ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳54:名無しの魔女と青薔薇(多分没)

08/12 15:08 
・ビートルジュースを三回呼んで、今じゃないという
・公演中に割り込んでヘルプを歌う
・ブルーローズ隊と会うというかお世話される
・懐いてるプトラノドン、偽物を映画さながら落とす。
・ピーターパンは昔ちょっといたからセーフ!!なわけあるか!!みたいな

==

「いやだぁぁぁ」
そう言って私は墓地で駄々をこねる。いやだいいやだい、ハロウィンはここにいたくないんだい、と一人騒ぐ。もうすぐハロウィンである。もうすぐハロウィンであるが、本当に嫌すぎる。可愛くないリアルめなゾンビと幽霊が蔓延る(たまに本物がいる)パークに、いたくない。だから毎年有給休暇を使って休んでると言うのに、今年は死喰い人が来るかもしれないからパーク内にいろと言われた。最悪すぎる。死喰い人とか来なくていい。というか、どうやって来るんだ死喰い人。周りにそう言う人はいないはずである。そうこう墓守りさん達が笑っている中、お墓の扉がガタガタ揺れた。そうして、開いたと同時に、ビートルジュース(1回目)(以下BJ)に「おい、うるせーぞ!!」と叫ばれたのだが。
「何かあればこの墓地で騒ぎやがって!ここがどこかわかってんのか!?」
「えっ、ライブ会場……」
「そうそう、ゲストにとっちゃライブ会場……って今は閉園(クローズ)時間内!しかも朝!俺たちは普通に寝てる時間だろうが!」
そう言って叱ったBJに私は彼を見上げてからそのまま魔法でこの世界の時間を早めようとする。おいバカ、といって杖を下げさせた。
「みんな起きるだろうが!」
「だって〜」
「なぁにが、だってぇ〜、だ。何かあったのか?」
そう言って近くにしゃがんだBJは私の頭をつっつく。
「ハロウィン期間の有給降りなかった……」
しょんぼりしながらそう言えば、彼は「はぁ?」と心底どうでも良いみたいな顔をした。そんな顔をするな、こちとらガチで困ってんだい!!
「お前、ハロウィン期間いねぇなとか思ってたら、有給使ってたのか?」
「そうだよ……怖いんだよ、ゾンビ……」
「そんなに初年度ゾンビが怖かったのか。おーよちよち、怖かったでちゅねぇ!ま!!残念!!俺もゾンビですけどね!!」
BJの言葉に私は口を開く。BJは違うじゃん!!と告げる。
「違うじゃん!怖いけど怖くない面白おじさん枠じゃん!!」
「お前、誰がパーク代表めちゃくちゃ面白いゾンビイケオジ枠だって?!」
「パーク代表枠とイケオジ枠はディーコン様と競っていただいて」
「おい、そこはハイッていうところだろ」
そう言って私の頭を叩いた。痛い。
「でも何で有給休暇降りなかったんだ?」
「死喰い人っていう厄介な悪い人が来るかもだから残れって言われた……やだ……」
ゾンビヤダヤダといえば、彼はちょっとだけ同情したらしい。そりゃあ大変だな、と返した。
「ま、何かあれば墓場(ここ)に来な!ここに魔女っ子はまだいねぇ」
「BJ……」
「思いっきり笑ってやるよ!」
ひと昔ならプギャーという文字が書かれそうな感じで笑われる。くっそー、この人は!と私は起き上がった。ちょっとキュンとした私が悪いが!!
「何かあったら死喰い人か意思疎通できないゾンビ連れて来てhelp歌ってやる!!ウルフィに骨でぽこぽこされてまえ!」
そう言って私は起き上がり、BJにべっと舌を出して墓地の時間をちょっと戻して立ち去ることにする。くっそー、却下される時点で駄々こねても仕方ないのはわかってるが、さっさと解決できるように研究した魔法駆使しよ。あとは、エルモやキティーちゃん、スヌーピー達がいる場所(ワンダーランド)に防御壁作らなければ。ハロウィン期間前はやることが多いのだ。やることが。

そう、ハロウィンが近づくと地味にやることが多い。とりあえず魔法を使ってワンダーランドあたりに悪いものが入れないようにする防壁を貼らねばならない。去年の経験や調べて勉強したこと踏まえてその式を新しく構築していく。確か昼間はゴーストポケモン達が出入りしたりするのだ。夜だけに反応するようにして……いや、昼間に悪いものが入り込んで夜に出れないのもやばいな。やっぱり朝から入れないようにするしかないか……。
「うーーん」
そう言って私はワンダーランドの前で考える。いや、このあたりはゲンガー達がどの扉から出入りするかも確認して考えるしかないし、クロミちゃんがどういう立ち位置が聞いとかねばならない。
「ナマエだー!」
そう言ってやって来たエルモとモッピーは私の周りをくるくる回る。うむ、今日も元気いっぱいである。
「ナマエだ、ナマエだぁ!」
「ナマエ、ナマエ、久しぶりだね!ハロウィン前の魔法をかけるの?」
「そのつもりだったんだけど、色々偉い人に確認すること増えちゃった。まぁ、今年は私こっちに残らないといけないらしいから急がなくても大丈夫は大丈夫なんだけど……」
「今年は冒険に行かないの?エルモ、ナマエのお話聞くの大好きなんだ!」
癒しだ……そう思いながらハグをする。モッピーも来た。私はワンダーランドに住む。というかそれでいいのでは!
「お、いたいた、ナマエ〜!」
その声にそちらを見る。なるほどわらわらと黄色ーーミニオンを引き連れとる。
「今年余裕あるなら、ミニオン達のとこにも結界構築しといてくんね?こいつら毎年ゾンビに襲われたり配下に入るから奪い返したり色々するんだよ。今年は俺も一緒にいれないしな」
視界の端でモッピー達とミニオンが戯れてるの可愛い。
「いやぁ、今構築理論式書き換えようと思って考えたとこなんだけど、ゲンガー達とクロミちゃんがわからなすぎて。強めすぎたら弾かれちゃいそうなんだよね。人形指定したら大丈夫かな?」
「あぁ、お前ハロウィン期間にいねーもんな。人形のゾンビいるぞ」
what??
私はベルベットをみる。それはチャッキーさんでは??いやあれはゾンビじゃないか。
「待って、気になる。そもそもゾンビの定義って何?リビングデッドって、生ける死体でしょ?なら人間とか犬とか生物じゃないとならなくない?」
「知らね〜、調べたらいいだろ。お前の得意分野じゃねーか」
ベルベットの言葉に、いやだよー!と告げて、モッピーとエルモをもふもふする。わー!とかきゃー!といいながらハグし返してくれる彼らは癒しである。
「調べてる間に襲われてゾンビになる未来しか見えない!!やだ!!絶対振り向いたらそこにいるやつじゃん!!怖いよー!」
「ナマエさんがいないのって、もしかしてハロウィンのストリートゾンビが怖いから?」
エルモとモッピーの友達(クルー)が不思議そうに尋ねてくる。私は「そうだよ!」と答えた。おい、ワンダーランド所属従業員、それを聴いて笑うな。こちとら死活問題である。




category:名無しの魔女(本編pixiv/+twst/+魔法過去)