ネタ帳vol.3
2023ネタ帳82:鷹丸とクラマー組
01/14 17:38
「あれ?姉御じゃん、久しぶりー」
と見かけたその姿に挨拶してみる。は?と目を瞬いた彼女は一拍おいて、あーー!!と叫んだ。こちらにいた周りも姉御の周りにいた子もびっくりしているが。彼女は俺の近くにくるとブンブンと俺を揺すった。
「アンタねー!!生きてるならちょっとくらい顔出しなさいよ!!周りに心配かけんじゃないわよ!」
「ぐぇー、姉御三半規管やられる。サングラスとれる」
といっても自分が悪いので大人しくしていたら鈴木が寄ってきて口を開く。
「彼女?」
「彼ッ!?」
「違う違う、ちょっとだけ先輩。元女子日本代表。今確か女子サッカーのコーチしてだと思う」
と俺が言えば、鈴木がへぇ!とキラキラした目を向けた。こう言うところが可愛いのだ。向こうも向こうで、彼氏?と聞かれて「そんなわけないじゃない!」と向こうが告げる。
「コイツが彼氏とか怖すぎるわ!ただのタラシよ、コイツ!」
「ひでぇ〜」
そう言ってケラケラ笑う。視線を感じてそちらをみれば、確かアンダー代表にいた曽志崎ちゃんである。
「お、曽志崎ちゃんじゃん、楽しくサッカーやってるか?」
と、声をかけたらはわわとなってしまった。なんでだ。姉御に頭叩かれたけど。痛い。
「何やってんのよ、アンタ」
「いや、稲瀬さんコーチしてたから曽志崎ちゃん代表にいた頃遊びに行ったんだよ。なぁー?」
とほのぼの聞けば、黙って頷かれてしまった。梓が口を開く。
「女子サッカー部あるってことは結局人がいる高校かぁ」
「そうさなぁ、サッカーやりたい女子集めたら集まる気はするけど、まぁ女子もユースとか校外のチームでやること多いけど、あの周辺にはない」
「そうですよね、私も一応探しましたもん」
しょんぼりした梓にそうよなぁとうむうむする。女子サッカーやりたい子はそこで挫ける可能性もあるからどうにかしてあげたいが、俺も男子側の指導に時間を取られるのだ。
「苗字、アンタ今何してんの。見たところ歩けるみたいだけど」
「今リハビリがてらコイツらの面倒みてる」
「コイツら?」
「地元の高校。今年はPK戦の決勝で敗れたし、来年はインハイ出させる」
「何決定事項にしてんのよ」
「決定事項は決定事項。俺も指導者免許とったし、これで中から指示出せるってワケだ」
ふふん、と言えば、アンタ現役引退すんの?と真っ当なこと聞かれた。そりゃそうだ。
「いや、歩けなかったやつ雇うチームはねぇわな。今やっとコイツらとフルゲームできるくらいだから、もうちょっとレベルあげてトライアウト受けようと思って。そうだ姉御、今度練習試合してほしい。地元に女子サッカーチームないから女の子所属させてるんだけど、実戦経験詰ませたいんよな。男子のやつに出していいかって聞いたら無理って言われる。俺は出したい。まぁこっちは男子多いから危ないかもだけど」
そう言えば姉御は梓を見てふむと考える。
「気持ちはわかる。監督に相談してみるわ。アンタ連絡先は?」
「スマホぶっ壊れたから何もかも変わったんだった」
そう言ってスマホをだす。そのまま連絡先を交換してから帰るとする。
「アンタ男子の方にも顔出しなさいよ」
「んーー、もうちょいしたら顔出す」
=°
「曽志崎?どうしたの?」
「今の……」
「今の?」
「マンチェスターにいた苗字選手……」
「えっ!?」
==
「こんなこと言っちゃダメなんだけど」
そう苗字監督は男の子につげる。
「女子ってお前らが思うよりずっとめちゃくちゃ上手いから。ボールコントロールやばい人多い。なので、全員可愛いけど実力があるゴリラだと思うべし」
「苗字!!」
コーチが思い切り殴りにいく。元気に返事した男子高校生が「全員梓みたいなもんだな!」と告げて女の子に殴られていたが。深津監督が手加減するよりマシと言われた。
「あの野郎、やっぱりどの戦術も全部頭に入ってやがるな」
とは深津監督の言葉である。すぐにこっちのやりたい動きを把握しやがった、と悪態をついた監督は苗字選手をみた。
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「はい、じゃあお前らはストレッチしながらみみかせー」
と言いつつホワイトボードをだす。はーいと返事をした周りに俺は持ち運びができるそこまで大きくないホワイトボードをとりだした。
「今回の相手の戦術は普段よくあるやつと違ったよな?」
「それはなんかわかった!パスラインきるためにめっちゃ走った!」
「ポゼッションとは違いましたね」
