ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳66:飯塚姉弟(保留分)
08/12 15:14
・書いてみたものの長野県警揃ってる?ってなって保留郵便ポストに入っていた手紙に目を瞬く。珍しい人から手紙がきたものである。とりあえず手紙を持ってはいり、中身を読んでみる。なるほどなぁ、と、思いながら私は頭の中で算段をたてた。
手紙というのは長野の勾留所にいるジゼルさんからである。どうやらお母さんの持ち物であった薔薇十字館の薔薇などが気掛かりであったようで、私に様子を見てできるなら手入れをして欲しいという手紙である。薔薇の手入れは嫌いではないので別に良いが、それにしても屋敷の手入れとなると話は別だ。最初にジゼルさんに話を聞き、警察署にある鍵をうけとり、屋敷の中を確認していくしかない。学校もあるので長期はできないが、まずは見てみるしかないだろう。そうして頭の中で算段をたてる。薔薇十字館に泊まるしかなさそうだが。ただ、問題は移動手段である。最寄りのバス停からも車で移動したとはじめちゃんや高遠さんから聞いた気がする。さて、どうするか。バイクの免許は少し怖い気がするしなぁ、と、考えつつヤマトの予定を確認する。どうやら少年探偵団の予定は入ってなさそうだ。そんなことをしていれば、ただいまー、とヤマトの声が聞こえる。荷物を置き手を洗いに行ったのだろう。しばらくしてから、ヤマトがやってきて、博士にキャンプに連れて行ってもらえることになった!とのことである。なるほど。
「私もその間少し長野に行ってますね」
「長野?なんでまた……高遠がいたりすんの?」
「いや、ジゼルさんから手紙がきて、館の手入れなどを頼まれたんです。あのまま朽ち果てるのはもったいないので」
「あー確かに……そっちも気になる」
「何度か通うことになりますし、また一緒に行きましょうか」
そう言えば頷いたヤマトに、キャンプの準備をしないといけませんね、と言えば頷いたのだが。
明智警視に色々手続きを教えてもらい、長野の県警に連絡し、面会その他諸々の手続きをする。そうして長野に向かい、まずは警察署にきて欲しいと言われたために私はそちらに向かった。
「あの、お電話した飯塚なのですが……」
そう言えば受付の警察官はリストを見て誰かに連絡をする。そうして現れたのは美人な女性だった。
「貴方が飯塚アキさん?」
「はい、飯塚アキと申します。お忙しい中お時間をいただき申し訳ありません」
そう言えば仕事だから気にしないで、と言われた。
「私は長野県警の上原唯よ」
「上原さんですね、よろしくお願いします」
そう言えば、こちらよ、と言われて色々手続きをさせてもらう。そうしてジゼルさんと面会する手筈が整った。
「こんにちは、ジゼルさん」
そう言ってガラス越しに座れば、彼女は罰が悪そうな表情を浮かべて、本当に来てくれたのね、と告げた。
「私は貴方に」
「気にしてません。それに、薔薇の手入れなどは好きですし、館の手入れをしないと貴方が帰ってきた時の家がありませんから」
そう言いつつ恐らくの破損箇所を考え、カーペットやカーテンの色などを話し合っておく。あと毒を塗った場所もだ。
「まぁ、手入れしてもらっても、競売にかけらるかもしれないけど……」
「競売……ああ、でももしそうなったら父に頼んで落札してもらいます。多分あんな間取りの建物気にいるでしょうし……まぁ父親も貴方に返すでしょう」
そうか、賠償関係での競売の可能性があるのか、と思う。特殊清掃やカーペットなどは私のためているお小遣いでどうにかなるとは思うのであるが。と、言う話を詰めつつ、何かあれば連絡する旨を伝え、もう一度警察署に戻った。
のだが。
目の前にいるのは父親であり、私は渋い顔をした。近くにいた母親は、あら?アキじゃない!と声をかける。近くにいた警察二人が私をみ、上原さんが私を見下ろした。
「知り合い?」
「知り合いですか?」
「ええ、まぁ……」
「娘だ」
サラッと告げた父親に、ああこの間テレビにでてらっしゃいましたね、と綺麗な形に髭を生やした男性が口を開く。
「ヤマトはいないのか」
「ヤマトはコナンくん達とキャンプです」
「あら、コナンくんと知り合いなの?」
そう尋ねた上原さんに、私は首を傾げる。
「?はい。私の弟がコナンくん達と少年探偵団を結成してるので……上原さん達も?」
「ええ、事件で毛利探偵達とちょっとね!」
