ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳151:大神妹と奏とtwst

08/12 16:36 
オクタヴィネルの一件依頼、ジェイド先輩にピクニックに連れて行っていただけたので、おにぎりやタコさんウィンナーを持って行ったらめちゃくちゃ受けていた。アズール先輩がタコだからだろうか。



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なるほど、これがオアシス!
小説の中で見たような景色に、私は感動する。砂漠の砂も初めて触って、初めて歩いた。思ったよりずっとサラサラしていていて、色づいた砂に感動してしまったのはしかだないと思う。ラクダもいて、日除の傘もある。まるでアラビアンナイトの一幕だ。いや、そもそも、寮自体がアラビアンナイトみたいだったが。ラクダは触っても大丈夫なんだろうか。そう口をもむもむしているラクダを見つめてみる。
「どうかした?」
「あ、お邪魔してます。ラクダは……触って大丈夫なんでしょうか?」
恐らく寮生と思われる人にそう尋ねる。数秒黙った彼は、まぁこいつはおとなしいし大丈夫と思う、と言われた。
「触る作法などは……」
「お前ら、妹ちゃんも連れてきたのか!?」
そんな声がして私は肩を跳ね上げてラクダからそちらをみる。エースくんとデュースくんが「一人残してる方が心配だろ」と言っている。フロイド先輩とジェイド先輩、アズール先輩が私をみたので私は軽く手を振った。
「ハタタテハゼちゃん、なんでジャケット被ってんの?」
「日差しが強からとお二人が貸してくれました」
「ふーん、なにしてんの?」
「ラクダを間近で初めて見たので触っていいか聞いてました」
そう返せば、ラクダはヤダって、とフロイド先輩に言われる。えっ、と返せば、厨房であった先輩にそんなわけないだろ、と突っ込こまれたが。
「先輩はこちらの寮だったんですね」
「あぁ、……と、名乗ってなかったな。2年のジャミルだ」
「私は大神ナマエです。奏くんの従兄弟で……色々あって学園長や先生たちのご厚意で住まわせていただいています。奏くんとグリムちゃんがお世話になりました」
「いや逆逆、俺たちが世話したから」
「そうだゾ!ナマエ!!俺たちは世話になんてなってねーー!!!」
と、いうのはいつものことである。
「ん……ん……監督生、特に顔を見ちゃダメとかそういう決まりはないのか?」
「ないない。日除だけ」
「そっか!じゃあこっちに日陰作って、監督生の妹も一緒に宴しよう!!」
と、騒ぎに入れてもらえるのだが。ちゃんとラクダは触らせてもらえた。思ったより硬くてびっくりである。


ちなみに、スカラビアの先輩達とは出かけた先でよくお話しするようになるし、宴も呼んでもらえて嬉しい。

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「力持ち……バルカス先生とか……?」
「杵と臼が破壊される未来しか見えないからやめとこうな、妹ちゃん」
餅つき用の杵と臼、餅米をサムさん経由で手に入れたので、どうするかという話をする。ツノ太郎さんとか?といえば、ツノ太郎なー、と奏くんは考えこんだ。
「魔法でやってくれそうだからありだけど、側近がうるさそうだし、いつメンだけ……いやツノ太郎も誘っとくかややこしくなるし」

