ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳30:李子がオリジンに呼び出された
08/12 14:43
・オリジン主軸遠呂智っぽい世界に入っている中華組(というか仙に召喚された)
(紫鸞が中華組がいる世界も知ってるが、この紫鸞のいる世界に中華組はいない)
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まぁ、なんと身勝手な。そう思いながら、仙殿の話を聞く。なんでもこの異世界、遠呂智の作った世界に似ているのではあるが、どうやら身勝手な存在が作り上げた場所らしい。仙殿曰く、女版董卓。見目がいいその人の好みの男性は周りに集められーー同性や好みでない者は疎まれ遠ざけられる、ということだ。
「悲しいかな!軍師枠が少ないってことで李子殿呼んじゃった!」
ごめんね!
そう言った仙殿に、私は苦笑いする。
「しかし、遠ざけられる、のはともかく、何故戦が起こる状況に?」
「さぁな?ないことばかり吹き込まれてどれが理由かわからん。まぁ一番ありうるのは」
私を知らない賈詡殿が後ろをみる。青年が二人だ。仙殿が口を開く。
「紫鸞殿と劉備殿だよ」
「えっ」
「びっくりした?劉備殿若いもんね。曹操殿も若いよ」
その言葉に私は目をぱちぱちする。えっ、みたい。曹操様を。じゃ、なく。
「……お二人は惑わされてない?」
「紫鸞殿は特殊な眼があるから、そういうの聞かないみたい。劉備殿は紫鸞殿を信じてこっちにきてくれてる、みたいな。義兄弟がそんなことするはずないって……まぁ、その二人が今度は魅力にかかっちゃってるけど……」
仙殿の言葉に私はふむと考える。あとは曹操様と劉備殿の関係などを考えるとこちらを攻め込むのはそりゃそうなる、というわけだ。
「しっかし、アンタも顔が整ってるが……」
「あぁ、いえ、私は仙殿の話を聞く限り大丈夫でしょう」
「おやまぁ。何故言い切れるんだい?」
「私はこんな顔でこんな姿を好んでいますが、女なので」
士元にそういえば彼と賈詡殿は目をぱちぱちとまたたいた。可愛い。
「え!?李子殿ネタバラシはやくない!?」
「ためでも彼らの不安を煽るだけでしょう。特に女性陣は慎重になられているようですから」
そう言って悲しんでいる尚香姫と孫堅殿をみる。孫堅殿もアウトなのか……?イケオジはダメと……?
「しかし、異世界ではありますが、孔明くんと郭嘉殿、周瑜殿をまとめて相手にするとは。相打ちしてくれませんかね」
「賈詡殿、龐統殿、仙殿……」
そう言ってやってきたのは満身創痍な攸兄様である。は??
「荀攸殿、ひどい怪我だったんだ、まだ動くんじゃないよ」
「いえ……これくらいは……何か?」
「攸兄様ほどできた人が守備外って、本当に顔だけで選んでるんだな……この世界の文和殿と攸兄様はこちらにいて……あーー、ケ兄様と嘉兄様はあっちかぁ」
「あっちだね」
仙殿はそう言ってうむうむと頷いた。
「伯寧くんは?」
「見てないよ」
「元直はあっちですかね。まぁさっさと防備を整えてしまいますか。攻撃を防がなければ次の一手が取れませんし、防いでしまいましょう」
防衛戦は得意です。
仙殿にそういえば、彼女はおー!っと手を上げた。
「さすが私の世界の!水鏡出身男装麗人魏軍軍事祭酒代理!荀家の養子になるべきでは!?」
「皆さんに簡潔かつわかりやすい説明ありがとうございます。劉備殿と孫堅殿にご挨拶し、情報を集めてさっさと軍議を開きましょう」
「するする!でも李子殿結構疲れてる?」
「私の世界で問題児がやらかしてましてね。その後処理中でしたが、問題ありません。というか知るか、という気持ちです」
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「李子殿、ただのヤバい人だったんだなぁって今すごい思ってる」
「褒め言葉として受け取りましょう……まぁ、兄様とは違い攻めるのは苦手なのでその辺りは他の方にお願いしたいところですね」
そう素直にいっておく。苦手とは……?と首を傾げた仙殿に私は事実ですよ、と答えておいた。ここまで小気味良くはまるとは、とは荀攸殿のセリフであるが。
「李子殿がいてくれて助かった」
「いえ、私は……」
そう言ってれば、仙殿、転移術が作動してる、と、紫鸞殿という方がやってくる。そちらを見れば確かに転移術が作用しているらしく、光っていた。
「えっ!?なんで!?」
「あー、孔明くん達が近くにいたからサクッと解析したのか……元直近くにいなかったし、誰だろ」
そう言って見ていれば、やってきたのは法正殿、あらため孝直である。ずんずんとこちらを見て一直線にやってきた彼は私はの腕を引っ掴んだ。
「李子殿、帰りますよ」
「え、困る。李子殿がいなくなるのはほんとう困ります、法正殿」
そう止めたのは仙殿である。あぁ?と彼女をみた彼は、目を瞬いた。
「……仙殿?」
「え?はい、私です」
どうなってる?と視線で問われたので私は肩をすくめながら口を開く。
「異世界にようこそ、孝直殿。と言っても私も最近彼女に呼び出されて来たばかりですが。さて、孝直殿、今なら異世界の劉備殿の元、合法的に異世界の孔明くんとやり合うことができます。一枚噛みます?」