なるほど、やっぱり事件に巻き込まれているというより顔を突っ込んでいる。
「貴方達も、また、どうせ、事件に巻き込まれて解決した後の聴取後でしょうが」
「あら、鋭いわね」
「むしろそれ以外あります?」
そう言えば父親が肩を落とした。取材とかあるだろうと言ったが、取材をしているところを見たことがない。
「そう言うお前はなんで一人で長野にいるんだ」
「遙一くんの異母妹のジゼルさんに頼まれたんです」
私の言葉に両親は首を傾げた。警察官の人だけが、ってことは、と上原さんをみた。
「そう、事前に正式な面会手順とか聞いてくれたのがこの子」
「なにを頼まれたんだ」
「館の補修や薔薇の手入れです。あのまま放って朽ち果ててしまうのは私も嫌なので……あぁ、でも、丁度いいです。競売にかけらる可能性があると聞きましたし、働いて返すので競り勝っておとして欲しいんですが」
「は?」
父親がそう言って私を見下ろす。私は彼を見上げる。
「薔薇十字館という洋館なんですが、少し変わった館なんです。元はジゼルさんとその母親であり薔薇研究者の美咲蓮香さんという方が一緒に暮らしていて……多分遙一くんの本来のお父さんの所持していた物件だと思うのですが……」
「なにが変わってるんだ」
「まぁそれは今から行くので確かめてみては。ついでに乗せていってください。どう行くか迷ってたので」
私の言葉に父親が渋い顔をした。なんだ?と思えば、どうやら車は現場にあるらしい。
「なら、私はタクシーで行きますし、現地集合で。ついでに食料買ってきてください。私は泊まるので」
「私が送りましょうか?」
「上原さんは忙しいのでは?」
「もう上がるからちょっと待っていてくれたら連れて行けるわよ」
そう言った彼女に、じゃあお言葉に甘えていいですか?と尋ねる。もちろん、と、言った彼女に、私は鍵などの手続きをする。
「特殊清掃ってどこに頼めばいいかわかります?」
「特殊清掃?」
「殺人事件が起こったので。少なくとも血痕はあると思いますし、毒物が撤去できればいいんですが……」
「毒物?」
父親と三人の警官がそう返す。なんか知らないが全員で向かうことになった。
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手袋をつけてもらう。まぁ、毒を塗っていた場所はもう警察が撤去したのと高遠さんが爆弾で吹っ飛ばしたのでなくなっているらしい。薔薇も手入れをしてあげれば大丈夫だろう。
「十字架の屋敷か」
「ええ。でも、面白いのは造りです」
そう言って中に入る。場所を覚えさせ、螺旋階段で地下に降りて螺旋階段で上にあがる。カーテンがしまったままだ。
「さて、今どこにいるかわかります?」
「十字架の頭のところじゃないの?」
上原さんの言葉に私はカーテンをあける。
「それはあちらです。こちらは離れですね」
「え!?」
「どうなってる?」
目元に傷がある男性が窓から外を見る。
「地下部分と上階部分でズレてるんです」
「……螺旋階段で方向感覚が狂わされるのか」
「ええ。わざとそう設計されてます。カーテンが閉まって影が入らなければわかりません」
とりあえず換気のために窓を開ける。扉をあける。
面白そうな顔をしている父親に、まぁそれ使って持ち主が殺人事件起こしちゃったんですけど、と言えば、おあつらえ向きだな、と言いーー母親が叱っていた。あとは応接間などなどを案内する、のと。
「あった」
そう言って私は彼女の部屋で薔薇の鉢をみつける。なんとか生きていそうである。三つの薔薇の鉢ーー蜻蛉と二つの青薔薇である。上原さんには持ち出すものがあることを伝えていたが、現物を見せた方がいいだろう。流石にこの大きさの鉢植え三つは抱えずらい。どうしたものか、と、考えていれば、どうしましたか?と警察の人がやってきたが。確か。
「諸伏警部」
「ええ、いかにも」
「上原さんに申告していたものなんですが」
「薔薇、ですか?」
「はい。この三つは世話を細かくした方が良いので持ち帰りたいんです。二つはシーズンが終えましたが、こちらは……ほら、蕾ができてる」
そう言って諸伏警部に指差す。彼は目を少し見開いた。
「青……?」
「はい。正真正銘の青薔薇……か、それになりうる過程のものです。ジゼルさんの母親の試験作でしょう」
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