と、言っていたら、芋蔓式でたくさんきた。まぁはっきりいってそうなる予感はしてた。エースくんはバスケ部の部活があるから後から合流予定らしい。一応甘い善哉やきなこだけでなく、しょうゆやすまし汁も用意しておいてよかったと思う。ジェイド先輩がいるから爆速でなくなると思うのだ。……わんこそば食べてみてほしいな。
「餅つき文化はそりゃあねぇよな」
奏くんはそう言う。とりあえず見本見せるか、と言って奏くんが手招いたので、とりあえず私が餅を回す役をする。ぺったんぺったんとテンポよくつく。
「こうする。この杵が結構重いから俺はずっとは無理だし、妹ちゃんも無理だし頼みたいってわけだ。トレーニングしろ、トレーニング。餅代は働け」
と雑な指示で始まった餅つき大会である。私は出来上がった餅を丸くする係である。ので、出来上がったお餅を丸くしていれば、餅つき大会を見守っていたトレイ先輩がやってきた。さっきまでリドル先輩と餅をついていたのはみたので、交代したんだろう。
「ナマエ、手伝うよ。丸くすればいいのか?」
「はい。ちょっとべたっとするかもしれません」
「わかった、気をつけよう」
「ジェイド先輩、そこにスタンバイされても口にはいれませんよ」
「残念です」
そう言って二人で丸めていれば、オルトくんがやってきたのでオルトくんにも手伝ってもらう。
しばらくすれば餅をつき終わりそうなので、三人に丸めるのを任せ、善哉用の小豆とすまし汁に火をかける。
温まったそれらと甘めのきな粉と醤油を持っていこうとすれば、途中合流したらしいジャミル先輩が声をかけてくれたので、野外コンロ?に運んでもらった。
「えーと、どうしましょう。みなさんわかりませんよね?」
「わからないな」
「こちらは小豆を甘く似たものです。あんこは固形ですが、こちらは甘いスイーツスープですかね。善哉と言います。こちらはきな粉。大豆を挽いたものを砂糖と合わせたものです」
そう言って甘いものをみぎにおく。ジャミル先輩が隣においた。
「こちらがすまし汁。ええと……私たちの国では一般的なんですが、出汁みたいなものでしょうか。こちらは醤油です。甘くないさっぱり系はこちらです」
「全部食べたいんだぞ!」
「いいですよ。でも、喉に詰まると大変なので一つずつ食べようね。オルトくんはお兄さんに持って帰る?」
「僕は食べれないし、そうするよ!」
「固くなる前に食べた方が美味しいよ」
「気をつけるね!」
びゅーーん、と空を飛んでいったオルトくんを見送る。ツノ太郎さんがきたのでツノ太郎さんにも選んでもらう。喉を詰まらせないように、と言えば、気をつける、と言われた。みんなでみゅーーん、と餅を伸ばす姿は面白いし、トレイ先輩がめちゃくちゃ分析してて面白かった。サムさんや先生達ようにもいくつかおいておいたし、持っていっておいた。

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妹ちゃんは謎の生徒と捉えられる時が多々ある。いや、サバナ寮の奴らは俺の妹って知ってるけども妹ちゃんに何故か手を出さないというかタジタジになるし(たまに志気向上のために朝練を手伝わされている)、同じく知っているスカラビアでは俺たちが秘密にしないと!みたいな空気がある、ので、今の所無害である。とりあえずはそれ以外の寮にとっては謎の人である。それはVDCに力を入れるポムフィオーレも例外じゃなく、いや、俺のクラスのポムフィオーレは知ってるやつもいるけど、まぁなんだ、ヴィル先輩にとっても例外じゃないらしい。参加すると思ったけれど、と告げたヴィル先輩が指摘する人物が多分妹ちゃんっぽいと思うのだ。
「それってさ、ナマエじゃないのか?」
「ナマエ?」
「監督生の妹だよ!色々事情があって学校で暮らしてるんだってさ」
と、あっけらかんに告げたカリム先輩に、ジャミル先輩がおいバカという。ヴィル先輩含むポムフィオーレが目を瞬いて俺をみた。
「監督生の!?」
俺は両手をあげて降参ポーズをとる。
「正しくは従兄弟だよ。まぁ、あの子は俺たちのいた場所ではちょっとした劇団にいたから、ヴィル先輩の目に止まったのかもな。生徒じゃないから参加は確かに出来ないんだが、勉強ななるから手伝いはしてくれると思います」
「あら、そうなの?じゃあ頼もうかしら」
「まぁ、だけどダンスって言ってもストリート系ではないですよ。バレエとか社交ダンスとかタップダンスとか……そっち系っス」
と、話していればヴィル先輩がふむ、と考えた。


