2022/12/31
2022年度没ネタ整理125
「は?鷹丸がオールスターに上がってる?なんで?」
「やっぱり気づいてなかったか」
楽しくeスポーツのウィーイレ選手とウィーイレしていたらそんなことを言われる。ちょっとネット確認していい?と聞けばいいよと言われて画面をみた。オールスターの投票画面に行けば何故か確かに私の名前が上がっている。なんでだ??と素直に言えば、多分ね、と口を開かれた。
「悪戯と好奇心とちょっとの応援じゃないかな。鷹丸が困った顔が見たかったんじゃない?」
「えー?こういうのはシーズン頑張った選手のご褒美だから俺選んでないで他選んでほしい」
そう言ってとりあえずハナちゃんに入れるか蓮に入れるか迷い、達海監督に投票しておく。
「これ俺がフットボールじゃなかったらどうすんの?って思ったけど、俺を困らせるならある意味正しいのかぁ」
「ぶっちゃけ鷹丸はいまどこまで競技できんの?」
「今は高校生となら競技できる」
「え、うそ」
「競技教えてる人の中に高校生いるって言ったじゃん。この間その子がいる近所の高校の強化合宿まざらせてもらって一緒にフル試合したりした」
いやー、疲れもあったが、やはり楽しかった。高校生を翻弄できるようになったということは、もうちょっとで社会人レベルにまでいけるだろう。
「だいぶ回復したね!!凄いね!!競技どころか歩けないかもって言われてたんでしょ?」
「まぁなー!そう思ったら頑張ったな俺」
「鷹丸やっぱりやばいなぁ」
そう言った相手にびっくりする。なんでだ。
「なんで」
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「鷹丸って競技やめようとか思ったことないの?」
そう尋ねた彼女に目を瞬く。それ多分今まで誰も聞いてないというか、今まで誰もあえて聞いてこなかったことあだろう。改めて思うとやめようと思ったことないなー。と思ったので、ない!と結構即答してしまった。いや実際ないし。
「なんだろうな……みんなで言ったらなんだろうか……ゲームとかみたいなものかな」
「ゲーム」
「本間ちゃんとかくーちゃんとかは腕骨折しても、ゲームできるようになるまで頑張ろ!っとなんない?」
「なる気がする」
「そんな感じ。小さい頃からずっとそれが好きでやってるから、今までま多分これからも嫌いになることはないし、やめるっていう選択肢はなかったかな。辞めることを考えるよりどうやったら元の自分のレベルに戻れるかを考えてた。今もだけど」
「かっけぇ」
と、感心しているくーちゃんには悪いのだが。
「というか競技でやってる人は大体競技馬鹿だかんな。たぶんめちゃくちゃ好きじゃないと乗り越えられないことはざらにある。俺はその中でもトップクラスの競技馬鹿だからそんな感じよ」
そう返したらそうなの!?と笑われたが。笑う。
「鷹丸そういや何かJリーグのオールスター選ばれてなかった?」
「なー?あれホントやめてほしいんだけど、そういうのに詳しそうなヤシロさんに聞いたらさー、なんか掲示板?の人達がお祭り騒ぎでいれてるらしくって。流石にフットボール協会が弾くだろって思ってるんだけど。弾かなかったら俺バーチャル世界からでれんしさー、最悪向こう側の友人手配するわ」
「あー、たしかに俺らバーチャル世界から出れないもんな」
「はよホログラム技術なってほしいよなぁ。ドラちゃん作られんかな」
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「ガチでなにしとん案件なんですけど、とりあえず、同じ境遇なそっちの友達送り込むことになりましたねー、はい」
そううむうむいいながら、コラボすんよ!と概要画面をみせる。まぁ、私が元気だとここまでプレーできるようになったと見せるタイミングではあるのだが。
「色々目を瞑ってほしい」
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出場できるんなら自分も混ざって調整できるかと思ったらそんなことなどなかった。まぁ、別室でマネージャーさんと不破くんたちと当日読む原稿とか流れとか見てたら、いきなり部屋の扉が開いて達海さんが入ってきたが。何だ?と俺たちが首を傾げれば、達海さんは目をまんまるにした。苗字、とつむぎかけた彼に、鷹丸ですと口パクをすれば彼は理解したらしい。
「……鷹丸?」
「達海監督、久しぶりです」
そうヘニャリと笑う。驚いたように彼は私を見下ろしていたが椅子をひいて正面に座った。まわりよ、譲らなくていいよ。
「鷹丸、お前なー、俺も言えたことじゃないけど、あんま人に心配かけんのやめろよ。心配しただろ」
「いやー、うん、反省はしてます」
「……で、どうなの?足は。無理なら無理でコーチとしてお前迎えたいんだけど」
遠慮なく聞いた達海さんに私はケラケラ笑う。
「コーチも楽しそうですけど、競技したいですね。県大会優勝レベルの高校生とならフルゲームできるまでは戻りましたよ」
そう言えばまた目をまんまるに見開いた彼は俺の足を見た。凄い進歩だと思わないか。私は思う。その視線に対して私は答える。
「歩けるし走れるしボール蹴れます。プロとの調整はできてないんで、プロ相手にどこまで通用するかは謎ですけど」
私の言葉に彼は頭をぐしゃぐしゃと撫でた。変わってない人である。
「フィジコとドクター雇ってないだろ。無茶すんな」
「多少の無茶は承知の上です。というかフィジコ個人でやとえるんですか」
ケラケラ笑っていれば、ちょっと達海さん!!と女性が入ってきた。すかさずマネージャーが私達と彼女の間に入ったが。強強。一応そこは隠すんだな。まぁさっきは隠す暇なくって感じだったけど。声的にはゆりちゃんっぽいんだけどなぁ。すいません、すいません!と謝りながら外に出たら二人にマネージャー達はホッと息を吐いたらしい。なんでだよ。
「鷹丸、やっぱり達海監督と知り合いなのか」
「あの人恩人ですよ。あの人いなかったら野垂れ死にですからね、俺」
そう言って資料にもう一度目を通せば扉が開いて達海監督が顔を覗かせたのであるが。うおっと驚いたまわりをおいて達海監督が口を開いたが。
「鷹丸ー、前半というより後半からお前出すから準備しとけよー」
「まじで!?鷹丸の友人待機させますねー!」
「ああ、そういう感じなのね、お前」
「達海さん!!!」
ずるずるとゆりさんに引きずられていく達海さんに笑うのは仕方がない。後でなーとゆるゆるなまま消えて行ったが。
==8/14
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