ハロハロ、みなさん。
只今の時刻は4時30分をすぎたところでございます。
大丈夫、ちゃんと選手登録したよ。うん。
え? それなら、今、何をしてるかって?
やるなら徹底的にっていうじゃん。
控えだった皆さんの腐れきった根性叩きのめ――修正し終わったとこです。
残念ながら、このチームの主導権は私が握りました。あはっ。
ちなみに、コーチ枠が余っていたので、ケイトを入れました。えへっ。
……「えへっ」とか、自分でやっておきながら気持ち悪いな……
ついでにみなさんへたり込んでます。
「おいおい、ナツ、俺らじゃないんだから……」
「たわけ者!」
ササの鳩尾にグーを入れる。
その隣にいたケイトは苦笑いした。
「その考え方が甘いんだよ、ササ。男子に出来ることは、私にできる。君達に要求することは、私に出来る。私に出来ることは、女子も出来る。"女子だから"なんて弱音を吐く奴なんて、ピッチには要らない!」
ケイトが、「まぁまぁ、落ち着けよ、ナツ」と言ったが私のイライラは収まらない。なんて軟弱なんだ! このチームの人達の神経は!
けどまぁ、鞭を打ち続けるのは好みじゃない。
ため息をついて、へたり込んでいる彼女たちを見る。
「強豪校も昔は強豪校じゃなかったんだよ。一度、優勝なり決勝なり勝ち進めば強くて素質がある奴らはそこの学校へ行き、自分もそのピッチに立つことを夢見る。だから、"強豪校"になっていく。けれど、素質のある人っていうのは強豪校にだけいるんじゃない」
「……?」
「さっきのメニューについてこれるって事はそれなりの素質があるってこと」
ふいっと顔を背けてそう言えば、「ツンデレ」と言う言葉を口にしたアズにボールを蹴ってやった。
なんか、視線を感じる……と思い、振り返ると女の子達に抱きつかれた。
「赤崎さん!」
「ちょ、私にはそんな趣味はない!」
「ナツちゃん……いや、師匠!」
「師匠!!」
「苦し、助け、」
ぎゅうぎゅうと押され、圧迫されていたのをシグマが慌てて解放してくれた。
ありがとう、シグマ。君は命の恩人だよ。
「明日は何処で試合なん?」
「隅田川スタジアム」
「はい?」
「ETUがかしてくれてるの」
「決勝でもないのに?」
「決勝トーナメントだよ」
「!!?」
「テレビくんのか?」
「ええ」
「!!!!」
どんまい、ナツ。
チームメイトに肩を叩かれた。
赤崎妹と、女子サッカー#2
(みんなにバレる!!)
36
SQUELCH!!