ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳159:君僕主の理想と指揮官たち
08/12 16:42
「ヨハンって、ナマエさんとどうこうなりたいとかないの?」そう聞けば、ワントーン低い声で「は?」と言われた。いやだって、ヨハンは結構日本支部のナマエ先生(小児科医らしい)に気を許している。そもそも別の世界にいた頃からそんな感じだ。だから、俺的には付き合ったりしてるのかと思ったがそうではないらしい。ちなみにアンダーソンとも仲はいいが、お互いにそういう仲じゃないと言い切っていた。まぁリリスがいるもんな。
「だめよ、シキ。古傷を抉っては。ナマエさん、婚約者がいるからそういう関係になれないのよ」
そう言ったハランに俺は「えっ」と返す。俺だけじゃなく、カウンターズ全員で「えっ」と返した。いやてっきり独身かと思っていた。一般人か何かか、と思っていれば、ハランは言葉を続ける。違う、と告げたヨハンをおいて、ハランは口を開く。
「アメリカ支部にいるんですって」
ということは俺たちのような特殊な人材らしい。
「ハランは会ったことあるのか?」
「私たちはないわね。彼女、ドッグタグに指輪を通してるから聞いたのよ。ヒグマみたいな男だそうよ」
「ヒグマ……」
と、俺は想像する。いまいち想像がつかない。美女と野獣。
と、思っていたら、ちょっとした会合でアメリカ支部がきた。隻眼の男性がドッグタグと一緒に首元にリングをつけている。もしかして、彼がそうだろうか。そう思っていれば、彼が視線に気づいたのか首を傾げたが。
「どうかしたか?」
「いや、えっと、」
「ナマエ先生の婚約者の人?」
そう聞いたアニスに、彼は目を瞬いて、ああ、と頷いた。
「よくわかったな」
「ナマエ先生の婚約者の話が俺たちの中で話題になったので」
「そうか」
彼はそう言ってケラケラ笑う。
「何か言ってたか?」
「ヒグマみたいな人だって」
と行ったネオンに俺は口を塞ぐ。彼の方が階級が高い。彼はそれを聞いて、よくあの姉妹には言われる、と告げた。
「そうか。ヨーロッパ支部にもアイツは顔を出すからアイツの顔見知りも多いんだな」
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