ネタ帳vol.3
2023ネタ帳80:鷹丸ネタ
01/14 17:37
全部フィクションって思って聞いて欲しい
一応あらゆる人にきょかはとってるけど、所詮フィクションだから!で終わらせてくれよな!
俺は家族揃ってサッカーが好きなんだけど、その中でも今は東東京m選手が推しである。嫁とも代表戦の応援で出会ったほどに推しである。と、いうのも、昔からサッカーにあまり興味がなさそうな父親が苗字選手が出る試合だけチェックしたり、新聞記事の切り抜きをスクラップするくらいだ。
昔酔っている父親にそれとなく理由をきいたら、俺の息子だから!と返されたことがある。俺も母も弟も嘘だと思って相手にしなかったが。
が、嘘を魔に受ける子供がいる。そう、俺の息子である。
両親に習ってすっかりm選手のファンである息子は、それを信じたらしい。m選手=自分の叔父!という図式が成り立ってしまい、俺たちが否定しようにも「じいじが言ってたもん!」としか言わない。どうしようもなくなった俺達はm選手に否定してもらおうと、サポーターイベントに足を運んだ。
サポーターイベントの中でも、結構m選手は未成年が優先される節があって、まぁ大人でもタイミングがあえば話したりできるしサポーターでもよく顔を出す人はm選手は覚えてるっぽい。まぁ俺と妻は覚えられるような位置にはいませんけども。で、とりあえず息子がm選手のところに向かっていき、声を出した。
「おじさーーん!!」
俺たちは頭を抱えた。サポーターはざわついた。m選手の周りは吹き出した。m選手は俺も子供からしたらそんな歳だからなぁとのほほんしてた。推しは聖人か??
まぁ良くも悪くも息子はそれで目を引いたらしい。サインもらえることになった。スタッフさんがm選手はおじさんじゃないよ、って言ったら息子はおじさんだよ!と言い張る。
「だって、パパのお兄ちゃんだったら、おじさんでしょ!」
その発言に、反応が二つくらいに別れた。
だいたいが、冗談と思ったり嘘教えたなという感じだが、etuの古参選手とか古参スタッフとかが一種固まった。
俺が首を傾げてると、m選手が息子に、ご飯食べれてるか〜?とかちゃんとパパとかママと一緒にすごしてるか〜?とかのほほんしながら聞いては、息子は興奮気味で答える。名前もきいてちゃんと書いてくれる。で、ちょっと長いサインが終わったあと、そかそか〜で話を切り上げたm選手は違う子のサインに映った。
息子はサインを書いてもらった色紙を持ってきて、俺に見せる。息子のフルネームとm選手のサインおまけに今季はサッカーボールが描かれてる色紙を俺たちにみせた。で、嫁がサイン色紙の裏に気づいた。スタッフに見せるようにと書かれてある。思ったよりもやばいことになっている。推しがご立腹な可能性がある。俺たちは顔を見合わせたあと、とりあえずは本部っぽいところにいった。
とりあえず指揮を持って本部っぽい場所にいくと、スタッフがやってきて混乱していた。どういうことですか?と聞いてきたので、とりあえずあらましを伝えて父親が酔った際にいう戯言だと素直に告げた。サインのところから人が一人飛んできて、別室に通すように言われた。俺たちはパニックである。
しばらく待ってると、m選手がのんびりしたように多分お偉いさん連れてきた。
「お待たせしました〜」
俺は間近で見る推しに泣いた。妻は口を覆った。モニタリングかと思った。
で、俺はハッと気を取り直し、俺と父親の戯言を信じているのだと非礼を詫びた。m選手はのほほんしながら、「いやいや、気にしないでください」と言った。
「俺の旧姓も同じなんで、もしかして?って思ったんですよ」
は??
