赤崎兄妹の、電話 






プルルル……ガチャッ!

「もしもし?」
[俺だ、俺]
「オレオレ詐欺ですね、わかります」
[ちげーよ! 遼だ、遼! 赤崎遼!]
「冗談だよー。遼兄」
[今日、女子サッカーしてたな]
「!!?見たの!? ……練習中だとふんでたのに……」
[なんか言ったか?]
「なんにもー。あれは助っ人だよ。ただの」
[……何でわかったんだよ、俺の聞きたいことが]
「だって、遼兄は基本的に私には無頓着だからね。普通のサッカーの試合がテレビに映ってても連絡こないし。連絡してくるって事は、聞きたいことがあるからくらいじゃん。忘れ物か」
[楽しかったか? 試合]
「まぁまぁね。けど、疲れた」
[すぐ体調崩すんだから無茶すんなよ、馬鹿。お前はハーフタイム出たらいいんだよ。昔っからフルで出ては体調崩してたくせに]
「う、返す言葉がない……」
[……今日はゆっくり寝ろよ――あー!! ――!?]
「なになに? 誰かきたの? 修羅場?」
[修羅場じゃねーよ! ……――赤崎が誰かに電話かけてやがる! ――ちょ、世良さん――彼女か? ――そんなわけないじゃないッスか。ナツッスよ。――俺も出る! ――じゃあな、ナツ、]
「はいはーい」

ブツン!



赤崎兄妹の、電話
(今日はもう寝よう……)


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SQUELCH!!