ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳104:大神妹(if軸)の子供とか

08/12 15:57 


 「爺様だーー!!!!」
そう言ってテアとシュナがインドラに突撃していくのが見える。えっ?と俺たちが声を出し、不敬と叱ろうとしたアルジュナやヴァジュラ達であるが、インドラが許すと言ったので許されていた。まぁ、シュナくんは雰囲気がアルジュナ・オルタに似てるし、テアはアルジュナに目元が似ている。というか二人ともなんとなくヴァジュラ達に似ている。そのあたりだろうか。
「お爺様、お爺様、テアの踊りは上達しました!お見せします!」
「お爺様、シュナには武芸の手ほどきを!」
ワァワァと騒ぐ二人に、インドラ神がほう?と笑みを浮かべた。
「踊りは酒の肴に奉納するが良い。手ほどきは気が向いたらな」
インドラに子供二人がキャッキャッとしているのを見て、アルジュナが複雑そうにしている。

さて、テアとシュナという二人はどこか他の世界からやってきた子供である。二人曰く、揺らぎという現象に巻き込まれ、特異点や異聞体でもない並行世界からきた、らしい。アルジュナをお父様と間違えて呼んだり、アルジュナオルタをジュオおじ様と呼んだりするので、アルジュナ達が面倒見ているに近い。魔力もマスター適性もありそうな感じ、らしい。インドラを前に舞踏をするテアに、なんやかんやと他も見物客がふえる。なるほど、これは綺麗だ。あまり見ない舞踏であるが。
「テアの舞踏は我々の国のものですね」
「そうなの?」
「ええ。もしかしたら二人は我々の国の出なのかもしれません」
インドラ神が褒美に山ほどのお菓子を振らせるのが見えて、アルジュナが止めに行った。
「テアさんは踊りが上手ですね」
「当たり前です!テアは元トップスタァの母様を持つ身!私もまたトップスタァ目指して精進する身ですから、歌も踊りも磨くのみ!です!」
そう言ってガッツポーズをしたテアに、俺は目を瞬く。マシュが首を傾げた。
「トップスタァ、とは……?」
「そのままの意味ですが……こちらにはないのでしょうか……舞台の花形と言った方がわかりやすいですか?」
「舞台俳優さんってこと?」
「はい。母様は日本人ながら巴里歌劇団で巴里の踊り子としてデビューし、帝国歌劇団の花形を経て紐育歌劇団の花形として活躍していました!父様と電撃結婚を機に引退して、今は巴里歌劇団の劇場の支配人をしています」
テアの言葉に、有名人なんだなぁ、と思う。
「シュナはしないの?」
「母様と姉様が属する歌劇団は女性のみで構成された歌劇団なので、シュナは舞台には立ちませんが教養としてある程度は。でも、武術を磨いています」
そう言ったシュナにへぇ、と納得する。だからテアだけがやったらしい。
「シュナも綺麗だから舞台に立っていいと思う!」
「姉様、それは恥ずかしいので……」


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「「真名援用連結展開」」
そう言ってシュナが宙に、テアが空に手を伸ばす。何それ何それ、と思っていれば、シュナの手に蓮華が現れたと思えばそれは剣に変わり、テアの手元の蓮華が弓へと変じる。双方見たことあるこれ。ちょっと待て。
「神域領域拡大、空間固定、神罰執行権限、承認」
「空を煌めく星の灯火、諸人の運命を導かん」
「神罰の雷によって、蔓延る邪悪を射抜かん」
「神雷の刃によって、悪は滅する」
「神罰執行せし雷の矢!」
「帰滅を裁定せし廻剣!」
破壊音がする。爆風のようなものがする。納刀する仕草をしたシュナと弓を下げたテアに俺とマシュは声をあげた。というかサーヴァントは声をあげた。
「えっ、エッ!?!?」
「何それ、何それ!!!いや、ありがとう!助かったんだけどね」
そう言ってワタワタと近づく。弓と剣が消えている。
「母様と父様、爺様に教わった魔術です!」
「危ない時はどーん!と」
そう言った二人に、ダヴィンチちゃんがサーヴァントじゃないんだけど、と告げた。
「さっきの宝具、かな?宝具を使った時はサーヴァントの反応がした」
「さっきの、アルジュナ達と多分インドラだよね。サーヴァントのアルジュナ達が力を貸してるってこと?」
「だと、思うんだけど……」
そう困った顔をしたダヴィンチちゃんは、アルジュナをみた。
「何か心あたりはある?」
「……いや」
「いや?」
「あるとしたら……マスターはご存知かと思いますが……」
「あぁ、なんか一部聖杯戦争か何かの記録がないんだっけ」
そう言って彼を見れば、彼は頷いた。確か夢の中ではクリシュナの近くにひとり、シャドウサーヴァントのような女性がいた。母親でも彼の配偶者でもない誰かである。まぁ、通信が入るのだが。少しレトロな呼び出し音がして、ダヴィンチちゃんが応答する。そこにいたのは女性である。
「忙しいところ申し訳ございません、そちらにテアとシュナという子供はいらっしゃいますでしょうか」
「お母様だー!」
そう言った二人に俺たちは目を瞬く。
「お母様、どうやってわかったの!?」
「二人が宝具展開した時に居場所が分かるようにしてあるの。そこからお母さんのお友達に頼んで通信してるのよ」
二人の無事がわかったからか、ホッと息を吐く。心配したのだろうことが伺える。
「迎えにいくから大人しく待っておいてね」
「はーい!」



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