ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳37:隠れ里の娘っ子が遠呂智
08/12 14:52
いやぁ、生まれ変わった先の父親見た時点でびびりはした。だって某忍者漫画の6代目火影にそっくりである。近くにいた叔父を見てもびっくりした。某狩りゲーのモノマネ教官にそっくりだったからだ。うーん、母親も含めて顔がいい。ちなみにここは双方の里ではなく、ポツンと一軒家、というよりは限界集落のようなモノだ。しかしながら中心部との距離は近く感じる。なぜなら飛雷神の術で行き来が可能だからである。そんな特殊な場所にいる私が特殊にならないわけがなく、また同じように幼馴染達が特殊にならないはずはない。まぁ、その中でもおとなしく学生生活をしていたのであるが。目が覚めたら知らない場所である。学校にいたはずなのに、どう見ても森の中である。どこだここ、と思っていれば、追われるようにやってきた人を見て異世界だと把握した。推しだ、推しがいる!しかしながらボロっとしてるのを見ると敗走中か。私を見て新手の敵かとおもった彼に私はとりあえず持っていたスタン用クナイで追手の意識を飛ばした。なるほど、妖魔っぽい。
「大丈夫です?」
そう見れば、彼は私を見た後に、ええ、と頷いた。はわー、本当の推しだ。私はにっこり笑ってしまう。推しは私を見て口を開く。
「……失礼、不躾にじろじろと」
「いえ。私はナマエと言います。先程気がついたらここだったのですが、ここが一体どちらかわかりますか?」
そう尋ねれば、彼は少し考える。敵か味方か判別してるな。
「俺と同じ状況、と言うことでしょうか。俺も気がついたらこちらにいました」
おっと本当か分かりにくい。とりあえずまだ追手が探してる気がするので、私は彼の口を手で塞いで木の上に飛び上がる。妖魔っぽいのがやってきて、推しを探してるのかキョロキョロしてるのがわかる。移動した方がいい。
「移動するのでじっとしておいてください」
「は?」
「叫ぶとバレるので」
とりあえず私は推しをお姫様抱っこして森を爆走するし、推しはとっさに叫びかけたが我慢した。森は山に登るのが鉄則なので山に登れば追手はいなくなった。それを確認して推しを地面に下ろす。びっくりしている推しはちょっと呼吸を整えた。可愛い〜!!
「ごめんなさい、びっくりさせましたね。大丈夫ですか?」
「いえ……いや、驚きはしましたが……」
「どちらに行けば人里につくかわかります?」
私がそう言えば彼はまた少し考えたあと、こちらです、と手招いた。
「失礼、名乗り遅れました。魏軍の荀攸と申します」
知ってる〜!とは言わない。どうも、と言って、学校の名前を言っておく。まぁそこから擦り合わせが始まるのであるが。
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なんとか魏軍に合流し、身を置かせてもらえることになった。推しの供給がいっぱいで嬉しい。いやぁ、周りにあの好青年というか静かタイプイケメン(父)と熱血タイプイケメン(叔父)、追加で冷徹イケメン(両親の上司)などがいるのでこういうタイプが私の好みである。まぁ、出さないけど。あと紫鸞殿がいると言うことは、オリジンズだとは思うが、やってることは遠呂智である。なんだこれ?と思いながら、ここで働かせてくださいと千尋ちゃん戦法をとり、荀攸殿の保護下に置いてもらえることになった。万事オッケー。まぁお手伝いさん的な位置である。
いやこれ郭嘉殿担いで行った方が早いんだよな、と言うことで、郭嘉殿に急いでることと担ぐことを言えば彼は首を傾げた。私はとりあえず彼を姫抱きにしてまずは屋根に飛ぶ。そのままトントンと屋根をかけ、該当の部屋に到着してぶら下がる。めちゃくちゃビビられた。
「ナマエ殿、また貴方はそんな連れてき方を……」
荀攸殿がなんとも言えない顔をして苦言をこぼす。郭嘉殿を下ろしてから、くるりと回って着地した。
「いや、街の人と話してたし早く連れてきた方がいいかなと……」
「それにしても限度があります。郭嘉殿が困惑のあまり固まってるでしょう」
「美形は何をしても美形だなぁ」
「バカなことを言わない」
私はそのツッコミを聞きながら郭嘉殿を見上げる。郭嘉殿、ごめんなさい、と言えば、動き出した笑い出したが。
「ナマエ殿は随分と力持ちで身軽だ。驚いてしまったよ」
「まぁそういう一族ですので。と、言っても私の世界は平和なので人に手をかけたりはしてませんけど」
別に隠す必要はないのではっきり言う。まぁ平和な世界にあんまり武力は必要……いやでもたまに護衛とか色々してんな両親。まぁ、学生だから色々免除である。
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「犬出していいです?」
もふもふ成分が欲しい。犬?と首を傾げた紫鸞殿に、はい犬です、と頷いた。頷いた彼に私は犬を口寄せする。八忍犬でも、タロジロでもシデンとセンジュでもなく、サゲンウゲンというガルグである。ぽん、と言う音と共に現れた2匹は私を見つけてぺろぺろと舐めてくる。あーー可愛い。推しの名前をつけないでよかった。お母さんあの時止めてくれてありがとう。
「もー、何があっても驚きませんよ」
「でかい犬だな……鞍がついてる」
「背中に乗ります。紫鸞殿なら乗れそう」
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あーー、可愛い。今日も推しが可愛い。たくさんお喋り推し可愛い。ニッコニコしてしまう。話は自分の至らなさとかなのでそんなことないとか言っていたら、可愛いし、とついぽろっとこぼしてしまった。可愛い、と繰り返した彼と周りに、私は笑みを浮かべて黙る。
「こんな中年の男が可愛いわけがないでしょう、美的感覚がおかしいのでは。可愛いというのは貴方のような人をいうのであり、俺のようなものに言うことではありません」
「はわわ、もう一回言って欲しい。心に刻み込むから。特に私を可愛いというくだり」
「……。……言いましたかそんなこと」
「言いました」
「郭嘉殿に仰っていただけば良いのでは」
「郭嘉殿の可愛いから得られるものと、荀攸殿の可愛いから得られるものは違うんですよ」
「どう違うんです」
「郭嘉殿が可愛いって言っても信用がないけど、荀攸殿の可愛いは信用がある」
私の発言に賈詡殿が噴き出した。ひどいな、という郭嘉さんには悪いが。
「郭嘉殿は誰にでも可愛いって言いそう」
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category:隠れ里の人たち(nrt/MHR)