ネタ帳vol.3

2023ネタ帳118:君僕主

01/14 17:55 


「デイヴィッドとは親子?兄弟?」
「親子なわけないだろう。弟だ」
「ということは私の妹も何かあるのかな」
そう言ってシナモンロールをつまむ。ジョンもそれをつまんだ。
「妹?」
「年が離れてるが、5歳と7歳の二人いる。父親違いのね。今は祖父母の家に……」
「……?」
「祖父母に連絡したか?」
「恐らくな」
「子供が受け答えしなかったか?」
「いや、そんな話は……」
ジョンがオセロットをみる。オセロットがどこかに確認する。
「……受け答えしたらしい」
「……。非常に言いにくいんだが」
「ああ」
「あの子達二人は、母親に言われて二人だけで私の家にきた猛者だ。行動力があるし、上の子はニュースをみる」
「……ということは」
「……妹二人保護して欲しい」
私はそう言って顔を覆う。
「名前は?」
「ライクとアマナ。ファミリーネームは今の私と同じ苗字」
「……オセロット」
「わかりました。迎えに行きます」

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2年前のことだ。妹が二人できた。いきなりである。今年3歳になる妹と、6歳になる妹。どうやら次の父親と母親の間の子供達であり離婚したが故に祖父母宅に預けられーー外国語がわからない祖父母達では面倒がみれないため、私が面倒を見ることになった。母親が同じであるからか顔の雰囲気はなんとなく似ているものの、目が青い。まぁ言葉も散らかっている。仕方ないのでそのまま面倒をみていれば、マーマ、またはマムと呼ばれるようになったのだが。甘える先がなかったからか二人は私に懐きに懐きーー今に至る。
私を見つけたらしい二人が一目散にかけてくると、マーマ!と私に言いながら抱きついた。ピシリと周りが固まる。かたや号泣、かたや旅路の説明。聖徳太子ではないのだが。二人を(重さ的に)抱き上げることはもうできないため、とりあえず背を撫でた。
「妹じゃなかったか?」
「母親代わりをしてるから」
「でかい!!!」
そう言ったのは一番下の妹である。くるくるとジョンの周りを回りながら上から下まで見た彼女は正面でとまると、何か考えこんだ。
「何考えてるんだ?」
「アマナのーパパ候補にするかどうか!」
そう言ったアマナに私はジョンをみる。ジョンもわたしをみる。数秒だまった、のちに、ジョンはアマナをみた。
「……候補になりそうか?」
「肩車してくれたら考える!!」
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