「ポゼッションで有名なのはプロでいう東京vとその女子ベレーザ、高校なら東栄光と九乃木なんだけど、今回のはゲーゲンプレッシング。これは簡単にいうと走れる持久力がある選手が多いとできる戦術だな」
そう言ってボードに書き込みつつ、今回のチームの動きや褒めるべき点をあげていく。
「じゃあ今回みたいなチームの時、お前らはどう動くのが正解だと思う?今回は結構後半前に俺がヒント言ったけど、自分たちども考えてみ」
「パスライン断ち切りたい。縦のラインをどうにかしたい」
「他には?」
「この子は追いかけない方がいいのかなとは思ったよ」
「この子?」
「9番の子。9番追いかけたら10番の子にスペース開けちゃってるなとは思った。でもそっちを蔑ろにしたら9番にボールがいっちゃう気がしたよ」
「両方にボールが行かないようにする。その点、得点を取った時の良知のパスはいい位置だったと思う」
「あの時の俯瞰図はこう」
そう言いつつその時の俯瞰図をかく。ストレッチしながらここはこうでああでという学生にうむうむと頷いておいた。
「苗字アンタ何してんの?」
「復習してる。状況と感覚のすり合わせ」
やってきた姉御にそうつげる。復習ね、と繰り返した姉御に俺は口を開いた。
「すり合わせないと普通は状況と感覚が合わないやつが多いだろ?視野広げると経験積ませて凝り固まった考えにならないようにしたいんだよなぁ」
「アンタらしいわ。自分の試合でもしてたでしょ」
「うん、まぁね。俺に関してはよかったこと悪かったことフィードバックしないと次のステップに進まないから」
と、言えばやれやれされたが。
「まぁ、あとは感覚派と考える派、テンパる派の意見をすり合わせる場にもしてる。感覚派はなんとなくで行くけど、考える派はそれが理解できないから相互理解を進めてる」
「難しいことわかんね〜」
「馬鹿、なんでそうしようとしたかはなんとなくでいいからくちにしとけ〜、あまえんな〜」
「だってここいけると思った」
「なんでいけると思った?」
「なんとなく」
「お前はーここにいるー」
「うん」
「梓はー?前を向いてここにいるー。竹端はー、フォローのためにここにいる〜。多分角度からしてお前は二人とも見えてる」
「だから俺いけると思ったんかぁ」
と納得した鈴木にコイツ感覚派なんよなぁと言っといたが。
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「ゴールキーパーは、唯一前を見て全部が見れるポジションなんだよな。だから、機能してないところがあったら遠慮せず口出した方がいいと俺は思う」
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「あと一人欲しいですね」
と告げた高萩さんに、ああ確かになぁと思う。まぁ九乃木の鷲巣監督はそういうのは好まないだろうし(今も指導者ポジションにいるし)、うちの監督は膝を壊してプレーは多分しない。と、なるともう一人教員枠をと言われてもいないわけだ。と、思っていたら先程からスマホをみていた深津監督が口を開く。
「あと一人はもうすぐ到着する」
「先輩の知り合いの方ですか?」
「最近知り合った。懐っこい犬みたいな奴」
と言った深津監督に、まさか、と口端を引き攣らせる。
「深津さーん、お待たせでーす」
そう言って手をブンブン振りながらやってきたのはやっぱり苗字である。数人男女が一緒にいるようではあるが。サングラスをつけてマスクをつけていも声でわかる。現にうちの生徒の一部はざわついた。
「早かったな」
「今日俺の都合で午前練習だけなんですよね。さっきまでちょっとした会議……ハッ!?そちらは達海監督と同世代な高萩さんでは!!!あっちは元女子代表監督の鷲巣のとーちゃんじゃん!!」
犬である。ぶんぶんと手を振ったまわりに、鷲巣のとーちゃん、と繰り返す。
「苗字ー!!アンタね!!鷲巣監督のことなんつー呼び名で呼んでんのよ!!」
そう言って頭を叩く。いってーー!!と言った苗字は、しゃがんだが。周りが苗字……?とざわっとなる。鷲巣監督が驚いたように苗字をみた。
「誰かと思えば苗字か……?」
「そうです!久しぶり〜」
そう言ってマスクとサングラスを外した苗字に、周りがザワッとざわついた。高萩さんが驚いたように口を開く。
「えっ、苗字!?あの苗字選手!?」
「あの、が、どれかはわかりませんけど、多分俺です」
「お前、怪我はどうした?ひどい事故だったんだろう?」
「まー、ひどいかどうかはわかんないッス。事故の後は歩けなくなる可能性の方が高いって言われてたけど俺今歩いてるし。今やっと男子の高校生とフルゲームできるくらいにはなったところ。レベルだいぶ落ちたけどな」