話を聞くと、m選手の苗字は幼い頃に離婚した母親の苗字らしい。で、父親側の苗字が俺たちと同じ苗字だと。父親側の連絡先を知らないため連絡できないまま過ごしていたらしい。俺はその言葉に、父親が実のところ若い頃に結婚して離婚した話を聞いたのを思い出した。
「えっ……」
「だから、あり得るっちゃああり得るんですよ。今まで父親側と連絡の取り方がわからなかったのでありがたいと言いますか……」
m選手はそう言って困ったように笑った。
「でも、俺が連絡すると貴方のお父上がよく思わないかもしれませんね」
「あ、いや、父親もm選手のファンなのでそんなことはないです」
即答だった。その言葉に推しは目を瞬いて、そっかーとちょっと嬉しそうに告げた。
「なんか安心した、嫌われてると思ってたから。いや他人かもだけど」
「お父上はこちらに?」
偉い人が聞いた。父親は警察官であるため仕事だといえば、推しが警察官かー!と言ってなんか喜んでた。
「いやー、そりゃあ正常な判断できるわ」
推しの発言に近くにいた偉い人が頭を叩いた。イテッという推しは可愛かった。正常な判断とは。
とりあえず父親を交えてまた会う約束をすることになり、俺たちは半分パニックになりながら、息子はめちゃくちゃ嬉しそうにしながら帰宅した。
父親に報告したら、は?と返された。夕飯のハンバーグ落としながら。冗談だと思ってた母親も他兄弟もびっくりしていた。
で、母親が改めて父親に話を聞いた。寡黙な父親も母親には弱い。
なんでも若い頃に結婚して子供がいた父親、母親が不倫したため離婚したらしい。相当頭に来ていたらしく養育費は払うが、親権は取らずにそのまま疎遠になったらしい。で、たまたまテレビをつけあらU17の試合で息子(と思われる人物)が活躍していたので活躍を集めるようになった、と。
えっ?やっぱり推しがお兄ちゃんなのか??と俺は半分パニックになりながら推しとの面会の日を待った。父も眠れてないみたいだった。
で、推しとの約束の日、父親と母親、嫁、俺、息子氏という面子で会いに行った。推しは確かチームの会長といた。手を振る推し、走り寄った息子を抱えてくるっと回った推しは可愛いかった。父親が歩みを止めたので、母親が背中を押してた。とりあえず推しと会長に俺と嫁が話すことにする。
とりあえず本当に父親っぽいこととか色々告げたら、推しが嬉しそうに父さーんと手を振った。父親はそれをみてさらに固まった。
「あ、馴れ馴れしいか……」
「いや別にいいと思います」
「敬語要らんよ弟だし」
嘘ついてたらどうするんだ、とは思った。とりあえず別室に通されてそこで難しい話もすることになった。養育費どれくらい払ってたとか聞いて推しが何かと照らし合わせてて俺は首を傾げた。
「何して……?」
「あー……あんまり気負わないで欲しいんだけど」
と推しは苦笑い。気負うってなに?と首を傾げる。
「俺に兄弟いるんだけど」
「知ってます」
「全員父親違うんですよね」
あっけらかんと推しがいった。俺たちは固まり、父だけがあのクソアマ……!とだけ絞り出すように告げた。
なんか、父と離婚後、不倫相手を捨ててまた結婚離婚を繰り返してるらしい。となりにいた会長が口を開く。
「問題はですね、あなたの支払われていた養育費がmに一銭も来てないんですよね」
「……は?」
「私たちが当時中学生くらいで新聞配達で働いていた苗字と会いまして。中学卒業後、ユースに通いながら当クラブで働いてもらってたんですよ」
その言葉に父親の顔が怒った。
「父さんだけじゃなくて、振り込みとか引き出しを見てたら他の父親達も同じなんですよね。とりあえず兄弟の親権はぶんどって誘拐犯にならないようには手配したんですけど、いい加減にして欲しいと言うか」
「えっ、推し中卒?」
「高卒認定はあとでとった。ぶっちゃけ中学もまともに行ってない。父さんに使い込まれてんよ!って報告しようと思っても連絡先しらんし、そもそも電話代はらってねーから電話使えんし、人並みの生活するにはまず働かんと!ってなってた。多分全員振り込みしてくれてるあたりまともなんよな。一番下以外は」
「えっ、mくんの下の兄弟っていくつ?」
「一番上が今年22、一番下が今年8」
category:鷹丸(gk.vt)