ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳173:君僕主たちいろいろ

08/12 16:52 
「いや、姉御そんなかわよキャラじゃないし……」
とは、七篠くんのセリフである。ナマエちゃんが人質になって、機器的状況なのに緊張感がない声だ。スネークなんて、フラッシュバックしてるのに、彼は飄々と告げた。
「姉御になんかあったら俺が仲間にはちゃめちゃにキレられるからできれば穏便にしてほしい」
「仲間?」
「いやこっちにはいねーんだけど、あっちにいる奴ら。結構さー姉御そいつらの安心材料だから。というかマジで姉御めちゃくちゃ大人しくしてるだけで、案外スネークと変わらないゴリ……」
多分、ゴリラ、と言おうとしたんだろう。話を聞いてしまった相手に、ナマエちゃんが一本背負いした。そのまま的確に銃を離させると、彼の仲間だと思われる人達の手と足を撃った。多分殺したいわけじゃないんだろう。唖然とした私たちに、七篠くんだけが「ひゅーーー!!」と声を上げた。銃を分解した彼女は、誰がゴリラだって?と七篠くんをみる。まぁ、彼女の背後に立ち上がった人は彼女の回し蹴りでノックアウトしたが。
「あのな、セツ、何回でもいうが、私はスーパーウーマンじゃないんだ。そもそも大人しくした方がいいから大人しくしてたんだ」
彼女はそう言って慣れたように男性の装備を確認する。
「いやでもさー?姉御もったいなくね?姉御こそ一番実戦向きで一番役に立てるだろ。一回俺がいた病院どうにかしたしさー?姉御自身が誘拐されても帰ってきたしさー?ミズーリとかだってさー?」
「あのな、そういうのは色々あった私と君だからナチュラルに話せるのであって、他は、そうじゃない」
七志くんはそこではじめて周りを見てーー、それはそう!と頷いた。それはそうじゃない。彼女はスマホか何かを見つけたらしい。色々確認した彼女はサチ博士、と私に投げた。
「ロックを外せるか?多少は何かデータがあると思う」
私は受け取ったiPhoneをみる。まぁこれならなをとかなると思う。名寺くんが混乱したように口を開く。
「待て、苗字、待て。お前民間機運転したな」
「あれは、フランスでパイロットしている養父の入れ知恵」
「民間?」
「いや……航空宇宙だな」
彼女の返答に名寺くんが「俺たちの世界のフランス空軍じゃねーか」と突っ込んだ。
「いやでもミラージュは飛ばせないから……民間機もシュミレーション止まりだし……」
「民間機はどっち?アメリカ側とロシア側あるでしょ」
嘉月くんのセリフに、彼女はあーと目を逸らした。そうしてにじりよる2人にまけて、両方、と告げた。
「おいコイツ叩けばなんか色々でるぞ」
「ミズーリは」
「あれはアメリカにいる養父の入れ知恵」
「アメリカの養父は何してんだ」
「今はPMC……」
「昔は?」
「詳しくない。あまり好きそうじゃないから聞いてない」
「推測は?」
「様子を見るにNavy SEALs……」
そう言ってまた目を逸らした彼女に、私はここまで養父、と告げておく。
「ラテン語は」
「あれは……まぁ色々あるが、言語は実父の入れ知恵のことが多い」
「実父何してるの?」
「国連職員……」
彼女はそう言って両手を上げた。カズさんが、うわぁみたいな顔をする。
「お前の母親はスパイか何かか?」
「そう思われることが多いですが、違うんです。どちらかというと利用されてる」
彼女はそう言って首を左右に振った。利用されてる?と聞いた(元に戻った)スネークに、彼女は口を開いた。彼女は困ったように口を開く。七篠くんが聞いたことない言語で彼女に何か言い、彼女はそれを返す。そして彼女はうめく他の手当てに向かった。
「姉御、なんか象徴的なことしてるから、なんか色々あるんだよ。大変だから突っつかない方がいいぜ。ただでさえ、国連の部署に入れたい実父、フランス軍に入れたい養父、アメリカには近寄らせたくないけどPMCに入れたい養父の三つ巴に他が最近参戦してるからなー。俺はまぁかーちゃんが日本にいるからこっちきたけど、姉御、誘拐されて一時期身を隠すために日本に来てるだけっぽいから」
「なんで誘拐なんか」
「大人の事情なんか知らねー。でも一回襲撃してきたやつに俺が聞いたことあるのは、アンタの鏡面だからって聞いたぜ」
「……俺の鏡面?」
「よくわかんねー。姉御だいたい、西洋姓みっつあるしな。ベルンシュタインと、シールズと……あとなんだっけな。クラウディア?」



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