ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳74:隠れ里の息子とMHR

08/12 15:20 

「ハンターに手紙が届いてるよ」
そう言ったサポート部隊に俺は自分に指をさす。俺に?と聞けばうむうむと頷かれたので手紙を受け取る。差出人は書かれていないため、開いてみれば母親からの安否を気遣う手紙である。そういや長い間帰ってないんだよなとは思うが、カムラまでの旅路を戻るのは途方もない時間がかかるし、無理だな無理。と、思って最後まで読んでしまったのが悪かった。おいおいおい。口寄せが書かれてるプラス最後まで読んだことにより起動してる。
「あああああ」
「ハンター?」
「先生どうかしたの?」
周りが奇声を上げた俺を見る中、俺はできるだけ遠くに手紙を投げた。周りがギョッとみるが仕方ない。拾おうとしたアルマを制すれば、地面に落ちた手紙は地面に独特な紋様をえがく。ぽん!!という音と煙が立ち込めてそこにいたのは母親と父親と妹である。あばばばば。ミツネっぽい服を着ている母親はすぐに俺を見つけたらしい。便りがないのは良い知らせというけれど……と口を開く。
「全然便りがないのはどういうことかな、ツムギくん?」
いきなり現れた三人に、なんだなんだと騒がしくなる拠点に、俺は頭を抱えた。
「だからって強制執行はよくないだろ……というかこのじ……技術、隠れ里以外の人じゃまじで使えないんだからやめといた方がいいって……」
そう言って俺はまわりをみる。アルマやナタも他の隊の人もゾロゾロ集まってきた。
「あの人、ハンターの知り合い?」
そう尋ねたジェマに、俺は苦笑いをして、「母親と父親と、多分妹」と説明した。周りは俺たちをみくらべて、「えっ」と声を上げた。そこでようやく母親が周りを見渡したらしい。
「……息子がお世話になっています」
そう言ってフードを外した母親には竜人っぽい特徴がある。そういや父さんと母さんがいた元いた世界じゃない場合、なんらかの都合上、二人には竜人っぽい特徴が出るのだ。そうじゃないとダブルウツシとかよくわかんないことなる。まぁ、おそらく竜人族の耳を持っている両親に俺の耳に視線が向いた。
「って言っても、赤子の時にモンスターに食べられそうになってたらしく、拾って育ててくれた人」
と、いうことになっていたはずである。そこでなるほど、と理解された。
「今のどうやって……」
「ふふふ、西の方に住まう方々はご存知ないかもしれません。私達は日の出る島、その中にある隠れ里のもの。この技術は同じく隠れ里の技術です。扱える人間はそこの血を引く人だけでしょう」
アルマの問いかけに母親はそう言って説明し、俺を見た。
「息子が!まったく!手紙もなく!連絡をくれないので!本来ならば!このように人前に現れてしまうこともあるため!使いたくはなかったのですが!どこにいるのかわからず!息子を知る人伝に手紙を渡してもらうしかなく!」
「悪かったって……」
そんな会話をしていれば、周りに微笑ましく見られてしまった。やめてほしい。
「現れたのは謎だが、長く会ってないなら積もる話もあるだろう」
「それはそう。じゃあ一狩り行くか」
俺の言葉に周りが「え?」と声をあげた。父親が眉尻をさげあ。
「息子よ、あんまり周りを困らせちゃいけないよ」
「え、親父行かないのか?オウガ装備つけてるじゃん」
「これはナマエ達に何かあった時用の装備かな。ま!行っていいならもちろんいくけどね!」
ということなのでオリヴィアやアルマ達をみる。今丁度クエストがありますが、と言ったアルマに父親がギルドのハンター証を見せてゴーサインがでた。
「父さんここセクレトっていう翼竜乗るけどどうする?」
「環境は?」
「砂漠。まーーガルグの機動力あればいける気はする」
「そういやオトモとガルグは?」
「あいつら旅の途中で世帯持ったから……」
笑いながらそういえば、それは良いことだね!と大体のことを肯定する父親は頷いた。
「今のオトモは僕ー!」
そうぴょんっと飛んだ現オトモに、母親がガルグを口寄せしたらしい。ぽん!という音がして父親のガルグが現れた。俺もセクレトを呼んでそのまま拠点を出た。ついでに母親が何か願掛けしたらしくバフかかったっぽい。この世界の両親の設定謎すぎる。

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「ナマエさんの耳飾り、素敵ですね」
「これは一族を示すものです。私の一族では成人するとこのような耳飾りをつけます。私は女なのでこのように小ぶりですが、男なれば派手ですね」
そう言って母親は困ったように笑う。ナタが一族?と首を傾げた。
「それって僕たちみたいな?」
「まーある意味そんな感じ。でも同じ里の違う場所に住んでるんだよ」
俺はそう言って話す。父親は妹とセクレトを見に行った。
「こっちにもいるけど、母親はタマミツネと暮らし水と共に生きる一族だから川辺に集落がある。あの飾りはタマミツネの鱗を模してるんだ。だから、男の方が派手。逆に父親はジンオウガっていう雷属性のモンスターと暮らし雷と共に生きる一族だから山間の方に集落がある。あのふさふさの耳飾りはそのモンスターとそっくり」
「じゃあ違う一族同士で結婚を?」
「まぁ、紆余曲折あるらしいけどな。里の外れに住んで、迷い込んだりしたら人間の子供育ててるから」
という設定(以下略)。
「でも、様子見に来ただけか?」
「色々相談があったのも確かです。ウツシくんが西の方を進んで色々みているツムギならあるいはと」
「いや俺も詳しいわけじゃないけど」
「貴方の妹なんですけどね」
母親はそう言って妹をみた。
「ミナモは確かに人間なのですが、どうみてもモンスターと話しているとしか思えず……」
母親はそう言ってまた俺を見る。
「モンスターと……話してる?父さんや母さんみたいに?」
「私はミツネだけ、ウツシくんはジンオウガだけ。双方鳴き声に似た声で話しますが、あの子はそうじゃないんです。人の言葉のまま、モンスターと話してる」
母親は困った顔をした。俺は妹ーーミナモをみる。セクレトがベロベロ妹を舐めている。
「懐かれやすいだけでもないのか……?」
「そう思っていた時期がありました」
母親はそう言って困った顔をする。ということはほぼ確定らしい。ミナモはこちらにくると、お兄ちゃんすごいねぇ!と声を上げた。
「船からセクレトに飛び乗ったんでしょ!」
「誰から聞いた?」
「ハヤテからきいた!」
その言葉に母親をみる。母親は困った顔をしたままだ。
「あとはなんて?」
「あとはねぇ、エリック?さんがモンスターに食べられそうなのを助けたりとか!巨大なモンスターが空を待ってる中走ったとか、ナタくん頑張ったとか!いいねいいね、アイボーって感じだねぇ!」
うむうむとミナモは頷く。俺は考える。
「共鳴……」
「いや、共鳴は、竜人族にしか起こらない」
父親はそう言って首を左右に振った。
「だよな。だから共鳴は除外……でも似た現象か……?どっかで……どこかで似たような現象見た気がする……」





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