた。満寵はナマエに「ナマエ、家を壊されたんだって?」と声をかけ、ナマエはまたおこりだした。
「そうなんだよ!!」
「でもどうしてだろうね?孵化するための装置はいつも通りだったんだろう?」
「そうなんだよねぇ」
満寵の言葉にナマエはうーむと考える。原因を探らないとまた同じことが起きてしまう。装置は壊れていなかった。そして、しばらく唸った後、あー!と声を上げた。
「部屋の温度がいつもより高かったからかも!」
「部屋の温度?」
「卵はあったかいと孵りやすくなっちゃうんだよ!」
ナマエの説明に、周りはそんなものなのか、と納得する。場所が違うから気候が違うのかなぁ、とまた考えたナマエに、メルがようやく顔を上げた。
「この子とお話ししてもいい?」
「うん、いいよ!」
「あの子は?」
「ナマエと同じ世界からきたメルちゃん!ナマエの新しい友達!」
水の都のアルトマーレからきたんだって!
そう言ったナマエに、周りは目を瞬いた。いつも通りがばがばな判定である。メルが慣れたようにモンスターボールをなげれば、ポンッという音と共に中から現れたのはケロマツである。ケロっと鳴いたポケモンに、メルはケロマツに合わせてかがんだ。はじめまして、と声をかければケロマツはしばらく不思議そうにメルを見上げる。
「わ、蛙みたいなポケモンだね」
「この子はケロマツだよ!みずタイプのポケモン!」
しばらく見つめあった後にメルがよろしくね、と言えば、ケロマツはそっぽを向いた。
「ふられちゃったかな?」
「照れてるだけだよ!」
毛利元就の言葉にナマエがそう言えば、ケロマツはナマエに泡を飛ばす。わわわ、とナマエはそれをいくつか器用に避けたが泡に足を取られて見事に転倒した。メルは目をパチパチと瞬いて、荀攸たちがナマエにかけよる。カイリューが心配そうにナマエを見下ろした。
「……いたい……ううっ、今日は踏んだり蹴ったり……」
倒れながらナマエに、メルはケロマツをだめだよと嗜めていた。まぁ、ナマエの照れ隠しという言葉に恐らくは余計に照れ隠しで攻撃したのだろう。その様子を見てからポケモン達がボールからでてくると、倒れているナマエの上に乗ってみたり、周りをぐるぐると回ってみたりはしゃいでみたり色々だ。なるほど、ナマエの住居でも同じようなことがあったのだろう。
「ぐすっ……ふぇっ、」
ナマエがそうぐずれば、ポケモン達はナマエを見た。そうしてみるみる目に涙を溜める。そうしてナマエが泣き出せば、周りのポケモン達もならって泣き出した。そうなってしまえば、阿鼻叫喚図である。メルとピカチュウ、メルのフライゴンは困ったようにオロオロとポケモン達をあやしはじめる。カイリューはナマエとポケモン達を見比べていたが、荀攸達を見た後ポケモン達にむかった。飛竜達も驚いたように現れて、各々ポケモンをあやし始めた。
「おお、すごいね、ナマエと同調してる」
「ぴちゅ!ぴーちゅぅ!」
「おや、君も同じ考えで?」
「満寵殿、そんなことを言っている場合ですか!」
ぐわんぐわんと頭が痛くなる音も鳴る、水や炎なんかも舞い始めた。ナマエを何とか泣き止ませればポケモン達も泣き止むだろうか。そう思って荀攸や徐庶達が駆け寄れば、メルが笛を取り出して音を奏ではじめる。アルトマーレの民謡だ。楽しげなその音に併せてフライゴンやピカチュウが音楽に合わせて踊り始めればポケモン達が少しずつ泣き止みはじめ、真似をするように楽しそうに踊りはじめた。荀攸の服を握りしめて泣いていたナマエも、曲が終わる頃には次第に落ち着いたらしい。ぐしぐしとまた袖で涙を拭うとメル達に近づいた。
「メルちゃんすごい!何の曲?聞いたことないや」
「アルトマーレの民謡だよ。お祭りの時、みんなで踊るの」
そう返したメルにナマエはお祭り楽しそうだねぇ、と返した。メルはポケモン達をみおろして、口を開く。
「みんなでごめんなさいしなきゃダメだよ」
その言葉にしょんぼりとしながらポケモン達が鳴き声を上げた。ナマエはいいよ、ナマエも悪いからごめんなさい、と返す。仲直りの握手、とケロマツにナマエが手を差し出せば、ケロマツはそれに応じた。どうやらこれでひと段落したらしい。ホッと大人が息を吐けば、カイリューが何か思い出したようにナマエに近づくと何かを伝えるように身振りで示す。それをみて、ナマエはポンっと手を叩いた。そっかー!と何か納得した。馬岱も安心したようで、ポケモン達と遊び始めたナマエに声をかける。
「ナマエ、結局どの子を預かればいいの?」
「岱兄が仲良しになった子〜!」
「うーーん、なんとも困る言葉」
そう馬岱がこぼす。では、満寵殿は間違いなくこのポケモン殿ですね、と荀ケは満寵の肩に乗ってご満悦なピチューをみて告げた。満寵は先程までほっぺを触ってなんだいこれ!?と笑っていたが、何か思いついたのか考え事をしているようで、ピチューが頭の上に乗ろうとお構いなしらしい。
