ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳90:にかいめのかるであ

08/12 15:33 

・一般枠みつはと奏がいる世界線
・2人とも記憶持ち

==

「誰が来ると思う?」
そう尋ねた奏くんに、私は首を左右に振る。誰かはわからない。たくさんの英霊がいるなか、依代も聖遺物もないのだ。それはたくさんの星の中から一つを掴むような話なのである。だから、思い描いた人が現れることはほぼあり得ないことだろう。そもそも記憶はあれど同じかと言われたら何も言えないし、あれはあの私だから好意的に接してくれた可能性もあるのだ。ほら、控えも召喚するのよ、と告げた所長に、スタッフに促されて私はそこにたつ。そうして私がその言葉を告げれば、召喚サークルが反応した。弓兵のカードだ。銅色のそれに、アーラシュさんかな、と思っていれば、それは銀色に変わる。そうしてそれはさらにーー金色に変じた。そうしてそれは翻り、人の形を作り出す。そこにいたその人は真っ直ぐに私をみた。
記憶にあるのか、記録にあるのかは分かりかねる。が、彼は一瞬目を見開いたかと思うと、また目を伏せる。そうして決まりきった文言を告げるのだ。私は困ったように笑って、告げる。
「貴方にまた会えたこと、嬉しく思います。よろしくお願いします」
少しの抵抗もある。少しの気持ちもある。そんなものを載せて告げれば、彼は少し驚いたような顔をするのだが。まぁ周りにいるのは一般枠であるし、それにしたって奏くんは誰がなんだろうと、彼を見ればサリエリ先生がいたのが見えた。案外今の時点では珍しいのでは。


==


2回目のカルデアである。ただ、前とは違い私と奏くんは一般枠であり、私の体調不良が原因でファーストオーダーには参加していないのだが。そもそも私と奏くん、二人の藤丸くんちゃんと、アーチャーを連れた子供で1チームを組まされる予定だったらしく、こうなっては全員控え!!待機!!と少し怒ったような所長に言われてみんな無事だった、ということだ。しかしながら、いなかった誰かの起点によりそもそも生き残った人は前よりも多い。クリプターと呼ばれた彼らもまた生き残り、同じくミッションをこなしている。まぁ、前よりも少しのんびりできると言えばそうなのだが、人が多い分理解してしまった人が狂いかけていくのだ。そのケアをするにも人が足りない。


==

「みつはおねーちゃん、きて!!」
そう言って手を引かれる。マイルームでお茶を飲んでいたので、アルジュナさんと二人で首を傾げた。そばにいるウィリアム・テルさんは苦笑いである。いつものように霊体化したアルジュナさんとともについていけば、何やら空に特異点ができている。これは……。
「お姉ちゃんがいたらなんとかなる!!」
と、言われても、これはもう一人のアルジュナさん達がいないと実質詰みなのでは。と、思ったが、ダヴィンチちゃんがいるあたり大丈夫だろう。奏くんがのんびりやって来て、これぺぺさん頼むか迷うな、とぼやいた。まぁ所属的な感じだろうか。ナマエちゃんが手を招いたので屈めば、「ぺぺちゃんはねぇ、モニター解説係!」とこっそり言われた。なるほど。
「妹ちゃんと藤丸達で多分大丈夫だと思うけど、気をつけてな」
「ナマエちゃんは行かないの?」
「行かなーい!」
とのことなので、まぁ私達はさっくり入るのだが。

「ナマエちゃんのサーヴァントってそういや見たことなかったけどいるの?」
「はい、いらっしゃいます。いつも霊体化してそばに」
そう言ったものの、このままでは吹き飛ばされかねないので通信通り北に向かった。

==

ですよね、と思う。こちらを見下ろした彼は私を見おろした。
「久しいな、相変わらずとみる」
と、なれば彼はおそらく記憶がある。
「いいえ、初めまして、です。神である貴方様や英霊である彼とは違い人は輪廻に逆らえぬもの」
「しかし、神と同じく記憶はある。違うものとして輪廻転生したとて、お前がお前である限りはお前である」
それはそう、なのだが。
「どうだ、息子に飽きたなら神のもとに来るか?」
その言葉に私は首を左右に振る。
「思い出があれば、人は強く生きられましょう」
いやでもよく考えるとアルジュナさん似てる他人扱いしてるからこれはちょっとダメなもんどうだったかもしれない。まぁ、アルジュナさんが姿を現したが。
「マスター、後で詳しい話をお聞きします」
「うーん……」
「うーん、ではありませんので」
そう言った彼はインドラ神に向き直る。まーー、私ガチャガチャ商品にインされることになるのだが。なんで???


==




category:大神妹(桜/+twst/+fg)