と言った苗字に、鷲巣監督が口を開く。
「馬鹿野郎、プロの最下層はその年だ」
「それ磐田のじっちゃんにも言われた。次のトライアウトには参加するつもり。2部か3部リーグあたりで拾ってもらえんかなって」
そう言った苗字に深津監督が首をかしげる。
「お前コーチ業どうすんだ」
「定員割れが続いてる関係で学校自体が計画的に閉校になるらしいから。今年から新学年入ってこないんだよな。来年は完璧人数足りなくなるからどっかのユース連れて行くか何かしようとは思ってる」
「もったいないわね」
と言ってしまうのは仕方ない。何故なら去年の大会で関東の強豪校とpk戦で敗れているのだ。
「まぁ奇跡が起こったらちゃんとしてる後任は見つけてるし、俺も見に行くつもりはしてる」
「えっと、苗字はコーチしてるの?」
そう尋ねた高萩さんに苗字はあっけらかんと告げる。
「俺がリハビリに利用してるから向こうにも利用されてるだけ。Win-Winの関係ですね」
「何処だ?」
「神凪ってこと」
「去年の男子関東二位か」
「うん。今年はインハイとるから宜しくな」
そう言ってケラケラ笑った苗字に、また変なことを……となんとも言えなくなったが。
「注目しておくか」
「そうして欲しい。で、これなんの集まり?」
と首を傾げた苗字に、説明されてないんかい!っと深津監督をみる。
「先輩になんて聞いて?」
「サッカーできるとしか聞いてない。下手くそでもいいって言われた」
そう言って苗字はまわりをみた。
「お、ちらほら女子アンダー代表がいる。お、梶ちゃんと佃ちゃんだ。どこ校?」
「うちのだな」
「へぇ、梶ちゃん宛にスカウト動いてんの?」
「まだだな」
「他は?」
「うちもきかないかなぁ」
「女子のスカウト初動遅すぎ。あんだけ目立ってんなら唾つけとけよな。興蓮館の来栖さんとか得点王だろ」
「おや?知ってるのかい?」
「サッカーの試合とか情報は男女年齢関係なく見るようにしてるんで」
「どうして?」
「いつか一緒にサッカーするかもしれないだろ?おんなじ競技やってんだから」
あっけらかんと告げた苗字はバカだ。バカなのではあるが、それをしたい人も一定数いるのだとコイツはわかって言ってるのである。
「今別にクラブ属してないし何処の誰とやろうが怒られないしな」
ケラケラ笑った苗字にアンタ前もやってたの……?と尋ねる。おう!と言った苗字をまた叩いた。
「アホかー!!アンタよく違約金払わされなかったわね!?」
「いやー、運が良かったよな!」
そういう問題ではない。そんな会話をしていると後ろにいた数人苗字に英語で話しかけ、苗字もそれに対応する。
「そっちは?」
「気にしなくていいですよ、ただの連れ。このあと飯行こうってなってるだけ」
「予定あるじゃねーか」
「ボール蹴りたかったしオケオケ」
相変わらず緩い奴である。
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「梶ちゃん改めて久しぶり〜。活躍聞いてたんだよ。相変わらず頑張ってんなぁ。サッカー楽しい?」
そう言って笑いかければ、ハイッと眩しい笑顔を向けられた。その隣にいるのは興蓮館の来栖さんだろう。ハナちゃんタイプか?ぐぬぬとなんとも言えない顔をしている。
「そっちは興蓮館の来栖さんだろ?今年のインターハイの得点女王」
「えっ?」
「興蓮館短期で強くなったと思ったら指導者高萩さんに変わってたんだな。君戦術理解度高いし、フィジカルも高いしいい選手だなぁって思ってたんよな。こうやって話せて良かった。プロ入ったらなかなか話せないし」
うむうむと頷きながら言えば、ひたすら来栖さんが混乱していた。おーい、と声をかけても固まったままである。
「……苗字選手、まだ女子も見てくれてるんですね」
「みるみる。普通に見るよ。男女年齢国問わず見る。日本贔屓するけどな。田勢ちゃんにも言ったけど、お前らは変に背負わんでいいんだからな。競技人口増やすとかは大人が考えることなんだから。お前らはただ一戦一戦楽しめばいいの」
そう言って頭をぽんぽんする。はい、とはにかんだ二人に姉御の視線が痛い。
「おっとこの年だとセクハラ。悪い」
「いえ……」
「頑張ってこーぜー」
元気な返事をいただいた。そして田勢ちゃんを見て思い出す。
「あー!そういや思い出した、田勢ちゃんに話しがあったんだった」
「えっ」
「でも先に姉御とか深津さんか。姉御ー、深津さん、ちょっと後で時間欲しい。高萩さんも、とーちゃんも後で時間頂戴」
「なんの話よ」
「まぁいい話かどうかはそっちで判断してほしい話ー」