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奏くんに連れてきてもらった先は鏡があるレッスンの部屋だ。デュースくん達にバレエを見といてほしい、教えてほしいとのことである。が、いかんせんイメージが悪い、きがする。
「うーん、そうですね。バレエをするメリットを先にお伝えします」
「メリット?」
「バレエはインナーマッスルをかなり使います」
「インナー……?」
「体の内側の筋肉ですね。体の内側の筋肉を鍛えると、体幹がぶれにくくなる、基礎代謝があがる、スタミナがつくなどの効果があります。すなわち、マジフトで箒の上でのバランスがとりやすくなり、ぶつかっても落ちにくく飛びやすくなります。陸上でも必ず必要な筋肉には変わりありません」
と説明する。ふむふむと納得する彼らに、私は言葉を続ける。
「あとは体の柔軟性も必要なため、怪我もしにくくなります。ちなみに私たちの世界のトップの方々の体脂肪は14%の方もいらっしゃるので、圧倒的に脂肪が少ないだけで筋肉はあります……」
と言って手を叩く。
「というわけで、バレエと思わずスポーツには必ず必要なインナーマッスルを鍛えるために頑張りましょう。適当に足を上げるだけでは意味がありません。筋肉のためには同じ角度同じ位置を繰り返すことが大切です」
と言いながらデュースくんの足の位置を固定する。この位置を意識して、と言えば彼は頷いた。エペルくんも同じようにする。カウントすれば、まぁよろけてしまうけど回数をこなせば何とかなるだろう。

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自分のことの評価は笑って聞き流す。まぁ差別的なことは言われたことはあるし、ヴィル先輩のように世間的なイメージはそうなのだ。言い返さないからか続けるオルトくんのお兄ちゃんに、言いたいことは以上でしょうか?と完璧な笑顔を作った。
「私に関することはまぁお褒めの言葉としてお受け取りいたします。私は元いた世界でいただく役柄の多くは先輩のご指摘通り、その想いが報われる役であろうがなかろうが、外の世界を知らず外の世界を夢見るお嬢さんなのです。そう言った事情を知らないあなたが、そういう印象を抱くということは普段からそう言った行動ができている、ということでしょう」
そう言ってニコニコしておく。
「私に関しては別にいいですが、一つ、訂正させていただきます。奏くんは能天気ではありません。彼はあぁ見えてーー運命と勝手に自分が読んでいるものから逃げているあなたよりずっと強い人です。彼のお兄さんに変わって厄災を受け、それに向き合って振り払ったのですから。せめて面倒だからと逃げるところからやめてみては」
は?みたいな顔をされたので、私は言葉を続ける。
「私達は確かに貴方の事情を知りませんが、貴方もまた私達の事情を知りません。貴方のお言葉をそのままお返しします」
と、ここで真顔になる。
「知ってる顔して罵っている部外者はすっこんどいていただけますか?ウジウジウジウジジメジメジメジメしてたらキノコが生えて、ジェイド先輩にきのこ培養されて料理されますよ。あと、奏くんの悪口を次言ったら殴ります」
と、また笑顔を浮かべる。しっしっと追い払えば、彼はため息で怒りを逃がしてそのまま去っていったが。そのあと起こる大爆笑である。肩を揺らせばリドル先輩以外が爆笑していた。
「ナマエ、大丈夫かい?」
「大丈夫です。流石に腹が立ちました」
そう言って深呼吸する。まだツボってる先輩達に、そんな面白かったですか?と眉尻を下げて言えば、私に言い返されているイデア先輩の図が面白かったらしい。なんでだ。
「もー、ナマエ、何か兄さんに言ったでしょ!」
「私のことはとにかく奏くんのことを悪く言ってきたので。オルトくんもイデア先輩を陰で悪く言われたら嫌でしょう?」
「兄さんのことじゃなく、僕は僕のことを言われても怒るよ」
「私のことはもういいです。元の場所でも昔は人種の関係で差別されたりしましたが、そのうち黙りました。私自身に何か言ってくる人は実力で黙らせれば済む話なので」
と、言えば、それはそうだね!と言われた。
「ここにくれば、ナマエの世界のこと何かわかるかなぁ、と思ったんだけどなぁ」
「闇の鏡の気分が変わるまで待つか妖精さんに頼むしかないですかねぇ」
オルトくんと2人でうんうん唸っていれば、オルトくんは呼ばれてそのまま出ていったが。
「君が来るのはおかしいと思ったら、オルトに連れてきてもらったのか?」
「いえ、グリムちゃんが連れて行かれようとして……それに抵抗したんですが、目を覚ましたらここでした」
「グリムが?」
「はい。ただ、グリムちゃんもただの健康診断だと言われたので……」
そう言って困った顔をする。グリムちゃんが恐らくは奏くんの傷の原因だ。奏くんの体についた悪いものーー瘴気は取り除いたし傷は癒したけれど、心配なのはグリムちゃんなのである。
「騙されているのでは?」
「うーん、オルトくんからの説明だったので私は信用しています。たまに、グリムちゃんに悪いものがあるので、気になって」
「悪いもの?」
「何でしょう。たまに魔法を使った方に見えます。この間のロロさんとか……」
と言えば、アズール先輩がふむと考えた。
「ロロ?」
「ノーブルダムの生徒会長ですよ。ナマエさん、それは私達にも見えますか?」
「今は『いいえ』ですね。まぁ……私も奏くんも昔から普通の人が見ちゃいけないものを見たりはするので、多分その関係では?」



