ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳16:李子?の弟子と遠呂智
08/12 14:26
==「こんな時に桃李先生がいたらな……」
「桃李先生?」
「俺の……ああ、えっと、俺たちの学舎の先生ではないんですが、近所に住んでいる方で、兵法や戦術、戦略、この剣の扱い方などを教えてくれる人です。孤児の面倒も見られています」
そう困ったように告げた夕凪に周りは目を見合わせた。
「確かに桃李先生がきたら心強いけれど、桃李先生は邸から外にあまり出られない方だし、巻き込まれていないんじゃないかな?」
「それはそうなんだけど……」
「あ!!兄様達がいる!!」
そんな声に兄様と呼ばれた人達はそちらを見て、息をつめる。そこにいたのは、ツバメという子供と困った顔をした狼である。
「ツバメ!?!?」
「驚いた……ツバメは一人かな?」
「うん!!あのねー、お散歩してたら霧に囲まれてーーあらまびっくり!知らない場所!!狼風が背中に乗せてくれて疾走!!で、保護された!!」
そう言って胸を張ったツバメに、兄様と呼ばれた面々は様々な表情をみせた。無事だった、と考えるべきではあるが、このツバメという幼女はツバメのようにふらりと出掛ける癖がある。その度に桃李の元にいる動物達がついていくのだが、どうやらこんかいは狼風がついてきたらしい。
「嫌な予感がするからお嬢を止めたんだが……」
そうしゅんとしたまま話した狼に、今度は周りが驚いた。
「狼が喋った!?」
「天狼は桃李先生の式です。本物の狼ではありません。ツバメ、先生が心配します」
「きちんと先生には言ってきたのかい?」
「言ってないんだよそれが……霜翼が見てたからもしかしたら霜翼が呼びに走ってるかもしれないが……」
天狼はさらに肩を落とす。
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category:中華組関連(msu・oa)