と言いつつ、周りにがんばろーなーとゆるく声をかける。
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「やっぱうめーなアイツ」
と告げた深津監督に頷く。苗字ナマエという人物は間違いなく日本のエースの一人だった。同い年の花森や持田と並び、男子の日本代表の価値を跳ね上げた存在と言ってもいい。その実かれはただのサッカー馬鹿であるし、サッカーと年の離れた兄弟を中心に生活が回っているとは誰の言葉だっただろうか。
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『ナマエ、僕も君の子育てに力を貸したいね』
『お前やったらキレられるの俺じゃん?』
と返したのは仕方ない。君のいう自己責任ってやつだよ、という彼にやれやれと息を吐く。
『怪我すんのは気をつけろよお前』
『はいはい』
そう言ってコートを脱いで友人に渡したアスターにやれやれ息を吐く。そのまま友人の肩を抱いたまま鷲巣監督に近づいた。
「とーちゃん、深津さん、コイツもやりたいって」
「コイツ?」
と言った鷲巣監督に、アスターはサングラスをずらした。それで理解したらしい鷲巣監督とは目を瞬いたが。
「ふむ、じゃあ次は布陣を変えるか。ウチのエース陣を向こうに送り、対面させたいところだな。お前らは何処に入るつもりだ?いつもの場所か?」
『アスター何処入る?いつもの場所?』
『いつもの場所でいいよ』
「いつもの場所でいいって。個人的に田勢ちゃん買ってるから田勢ちゃん入れて欲しい。あとはお任せ」
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アスターに大体どれくらいのスピードかをいう。いやこれ高萩さんと俺とアスターと姉御だからモニタリングみたくになってんだよな。
「ほい、今のいいコースなんだけど判断早くしていこうなー」
と言いつつパスを切ってアスターに渡す。
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勝った後である。とりあえず学生を好きにさせてから監督とコーチ陣に合流したら姉御にアンタ話があるっていってなかった?と尋ねてきた。サッカー楽しくて忘れかけていたそれである。
「あ、そうそう、それだ。田勢ちゃん借りたい」
「なんでよ」
「田勢ちゃん、うちの梓と仲良くしてくれてるだろ?ウチの学校閉校になる関係で次にプレーできる場所さがしてんだけど、
知り合いがこっちで男女両方でスクールとか育成したいっつっててさ、まぁそれに先だって合同練習したいらいんよな。それに参加してくれないかなって」
俺の言葉に姉御は訝しげに口を開く。
「アンタ、まさか引き抜く気?」
「ないない。引き抜くなら部活引退後。部活の後の話。女子サッカー陣の話聞いてたら、卒業後にサッカーできる場所が少ないってきいてたしな。そういう場所もつくりたいだろ。あと、練習試合ってなったら九乃木とか興蓮館とかにも声かけしたいんだけど、どういう手順踏むかわかんないからさ」
「今どうしてんのよ」
「顧問の先生がやってくれてる。まぁ俺学校に雇われてもないしな」
と言いつつ腕を組む。アスターは他と話しているが。それを見て鷲巣監督が何かさっしたらしい。
「何処かのクラブか?」
「古巣(ユナイテッド)です」
と、言えばこちらに視線が向いた。
「えっ?」
「俺が誘った。初っ端から海外の姉御はピンと来ないかもだけど、男子も女子もいちいちjfリーグ噛ませて海外連れてく意味はないだろ。国に海外の下部組織おいて直接そっちでもいいわけじゃん」
ただでさえあいつら結構俺に何処の国でもいいからいい選手いないかって声かけてくるし。まぁ顔が広いし俺の感覚はよく当たるので重宝されているのだろうが。
「その流れで日本女子リーグにチーム増やす話も表面に出てないだけで動いてる。男子は下部がないチームと提携取ろうと頑張ってるとこ」
「……男女ともにかなり評価が高けりゃ初っ端から海外、評価がそれなりに高くても日本リーグか」
「あとは、それ以外のやつもサッカーできるようにはしたいと思ってる。高校出たらできる場所少なくなるって聞いてたしな。スポンサーの話とかもちゃんとした」
「なんで?」
「なんでって、姉御、収穫あげるにも美味しい作物つくるにも土壌耕さないとだろ?俺の手が届く範囲で土壌整えるんだよ」
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category:鷹丸(gk.vt)