ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳193:だだをこねる問題児と君僕主たち
08/12 17:06
「姉御!!!ふゆやすみどっか連れてって!!!」ラップトップで何か作業をしていたナマエちゃんは肩を跳ねさせる。最近ずっと何か作業に追われて忙しそうにしているのだ。レポートかな?と思ったがそういうわけでもなく、本人に聞いたら実父の仕事の手伝い、とかえってきたのである。
「夏休みみたいに!!どっか連れてって!!」
セツくんがナマエちゃんの耳元でまた叫ぶ。ナマエちゃんはラップトップを閉じて、ギャアギャアうるさい、と珍しくセツくんを叱った。そこで初めてナマエちゃんにクマができてるのを認識する。
「うるさい子はどこも連れてかない」
ナマエちゃんの台詞に、ヤダヤダヤダ!と身長高い細マッチョが駄々を捏ねている。夏休みといえば、ナマエちゃんの親戚が管理している家でお泊まり会(まぁメンズはサバイバル演習見があった)をしたわけである。
「どっか連れてって!父さんと姉御達とどっかいきたい!!」
ナマエちゃんが死んだ目をしている。その流れで桜くんも手を上げた。
「俺とイーライも参加する。暇だしな」
「ウィンタースポーツでもして逆ナンされておけ」
おっと結構機嫌が悪い。ナマエちゃんは桜くんにそういう。私もそろっと手を上げる。
「みんながあたしたちも行くなら行きたい」
「原稿はおわってないなら手を動かせ」
その一言に私は「あ、はい」と退散する。ナマエちゃんはまたラップトップをみた。ヤダヤダヤダと永遠に駄々をこねるセツくんに、ナマエちゃんが珍しく鬼の形相を浮かべた。
「あぁ、もう!!わかった!騒がしくするな!!考えてやるから静かにーー」」
ナマエちゃんはそう言って言葉を途切れさす。なんだ?と思って全員視線を追ったが、そこには何もない。
「え、なに?」
「そうか、そうだな、理解した、」
ナマエちゃんはそう言ってふふふと笑う。桜くんが「おいホラーやめろ」と言いながら、眉間に皺をよせた。
「まぁ聞け。言いたくないけど君たちには私に借りがあるな?」
「マンション無料で貸りてることかな?」
私の問いかけに、ナマエちゃんは「そう」と頷く。
「全員働け」
ナマエちゃんの言葉に私は「エッ」と声を上げる。ジョージ、ジョージと珍しくジョージさんを手招いた彼女は、近寄った彼を隣に座らせて、これ読んで、と何か資料を渡した。え、私もあっちがいい。
「まぁちゃんと給料は出す。海外にも行ける。よかったな」
「何させる気だ?」
桜くんの問いかけに、ナマエちゃんはゲンドウポーズをきめた。
「24日、とある場所にて有志によりある作戦が決行される予定になっている」
風向きが変わりすぎである。ジョンさんが「……ある作戦?」と答えたら。
「オペレーションH.A.。その日に向けとある場所は武装されているんだ」
「ナマエちゃんそれアタシ達が聞いても大丈夫?」
ナマエちゃんはあたしの発言をスルーして言葉を続けた。
「彼らの目的はただ一つ。クロース氏の身柄の拘束」
「クロース氏?」
「あぁ」
「何者だ」
そんな問いかけにもナマエちゃんは答えない。ただ、キリッとした顔で口を開く。
「君たちの仕事はただ一つ。非戦闘員はオペレーターレインディアとして、他はオペレーションH.A.が展開される施設に潜入しーークロース氏のかわりに痕跡を残さず24日から25日の夜が明けるまでに指定される場所に物資を届けることだ」
その発言に、目を瞬く。
「ちなみに去年は私一人でやって、終わったのは夜明けギリギリだった」
ということは。オタコンが少し考えて口を開く。
「クロース氏……赤い服……物資……24日から25日にかけて……もしかして、サンタクロースの代わりにプレゼントを届けるってことかな?」
「正解」
ナマエちゃんはそう言ってため息をついた。
「じゃあ潜入場所は?」
「とある場所にある難民及び戦傷児ケア病棟だ。いろんな子供がいる」
「オペレーションHAは?」
「オペレーション・ホームアローン。殺傷能力はない。ただ、普通の人が引っかかると怪我はする。ペイント弾の入った銃で警備したり、階段ではボールが大量に落ちてくるトラップがあったり、最近はスタッフも楽しんでるから厄介。君たちなら手分けしたらすぐ終わる。セツは子供側に混じってもいいが、多少は情報をながせ」
ナマエちゃんはそう言って背伸びした。
「はー、これで一つ厄介な仕事は片付いた。プレゼントの発注関連も終わってる。別の厄介な仕事の日にちが被ってどうしようかと思ったんだ」
「ってことは」
「ジョージはそっちの仕事の手伝い。嫌いだろ、スーツ着た連中と
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