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「いや……うーーん」
合流した奏くんが目を伏せて考える。
「そういや妹ちゃんのバフかけとか結界とか変質とかこっちでやったっけ?」
「いえ。ただ、動きは止められましたし、回復はできます」
「バフかけ……変質?」
「俺たちの世界じゃ、霊力っていうモノがあって……妹ちゃんとその兄の霊力の特徴だな。その兄の方だと他者のそれと合わせることで霊力を元にする攻撃の力を強くさせる。そいつは他人に触れたり親しくなると効果があがる。ただ、妹ちゃんは笛や歌では同じ効果なんだがーー他者に触れたら効果が変質にかわる」
「例えば?」
「火属性が水になったり、水の属性が土になったり、だな」
奏くんの説明に、私もうーむと考える。
「まぁ、属性の変質はともかく、触れたら悪いものは取れますし全員の回復はできます」
ということでみんなの悪いものをとっておく。


……ちなみに全部解決した後私はぶっ倒れることになるのだが。悪いものを回収しすぎちゃったらしい。気をつけよう。


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闇の妖精さんの傷を癒したりなんぞ仲良くしたら、懐かれた?。変わった姿だが可愛らしいし、セベクくんのお爺さんもセベクくんのお爺さんという感じがする。
「もっとそっちの嬢ちゃんが根を上げるかと思ってた」

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みんなのトンチキな夢が面白くて笑ってしまう。


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「怒ってないの?」
そう恐る恐る聞いたイデア先輩に、私は首を傾げる。君に酷いこと言ったでしょ、と告げた彼に私は少し考えてーー手を叩く。
「気にしてません。私も言いたいこと言いましたし、お互い様では?……それとも、怒って欲しいですか?」
イタズラっぽく笑って言えば、いや……と目を逸らした。
「あの時はああ言いましたが、娘役抜きにしても、私は元々生まれつきの体質の関係であまり外に出られずにいたので、世間知らずなんです。だから先輩の推測は当たってるんですよ。お互い、生まれ持ったものを恨まずに進めたらいいですね」
そう言って私はまた笑っておく。
「体質?」
「昔はコントロールがつかないので、周りの悪いもの良いもの関係なくたくさん吸収してしまって、体が弱かったので」
「え?今すごい元気じゃない?」
「イデア先輩、妹ちゃんの昔の体の弱さを侮るなかれ。夏祭りにちょっとでかける、雪の日にちょっと遊んだだけで生死を彷徨うくらいだぞ」
「は?」
「そうして兄に俺たちは締められる」

そう言った奏くんに、今は元気です!と告げる。


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