「あ!!でも岱兄は馬と仲良しって聞いたから、ドロバンコ達でもいいよ!!悪戯っ子だけど」
「ああ〜、そういう話だった。そうね、馬みたいでナマエの手に追えないなら任せて頂戴」
「何匹?」
「ナマエ、いっぱいいるなら馬超殿や曹休殿や龐徳殿も馬の扱いが上手いよ。馬岱殿だけだとたくさんは流石に大変じゃないかな」
徐庶の発言に、ナマエはそれもそうか、と納得した。
「若も多分馬に近いなら面倒見れると思うけど」
「その中で一番純粋なの誰?」
ナマエの問いかけに、そこにいた荀攸と荀ケ、徐庶と馬岱は目を見合わせた。
「なぜそんなことを?」
「ポニータちゃん、地方によって、炎タイプとエスパータイプの姿があるよ」
「炎属性と超常属性、ですか?」
「炎属性は見たことがありますが、超常属性は見たことがない気がしますね」
「炎タイプはちょっと気が強めで、エスパータイプはね、優しいんだけど、悪い心を持つ人の前には絶対姿を見せないよ。ナマエのガラルポニータちゃんとギャロップちゃんは余計に人見知りだからあんまりみんないる時は隠れちゃう。瞳をじっとみて、心を読むから嘘ついてもダメなんだぁ」
「心を……」
「……曹休殿かな」
「曹休殿ですね」
「まごう事なく曹休殿ですかね」
即答した三人に、馬岱が何とも言えない顔をした。
「それって若と俺と龐統殿が悪い心を持ってるように見えてるってこと?」
「いや、そんなことは……」
「いえ、心というよりは、どちらかというと錦馬超の出立ならば通常のギャロップの方が似合うと思います」
「それは否定できないよねぇ、あれは関羽殿達も気にいると思う」
「ドロバンコは四匹いるからみんなで分けて預かってくれるとナマエは助かるよ。バンバドロとドロコとバンコとロバコがいればナマエの生活は困んないし、たくさんいると、面倒たくさんみてあげれないから可哀想だし」
「ロバコ……最後の一匹にも命名されたのですか?」
「うん、基本的に増えたらねー、名前つけるの。どの子さしてるかわかんないから!」
「あぁ、なるほど、そういう法則でしたか」
==
大きな影を見たのだ。バチバチという雷の音と突風と共に大地を影らした大きな影に、ナマエ達は空を見上げた。鳥か、と認識する周りに、ナマエだけがそれが正しくなにかを判断したらしい。
「雷の神様だ!」
「雷の……?」
「雷の神様はね、夏を呼ぶんだよ。おーーい!」
ナマエがそう手を振れば、雷の神様ーーサンダーはナマエ達を見下ろすようにくるくると旋回する。しかし、すぐに冷気が漂ってきたと思うと、つん裂くような鳴き声をあげてサンダーは雷撃をまとった。温度が下がっていく。足元の草には霜がおり、川の水には氷が張っていく。かと思えば南側からは炎のような暑さをかんじる。何かがおかしい。ナマエは
ガタガタと歯を鳴らした兵たちをみて空を見上げた。雷雲だけでなく、北からは冬によくみる雲が空には漂い、南は晴れている。そうして聞こえてきた鳴き声に、ナマエは理解した。気候を司る神様が集まってしまっている。マルも同じように理解したのか、わわっと慌てるようにナマエの周りを飛んだ。
「わわっ、大変だ!戦闘が始まる前に、マル、雷の神様とお話ししてきーー」
ナマエがマルに頼むよりも早く、先手を取ったのはサンダーだ。空に雷雲が立ち込めたかと思うと、ものすごい光と轟音と共に雷が少し離れた場所におちた。そこにいたファイアーが今度は灼熱の炎を纏いながらフリーザーにぶつかる。よろけたフリーザーが冷気を纏うと冷凍ビームをサンダーに向かって放った。それをみた兵士たちの一部が逃げ出した。
「わわわ、西の山で眠ってる人達やポケモン達がおきちゃう!!止めなきゃ!でもみんなが危ないから守らなきゃ」
「ナマエちゃん!」
人混みをかき分けてメルがやってくる。ようやくナマエの元に辿り着いたからか、メルはホッと息を吐いた。
「メルちゃん、大変だよ!大変!!三つの神様が争ってるよ!いつもは順繰りくるはずなのに!」
「海が近くにないから、アーシア島みたいに海の神様のルギアがでてくるわけじゃなさそうだし……」
「むむ、ルギアは見たことないけど、海の神様だってお兄ちゃんに聞いた。海の神様まできたら大変なことになっちゃう……」
そんな話をしていれば、ファイアーがくるりと人間を見下ろしたと思うと、炎をまとう。ナマエとメルはそれを見て、持っていたボールをありったけ投げた。ぽんぽんと外に出たポケモンたちにナマエは口を開く。
「みんなで光の壁!!一応リフレクターも!!」
そう言えば空に透明な壁のようなものができたかと思えば炎が降り注ぐ。防ぎきれなかった炎が平原に降り注いでいく。
「やっぱりおかしい、普段の神様はこんなことしないのに」
「何かあったのかな……?」
「うーーん……」
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