そう言えば、異世界の劉備殿、と繰り返す。劉備殿がこちらを見た。
「なんだ?異世界の俺の知り合いか?」
劉備殿はそう言って法正殿をみた。法正殿がちょっと大人しくなる。劉備殿が孝直殿をみてふむ、と考えた、
「俺は会ったことがある人の顔と名前を忘れないタチなんだが……」
「あぁ、まだ、会ってないと思います。お忘れになられてはいないでしょう。孝直殿に関しては、劉備殿は元の世界でそのうちお会いしましょう」
「……李子殿には会えないのか?」
「いないということは、私は小さい頃に死んでいる気がしますね」
私はそう言う。劉備殿が眉尻を下げた。
「助からない?」
「劉備殿には難しいかと。曹操殿が役人になってすぐぐらいの時に私は彼に助けられていますから。貴方達からすればだいぶ過去です。私という人は、幼い頃に曹操殿に命を助けられたことから始まり、彼に恩義を返すために男として学問を学び仕官した、という流れですから。荀攸殿や賈詡殿が私を知らないなら幼い時に死んでます」
あっけらかんと言えば彼らはなんとも言えない顔をしたし、劉備殿がしゅんとした。孝直殿が裏拳をいれる。痛い。事実を言っただけである。
「しかし、何故あいつ……諸葛亮が貴方と対峙を?」
「それどころか、雲長や翼徳も、だ」
「は?」
「孝直殿に至極わかりやすく言いますと、面食いの女性が皆さんに術をかけて魅了させてこのような状況です。女性にはきかないようですので私は大丈夫でしょうが、貴方も気をつけた方がいいですよ。ちなみに全力で殴っても正気に戻す為という理由がもれなくつきます。ちなみに私は殴ります」
誰を、とは言いませんが。そう言ってぐーを作れば、孝直殿が悪い顔をした。
「ほう?それに加えて異世界の奴に恩が売れる、と?」
「えぇ」
「鬱憤が溜まっていたんでね、ちょうどいい。向こうも本来なら俺たちに関係ない話ですしね」
それはそう。大丈夫なのか、と紫鸞殿達の視線がこちらに向く。
「大丈夫です。孝直殿は異世界の劉備殿に返しきれないほどの恩があるので、劉備殿を裏切りません。まぁ術に嵌ったら私が全力で殴ります」
「あぁ?」
「さて、防衛が成功したとは言えやることはまだ多いです。人生は有限です。やるべきことをなさなければ」
手を叩いて雑談を切り上げる。
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「あぁ、李子殿が強いのはあくまで防衛と外交、加えて軍師同士の意見の調整ですからね。攻勢に転じた際を考えるのは好きじゃないんでしょう」
「おや、そうなのかい?」
「はい、そうですね。なので攻勢には皆さんの意見を取り入れていきたく」
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ほら、やっぱり郭嘉殿は楽しくて仕方ながないという顔で出てくる。私との戦が楽しくて仕方ないのだ。興味津々というところだろうか。
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「離間の計行きましょう、離間の計。ほら、賈詡殿得意でしょ」
「得意ではないが……うーん、ま、やってみよう」
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はわわ。私は法正殿の後ろに隠れる。無理。ほぼ私を助けてくださった頃の彼の外観である。無理、かっこよすぎでは??無理。本当に無理だ。無理無理無理無理。
「鬱陶しいですよ、諦めてください」
「無理」
「……李子殿、何してるんだ?」
「曹操殿に会いたくないんだそうで」
「ん……?そうなのか?」
「いえ会いたくないわけではないんです。ただ、」
「ただ?」
「あのですね、皆様でわかりやすくいいますとですね、初恋の方がほぼ当時の外見で現れたという感じですよ」
そう言っていれば賈詡殿がニヤニヤしながらほーう?と言ってやってくる。というか、一部がによによしている。劉備殿は目を瞬いたが。
「しかし、李子殿、荀攸殿が曹操殿を連れてくるぞ」
「ぐ……」
そう言って私は素早く服や髪を整える。切り替えろ、と念じて目を開く。
「李子殿、こちらにいらっしゃいましたか」
「はい、荀攸殿、いかがされましたか?」
「曹操殿、こちらが先ほど話した李子殿です。李子殿、こちらが俺たちの曹操殿です」
「異界の曹操殿、お初にお目にかかります。名を李子、字をナマエと申します。仙殿に招かれ、劉備殿や孫堅殿、荀攸殿達と共に行動しております」
「李子、か。お主の策には驚かされてばかりだ。郭嘉など、お主との戦を完全に楽しんでいる。もう何戦かせねば気が済まぬと言っておった」
「郭嘉殿は術がとけて?」
「あぁ」
「と、なると……かしこまりました。近々の戦ではそう言ったことを想定におきましょう」
「しかし、李子よ、お主が女性だとは思わなかった」
そう言ってフッと笑った彼に私は内心、ウッとする。
「その才、私の為に振るわぬか?」
「…………申し訳ございません。我が才は、我が主人に忠をつくすためのものでございます。この事態が落ち着けば、私は元の世界に戻りましょう」
category:中華組関連(msu・oa)